キジトラ的鑒賞一覽

強くてニューゲームがあり、イベントの攻略順序が比較的自由で、取り返しのつかない要素もないため、
良い意味でカジュアル、ユーザーフレンドリーなゲームだと思います。

マルチエンディングに関しても、クリア後にエンディングを選択する方式なので、
エンディングの条件を満たしていれば、1周するだけでもコンプリートが可能です。
文章をスキップしながらダラダラと何周もしたり、セーブ&ロードを繰り返したりしなくて済むので、めちゃ楽です。

ただ、良いところの裏返しみたいな部分もいくつかありまして……。
いわゆるフリーシナリオ系にありがちな若干大味なゲームバランスとか、
攻略対象キャラは多いけれど個別エンドがないキャラがいたりとか、
性能強化という設定を忠実に再現しているが故に、ほとんど壁役としてしか機能しない主人公とか(笑)。

あとは……そうですね、自分はエンディングNo.6 が好きです。

販売直後に購入したのですが、そのときはパラメータが上がらない等のバグが多く見受けられたので、
いったんプレイを中断、アップデートにより安定したと思われる現段階で改めてプレイしました。

ゲームシステムは、色んな学園ものゲームの要素を混ぜ合わせたような感じで、まったりのんびりプレイできる反面、
メイン・サブ共にキャラ攻略にはそれなりに時間がかかります。

まず、本作のメインキャラ(それぞれエンディングが用意されています)には、
プレイヤーキャラのパラメータ3種『知力』『運動力』『魅力』それぞれに関係したイベントがあるため、
これらをまんべんなく上げるプレイスタイルが必要となります(イベントを一通り発生させないと告白できない)。

さらに、メインもサブもイベントを発生させるための条件として、
話しかける場所や当人以外のキャライベントが関係してくる場合もあり、少々ややこしいです(ヒントはあります)。

以上のように若干人を選ぶところが見受けられるものの、エロ・非エロ問わずイベントそのものの出来は良いと思います。
ヒロインに一見そうは見えないのに経験済みだったり彼氏持ちだったりするのがいたり、
級友・先輩・後輩の各男性キャラそれぞれ主人公への接し方が違っていたりで、結構リアル志向です。
そして、各キャラクターの設定・背景が全体的にしみじみとさせるものが多いのも、自分的にはポイントが高い。

告白前後をカバーする丁寧なイベント進行は、往年の恋愛ゲームを思い起こさせる良いものでした。
また、それらにつきものだった時間制限やら複雑なフラグ立てやらに奔走しなければならないということもないので、
現代向けに上手くアレンジされている優れた作品であると言えるでしょう。

調教ゲー。セールされているときに買いました。

2人いる姫を期日まで調教するのですが、
このゲーム、パラメータの管理は比較的楽な代わりに、イベントのフラグを立てるのがやや難しくて、
調教ばかりしているとイベントが発生せず、異なるエンディングを見ることができません。

しかし、エンディング自体は短いながらも数が豊富(少なくとも30はあります)で、
調教対象ではないサブヒロインにもエンディングが用意されているのが良かったです。

原作を視聴した大抵の人が想像したであろう内容がここに…!

当時は羨望のまなざしで見ていましたが、
実際マンガとして描かれると「あっ、これ忙しいわ……」って思いました。

4人と順番にするんだろうなーと予想していましたが、最後に意外な方が出てきて面白かったです。
欲を言えば、複数のシーンがほしかったかも?(でも、それだと「通い夫」というコンセプトから逸脱するな…)

この世には、ハーレムものの皮を被った純愛モドキが少なからず存在します。
そう、結末で誰か一人を選んでゴールインする、実質的なメインヒロインが存在する、あれです。

なので、ハーレムものと銘打っているものって、いざ読んでみると途中から微妙な感じになることが多いんですよね。
自分があまり関心のないタイプのヒロインに熱を上げる主人公に感情移入なんてできませんし、
お気に入りのヒロインを差し置いて優先されるメインヒロインのシーンなんて半分読み飛ばしてしまいます。

