■あらすじ
油と真鍮の匂いがして、そのあとで、背中越しに歯車の噛み合う音がした。「次の鐘が鳴るまでは、まだ許しません」――時計塔の最上階では、私の身体も一秒ずつ進められていく。
十二年前、都築綸は祖父の形見の懐中時計を、畳むつもりでいた老舗の工房へ持ち込んだ。動かないその時計を耳に当てて綸が言ったのは、「まだ生きている音がします」の一言だけだった。当主の和久井匡はその日、店を閉める決断を取り下げている。十二年後、独立に失敗して行き場を失った綸のもとに、和久井から一通の契約書が届く。時計塔の塔守として最上階に住み込むこと。工房の設備と給金を与える代わりに、塔にいるあいだ綸は和久井の所有物として扱われること。歯車の唸る時計室で、綸は毎正時の点検のたびに拘束され、秒針の刻みに合わせて追い上げられる。次の鐘が鳴るまで達してはいけない――そう決められた夜が積み上がり、抗っていた身体が鐘の音を聞いただけで濡れるようになる。中に出されるのが当たり前になった頃、和久井は日付を数えながら綸を孕ませにかかる。やがて綸は、工房の帳簿の隅に、この十二年ぶん毎月自分の名前が書き足されていたことを知る。塔の鍵を渡された朝、綸は下りずに、自分から手首を差し出す。
十二年前、都築綸は祖父の形見の懐中時計を、畳むつもりでいた老舗の工房へ持ち込んだ。動かないその時計を耳に当てて綸が言ったのは、「まだ生きている音がします」の一言だけだった。当主の和久井匡はその日、店を閉める決断を取り下げている。十二年後、独立に失敗して行き場を失った綸のもとに、和久井から一通の契約書が届く。時計塔の塔守として最上階に住み込むこと。工房の設備と給金を与える代わりに、塔にいるあいだ綸は和久井の所有物として扱われること。歯車の唸る時計室で、綸は毎正時の点検のたびに拘束され、秒針の刻みに合わせて追い上げられる。次の鐘が鳴るまで達してはいけない――そう決められた夜が積み上がり、抗っていた身体が鐘の音を聞いただけで濡れるようになる。中に出されるのが当たり前になった頃、和久井は日付を数えながら綸を孕ませにかかる。やがて綸は、工房の帳簿の隅に、この十二年ぶん毎月自分の名前が書き足されていたことを知る。塔の鍵を渡された朝、綸は下りずに、自分から手首を差し出す。
■ジャンル
調教/主従/拘束/寸止め/中出し/孕ませ/執着/溺愛
■登場人物
■都築 綸(つづき りん/視点人物・ヒロイン)――30歳。独立に失敗した時計技師。機械にだけは誠実で、人に借りを作るのが苦手。時計塔の最上階に所有物として住まわされ、秒針に合わせて躾けられていく
■和久井 匡(わくい ただす/攻)――43歳。老舗時計商の当主で時計師。声を荒らげず、時間の使い方に一切の妥協がない。十二年前の綸の一言で店を畳むのをやめ、以来ずっと綸の居場所だけを追っていた
(登場人物は全員18歳以上の成人)
■和久井 匡(わくい ただす/攻)――43歳。老舗時計商の当主で時計師。声を荒らげず、時間の使い方に一切の妥協がない。十二年前の綸の一言で店を畳むのをやめ、以来ずっと綸の居場所だけを追っていた
(登場人物は全員18歳以上の成人)
■ページ数
全84ページ
■ご注意
・本作はR18(成人向け)作品です。18歳未満の方のご購入・閲覧はご遠慮ください。
・本作のサムネイルは、生成AIを使用して制作したものに
一部手作業の調整を加えています。
・登場人物・団体・場所はすべて架空のものであり、
実在のいかなる人物・団体・場所とも関係ありません。
・本作はフィクションであり、現実のいかなる強要・犯罪・監禁・迷惑行為も肯定するものではありません。登場する性行為はすべて成人(18歳以上)によるものです。
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一部手作業の調整を加えています。
・登場人物・団体・場所はすべて架空のものであり、
実在のいかなる人物・団体・場所とも関係ありません。
・本作はフィクションであり、現実のいかなる強要・犯罪・監禁・迷惑行為も肯定するものではありません。登場する性行為はすべて成人(18歳以上)によるものです。










