Danh sách đánh giá của クロボン

文章力に定評がある「夜のひつじ」様の人気シリーズの4作品目のタイトルとなります。
サークル様の作品の全体の傾向として、金銭などの物的なものではなく、精神的な意味でたらなくて、まずしい主人公とヒロインの関係性を描くことに関して、大変俊逸なものがあり、それがサークル様のコンセプトでもありますので、エロだけでなく、丁寧なシナリオ描写も楽しみたいというユーザーの方におすすめです。加えて、「夜のひつじ」作品にはこれらを踏まえた上で、少しコミカルな描写を加えて、ライトな方向に持っていく作品と、精神的にたらなくて、まずしい人たちの人生観について掘り下げていく作品との2パターンに分かれると筆者は考えていますが、所謂「ロリータシリーズ」は後者の代表である、と筆者は考えます。

ぶっちゃけて言いますと、筆者は前3作で「ロリータシリーズ」は完結したものだと考えていましたので、これ以上描写する内容があるのか?　と危惧していましたが、杞憂だったと思いました。
具体的には、前3作は精神的にたらなくて、まずしい人たちが抱えている、言葉にできない虚しさですとか、苦しみ、渇きなどについて焦点を当てている傾向にあったのですが、本作はそれらを踏まえた上で、じゃあ、そういう人たちはどうやって生きていけばいいのかという、一歩進んだ視点に重きを置いており、作品内でのこたえについても、比較的ストレートに描写されているので、サークル様の作品のファンの方でなくても、精神的な面で共感できれば、心動かされる作品となっていると思います。

レビュータイトルの「ご大切なもの、ありますか?」は、作品の序盤でヒロインが主人公に語りかけるセリフなのですが、このセリフの作品内での意味ですとか、メッセージ性に気付いていく過程の感動は、プレイしてみないと解らないと思いますので、興味を持たれた方は是非おすすめの1作です。

あせろらさんの作品と言えば、「射精させた上で、スキルで殴れ」といっても過言ではない戦闘バランスで、基本ヌくことに特化したエロRPGとなりますが、本作もその枠から外れることなく、「あせろらさんのゲームだなぁ」と言える作品になっていると思います。

個人的な感想なので、全ての作品にあてはまるとは言い難いとは思いますが、さぼてん時代からRPGとしてはB級で、低価格帯のエロゲーとして、評価していった方がよいと個人的には思います。なので、性癖や起用されている絵師さん、声優さんなどの好みに応じて購入を検討された方がよいとは思いますが、近年の作品の中ではエロゲーとしての実用性はもちろんのこと、RPG的な要素(防具による着せ替えなど)とエロゲー要素との連携が上手くとれており、高水準に纏まっているので、個人的には『淫乱勇者セフィのRPG』レベルの「アタリ」作品ではないかと考えます。

ADV要素が強い、基本マウスだけで操作できるRPGと言われると、名作同人ゲームである『プリンセスサクリファイス　供犠姫フィーナの冒険』が思い浮かぶ方も多いのではないかと思われますが、本作品も同作を強く意識しリスペクトした作品であると筆者は考えます。
一見、二番煎じ的な作品は、それだけでマイナス要素と捉えがちですが、今回のケースの場合、『フィーナの冒険』がそうであったように、かなり特殊なエンジンを用いて制作されていると考えられるので、ゲームデザインの特殊性を考慮するとかなり稀有な作品であると考えられます。そのため、ユーザー目線としては、めったにお目にかかれないとして価値があるのではないかと筆者は考えます。

ゲーム内容自体も結構特殊で、慣れるまでやや時間がかかりますが、ADVメインのRPGであることを念頭おいてプレイすれば、試行錯誤していく過程に楽しみをみつけられる作品になっていました。特に1週目は普通にレべリングした場合、主人公が獲得できるスキルに限度があるデザインとなっているのですが、プレイヤーのスキルの獲得の仕方しだいでADVシーンの内容がかなり変化する(強敵との戦いが有利になる、交渉事が上手く進む)など試行錯誤できるので、そこに楽しみを見出せるユーザーの方には、かなりおすすめできる作品になっていると思います。

サークル「えのきっぷ」さんの作品としては、珍しく?　和風モノの短編となります。
えのきっぷ作品と言えば、腹パンをはじめとするリョナい描写が丁寧に仕込んであることで有名ですが、本作もその期待に違わず、そのような性癖をお持ちのプレイヤーの方々におすすめの作品となっていました。本作の場合は、そこに和風ファンタジーものとしてのHENTAI的な要素を反映したかたちで、過去作をプレイされた方でも新鮮な気持ちでプレイできるのではないかと思います。

