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元華族で遊郭に売られてしまった桔梗と、元奉公人であり今は遊郭の楼主・輝政の恋物語。桔梗は華族の頃からプライドが高く、その頃から恋していた輝政についつれなくしてしまっていた。それが輝政を傷つけていたなどは知る由もなく。輝政もまた奉公の頃から桔梗を想っていた。遊郭に落ちた桔梗と再び出会い、その想いが忘れらず自らの手で桔梗の初菊を散らす。そして店には出さず桔梗を自分のところに囲ってしまう。桔梗は輝政の心意がわからず、囲われて暮らすもそこでも桔梗のプライドが邪魔をしていて。


桔梗と輝政の想いが通ずるまでの過程が切ないです。