しろいへらじかさんのレビュー一覧

1話目ではまだ疑う余地の多かった未来人設定、でもこの2話目から徐々にそれが如実にかたちをもって表現されていく。その魅せ方がとても上手で、またマンガとしてシンプルにおもしろいです。
更に言えば、謎を深めるシーンなんかも登場して・・否が応でも興味をそそられると言うものですね。
個人的には、キャラクターの、特にヒロインの言葉選びにすごく気を使ってらっしゃるのを感じられて、そういう部分も好きです。

例えばよくあるタイムリープものとか、そういう科学的、あるいはファンタジー要素が目に見えて表現されるわけでもないからこそ、この1話目を読んだ時点ではまだ信じきれないような設定も多く、主人公の憶測通り、ちょっと危ない人なのかな?なんていう不安も払しょくしきれないんだけど・・そこまでが全部計算の上なんだろうなって言う演出がとても上手です。

腐女子の意味がちがうんだよなあー笑
でも、憧れとする人間文化というのが、いわゆるアキバ系なオタクものではないか?とやんわり示唆されている点に、実は遠からず本来の意味に近づいているのがまた興味深い。

また、「熟した肉のかおり」を人間でいうところの「フェロモン」として扱う視点もまたおもしろいですね。
そう言った部分からも、今度は何を見せてくれるんだろうって言う期待が高まります。

作品として、ゾンビの扱い方が圧倒的に他のそれとは大きく違う。
その設定が、シンプルにとても興味深いです。

特に、バイオレンス的な意味でグロいものなんかを扱うものが苦手な自分としては、きわめて平和的に会話をするゾンビさんたちの姿がすごく好印象。
ていうか、ただそれだけでもう顔がにやけるくらいおもしろい笑

主人公の行く末がとても気になる作品です。

5人姉妹を題材にした漫画っていうと、なんとなく言葉の響き的に華やかでキラキラしたものなんかを想像していたんだけど・・本作ではむしろ、ものすごく庶民っぽさを意識した、日常・・その中でも極めて現実に即した、包み隠すことのない「人間らしい女性」を基軸にしていると言う、その目の付け所がすごくおもしろいです。

あえてコンプレックスを描写するとか・・例に挙げるなら、足が臭いとかを設定するなんてのも、その代表格かな笑

でも、そういう肩ひじ張らない感じこそが、いつまでもずっと読んでいたくなる魅力のようにも感じました。

いわゆる、復讐ものとしてのダークな面を強調するような作品になるかと思ったら、むしろ魔族であっても家族を想う普通のニンゲンと言った面を強く押し出すような作風が、個人的にすごく好きな点です。
物語りとしても先が気になるだけでなく、単純に絵もすごく上手だし、ヒロインの子もすごくかわいい。とても興味をそそられました。

転生ものと言えば、やはりチート能力をもった主人公というのが一般的な設定と言えるでしょう。
ただ、本作ではそんなうまい話はなく、むしろ目の上のたんこぶともいうべき社長の方こそが、優れた能力をもって生まれ変わってると言うのがおもしろいところ。
とことんまでついてない主人公・・そんな彼が、どの様な形でこの先を超えていくのかとても楽しみです。

すごうでおじいちゃん・・マジかっけえ・・!
ひとつひとつの行動が、とにかく完璧で、素直に憧れる。

でも、それだけの存在が、色恋沙汰に通じるような場面では突然動揺してしまったり。これまでの風格が総崩れにもなるような、そんなギャップがまたひたすらにかわいい。

そういうわかりやすいキャラクターの造形であるとか、あるいはストーリーの組み立て方など、とてもおもしろい作品でした。

各エピソード、それぞれ家族のありようは違うけど、総じてエロい。ここが非常によくできた作品集だと感じます。

どちらにおいてもマンガとしての起承転結がしっかりとしていて、完成度がとても高いです。

えちさに関しても、文句のつけようもないくらいのシコリティのため、自分としては満足度マックスと思っています。

絵柄が合うと感じている方なら、買ってまず損のない内容ですよ。

個人的にNTRものもいけるくちであり、また露出ものも好みのため、商品説明にあるようなストーリーに強く反応してしまいました。

いいじゃん、めっちゃいいじゃんそれ!って笑

そう言った人間なので、いっそ作中にもそれっぽいものを、より明確に組み込んでもらえると、更に興奮度が増し増しになるかも、と思ってみたり。

ともあれ、イラストがすごく可愛い。
どのキャラクターも魅力的なので、これならいっそ、正常位以外の体位も見てみたくなりますね。それくらい、クオリティ高いものばかりでした。