前作との比較になりますが、本作もADVメインのRPGですが、周回前提の難易度ではないことや、やや複雑だったフラグ管理をしなくてもよいことなど、ゲーム全体のデザインとしては易しめになっていると感じました。筆者は途中、何回はさまれるミニゲームで数回ゲームオーバーになりましたが、それでも2時間ほどあればエンディングまでたどり着けることや、そもそもゲームの難易度を下げる救済処置があるなど、ユーザーフレンドリーな内容になっていると思うので、時間があまりとれない方や、前作がやや難しく感じた方にもおすすめのゲームになっていると考えます。

最後に、前作の反省?　なのか、本作は処女のキャラクターが登場しますので、前作で処女がいないじゃないか!　と嘆いた方も購入を一考してみてはと思います。

知人から勧められてプレイしてみての感想ですが、かなり完成度が高いRPGで、もっと支持されてもよいのではないか?　と感じる程です。
基本的なゲームの内容は、RPGツクールvxaceをベースにしているので、戦闘はシンボルエンカウント式のターン制のバトルとシンプルなもので、マップなどについても同様です。しかし、そのシンプルな内容の作りが半端なく、緻密に作られており、完成度の高い内容になっていると感じました。
第一の特徴としては、ゲームデザイン面で、シンプルながらも『世○樹の迷宮』シリーズを彷彿させるような、成長システムや、初代『ダー○ソウル』のような、緻密かつ探索に面白さを感じさせるマップデザインとが合わさって、文句なしに面白いです。また、これらのシリーズに共通している「まっとうにRPGをしているがゆえの面倒くささ」を感じさせないデザインとなっていますので、じっくり腰を据えてPRGをしたい方だけではなく、サクッとプレイしたい方にもおすすめです(知人に事情を伺ったところ、元々本サークル様は、フリーゲーム界隈の方なので、バランス感覚が俊逸なのだろう、とのことです)。
第二の特徴としては、キャラクターデザインや音楽、シナリオがオリジナルのものであることで、それらが揃っているため、世界観構成に成功していると感じました。特に音楽についてはアドバンテージが大きく、同人ゲームやフリーゲームでよくある「有名どころの素材を使っているので、他のゲームと重複している」ことがないところがとても好印象に感じました。
最後になりますが、個人によっては不快とも取れる部分をカットしている(できる)のも素晴らしいと思います。具体的には主人公=プレイヤーなので、基本的にヒロインたちに焦点を当てた内容になっている(主人公が出しゃばらない)こと、性癖として「男の娘」が出てくるシーンを飛ばせることなどです。

『田舎生活サバイバルRPG～そのひぐらし～ 』などをプレイした方ならばご存知かと思いますが、スカトロ描写をここまで丁寧に(効果音など細やかなところまでこだわっています)熱を持って描写されたRPGもそうそうない、というか唯一無二などではないかと思われる、crotch さんの最新作です。
過去作と同様にADV要素の強いRPGなのですが、本作はよりADV方向に舵を切っており、牧○物語的な要素が追加され、それを軸にゲームデザインが見直されており、過去作をプレイされた方でも新鮮な気持ちでプレイできると思います。具体的には、空腹・水分・尿意・便意・状態異常などやや煩雑気味だった、サバゲー要素がシンプルかつ易しめになり、突然のゲームオーバーを迎えてしまうようなことは少なくなりました。が、だからといって緊張感が薄れた訳でもなく、農作業などの追加要素との兼ね合いを考えての調整程度ですので、序盤のリソースが少ない段階でのゲーム進行は過去作同様、中々の緊張感を伴っており、良いゲームデザインになっていると思います。
過去作が現代モノだったのに対して、本作はファンタジーと色々な挑戦をされているところも好感触です。また、ゲーム全体としても、フィールド上の描写がより丁寧かつ緻密になっていたり、体感ですがHシーンが多めに設定されていたりなど、よりRPGとしてのクオリティも向上していると筆者は感じましたので、怖い物見たさだけでなく、単純にADV色が強い、18禁RPGとしてもおすすめです。
最後にcrotch さんの作品全体に言えることですが、糞尿まみれの本編に反して、基本的に爽やかな後読感で、何より、「食べて、飲んで、出して」をここまで讃歌している作品はそうそうないので、当たり前のことの素晴らしさを、このゲームを通じて感じてみては、と思います。

昭和なノリのゲームを作れば、絵柄・文章・音楽・雰囲気・ゲーム性、全てにおいて最高のクオリティを誇る、銘菓!エンゼルまんじゅうさんの最新作です。
他のユーザー様のレビューでも挙がっていましたが、元々過去作も含め、単純にゲームとしての質が良好で、緻密に作られていますので、筆者的にはもっとプレイヤーの数が伸びてもいいんじゃないか?　と毎度のように思います。
一応、プレイヤーを選ぶ要素としては、「昭和なノリが完璧過ぎる」が故に、少し寒く感じてしまう方もいらっしゃるのかな?　とは思いますが、筆者のようなレトロなゲームやアニメが好きな者にとっては、逆に、それがたまらなく良く、ドストライクな内容になっていると思いますので、是非ともおすすめです。
また、先ほども述べましたが、ゲームとしての質は、同人ゲームの中でも屈指のハイクオリティで、長く遊べる作品になっていると思いますので、昭和なノリを知らない、詳しくないプレイヤーの方にも、単純に良質なRPGとしておすすめです。
最後に、本作は一応、ゴシックホラーが題材となっていますが、大まかな内容はいつもの、銘菓!エンゼルまんじゅうさんの作品ですので、基本的には気楽に、時には熱い展開を期待してプレイできる作品になっていると思います。

