絵の上手さ、そしてフェチ度は表紙やサンプル等で理解できると思いますのでここでは内容や表現の巧さについてレビューしたいと思います。
作者様の作品は以前に幾つか購入しましたが、ここまで私好みの一方的な腹責め作品は初めてです。ある程度の拮抗した展開も許さず、ただただ主人公のアイドルがプロの女子ボクサーにボディのみを嬲られます。
それだけなら普通の腹責め漫画と同じなんですが、この作品の非凡な部分は、『なぜ腹ばかり狙うのか』にきちんとした説明が付け加えられている点です。試合中、相手選手の心の独白によりその説明がなされますが、この設定が非常にリアルで素晴らしいです。
更に素晴らしい点として相手選手の『余裕』が挙げられます。ダウン寸前でゴングにより救われた主人公。それに対して相手選手は「もっとボディを殴ってあげる」というジェスチャーをしながらニヤリと笑います。このときの表情が素晴らしい。お前のことなんて相手として見ていない。ただの遊びなんだよという余裕、そして加虐心が見て取れます。そして、極めつけは相手選手が主人公に渾身の一撃をめり込ませたシーン。汗と吐瀉物にまみれたグローブを音を立てて引き抜く駒。その背景を埋め尽くす挑戦者の心の声は必見です。
その他の数々の素晴らしい表現は実際に購入してから読んでもらうとして、こうした細かく、そして丁寧な演出によってこの作品は『女子ボクシング・腹パンフェチの極致』と呼ぶにふさわしい作品になっています。
本当に、フェチ心をわかってらっしゃる作者様だと改めて感じました。
最後に、続編を匂わせる物語の締めでしたが是非とも期待したいです。
Thể loại do người đánh giá lựa chọn
3 người đã trả lời nó hữu ích