本編の内容のレビューについては、筆者やそれ以外にも大勢のユーザー様のレビューが投稿されていますので、そちらに筆を譲るとして、こちらの有料パッチについてのレビューです。
結論から言うと本ゲームの「密着モード」なるシステムの内容を大幅に改善および内容の追加を行ったものです。
本編を一通りクリアした方ならば、ご存じと思いますが、ダンジョン攻略中に「密着モード」に移行(口上やヒロインの反応のバリエーションが少なかったのと、ステUPのための条件確認がモード中できなかったため、あまりうれしくない仕様でした)→ヒロインが発情し、ほぼ町に強制送還→夜のお誘いをするという、本ゲーム特有のストレスフルな流れがかなり緩和・改善されており、より快適に本編をプレイするためには必須といってもよいのではないかと思います。

加えて、有料パッチ(100円ちょっとですが)となっているだけあって、内容もかなり豪華で、増加した口上の内容が凄まじく多い、立ち絵の差分が増えた、ヒロインの反応が大幅に増えた、角が立つ内容についての回答が追加された(シナリオ上強制だった凌辱・悪堕ちについてのフォローです)、2週目機能が追加されたなど至れり尽くせりな内容となっていますので、本編のファンの方には勿論、これから新しくゲームを始めたいという方にもおすすめと考えます。

ゲームデザインとしては、とても平易なRPGで、難易度もまず敗北しないレベルに調整されています(ネタバレ?　ですが、敗北によって観られるHシーンは無いので、まざと負ける必要性もありません)ので、CG集にRPG要素がオマケとして入っている程度の認識でよいかと思います。なお、各Hシーンの観るためのヒントも作中でしっかりと明記されていますので、特に迷うことなく、シーンを回収していくことができると思います。プレイ時間はダブルヒロインであることを込みでも1時間強くらいでしたので、気軽にプレイできると感じました。
世界観構成としては、漫画『遊☆○☆王』ないしOCGのモンスター(キャラ)のみを抽出してきたかたちですので、原作要素はあまり拾っていません。例としては、「黒・魔・導・爆・裂・破」という単語も出てきませんし、道中で出会うモンスターも原作ネタから拾ってきたものではないので、原作要素はかなり薄めな感じでした。これについては、メリットとして捉えることもできるので、ユーザー様の好みに合わせていただければと思います。一応、BMGのキャラは原作の「マナ」を参照したのかな?　と筆者は思いました。
BMGのエロCG集としては特に問題なく、良好な出来になっていたと思いますので、少しレアな和姦のBMGネタを堪能したい方は是非、という作品に仕上がっていると考えます。

ネット界隈で話題となっていたので、プレイしてみての感想です。
まず、ゲームデザインの概要としては、ハクスラRPG+BF+ADVを1作品にまとめた内容となっていますので、想像以上に大規模なゲームとなっています。プレイ時間も大体30～40時間想定となっていると思います。
筆者の所感としては、上記のような独特のゲームデザインのため、所謂「ゲーマーのためのゲーム」であるとともに、同人18禁RPGとしては珍しく?　エロシーンまでの道程が長い(目的の女の子をすぐに攻略はできず、基本ストーリーに沿って解禁されていくかたちです)ので、ある程度ゲーム慣れしていて、かつそれなりに時間を割けるユーザー様におすすめの作品と感じました。
キャラデザについては、可愛らしい絵柄で、統一感もあるので、サンプルCGで好みが合えば、問題ないかと思います。また、世界観上、ハイ/ダークファンタジーを基調しているためか、キャラ同士の掛け合いは基本コミカルですが、ヒロインに「腹に一物を抱えている」キャラが多く、意外性があり、プレイヤーを飽きさせない工夫が為されていると感じました。加えて、筆者の個人的な感想としては、基本的に昨今のゲームやアニメが属性的に淡泊なキャラを推す方向に向かっているのに対し、本作は2000年代初頭の作品のような属性を盛りに盛ったようなキャラが大量に登場します(一例として、ロリ・巨乳・シスター・姉・幼なじみ・腹黒etc…みたいなキャラが序盤から出ます)ので、少しレトロな雰囲気が大変よろしかったと思います。
他、演出面についても、立ち絵の目パチ・口パクが搭載されているなど、かなり高水準のレベルでまとまっていると感じました。

長くなりましたが、総評としては、間違いなく「大作」として仕上がっており、クオリティも高水準の作品です。時間的に余裕のある方は是非プレイされてみてはと思います。