その点、これは大丈夫、というかすごく良かったです。
まあ表紙の二人、真矢と理子両氏の出番は多めですけど、ストーリーを進行する上で必要な、納得できる範囲の扱いです。
各ヒロインの濡れ場を順々にしっかり描き、最後は複数プレイで締めくくり、特定の誰かを選ぶこともない……。
ハーレムものとはこのようにあるべきだと思います。

メッセージがスキップ可能、かつ選択肢を選ぶだけのシンプルなシステムなので、リトライがとても容易です。

何が言いたいかというと、このゲーム、誘惑に耐えなくてもまったく問題ないんですね。
むしろ、Hシーンを見たいなら誘惑に耐えてはいけません。
汐里先輩のHシーンは本当にありません。
ですから、臆せずガンガン誘惑に屈しましょう。

バッドエンドは後味が悪い?大丈夫です。先輩と気まずくなる程度です。なんなら、純愛(?)っぽいのもあります。
しかも、特殊な条件下で発生するバッドエンドもあり、なかなか芸が細かいです。

つまり、これはバッドエンドゲーなんですね。

ROBFシリーズの第2作目。
外伝なので前作をプレイしていなくてもプレイに支障はありませんが、
次作の完結編EOYで前作と本作の諸々が関係してくるので、シリーズを通してプレイするのがおすすめです。

どちらかといえばフリークエスト的だった前作と比べ、本作はストーリー主導型といっていいほどに、
がっつりイベント進行が用意されているので、その点は人によりけりかもしれませんね。

後々のことを思うに、ターサは人気が出なかったのだろうか……。
まあ、かく言う自分は魔剣三姉妹の方が好きでしたけどw

ver3.0アップデート後に購入、プレイしました。

いわゆる箱庭内政型の経営シミュレーションで、
リソースと人材を管理しながら、施設を建築、各パラメータを要求されている値まで上げて、
信徒(人口)を増やし、随時発生するカードバトル(デッキ構築型)に勝利することでストーリーを進めていきます。

カードバトルについてですが、
事前準備が必須なバランスで、後半になるほど相手に合わせたデッキ構成、それなりの運が要求されると思います。
ただ、ある程度は省略できたり、敗北した場合にヒントをくれたりするのが救いです。

上述したように、カードバトルが意外ときびしい本作ですが、経営シミュレーションの方は余裕があり、
状況に応じて陳情を処理し、ミッションを達成すればリソースに困ることはあまりないはず。
また、ハイスコアを更新するごとに獲得できるSP(強化項目のアンロックに必要)は、
次周のプレイに持ち越せるので、もし詰む事態になっても、その周のプレイが無駄になりにくい仕様になっています。

自分は経営シミュレーションがあまり得意ではなく、
管理する項目(大抵は人)が多くなると投げ出したくなるのですが、
このゲームは人材である『使徒』の名前が変更可能です。
そのおかげで、人数が増えて管理が大変になっても、
名前を『～係』とかにして、どの役割を担当させるのか瞬時に判断できます。素晴らしい。

ヒロインの数が多く、娼婦にしたり、部下とくっつけたり、とHシーンの幅があるのも良いところです。
総じて、エロ要素のある経営シミュレーションゲームとして申し分のないデキだと感じました。

実質的なゲーム内容はADV+カードバトルだと思います。
なぜなら、仲間の強化や装備の購入など、
本作のSLG的要素は、ほとんどカードバトルのためにあるといっても過言ではないからです。

このカードバトル、三すくみと数字の大小を軸に、バフ・デバフやコンボ等の要素を加えたやりがいのあるものなので、
人によってはストーリーやエロ要素そっちのけでハマれることでしょう。苦手な方でも完全スルー可能なので安心です。

そして、ストーリーについてですが、若干ご都合主義に感じられる展開はあるものの、
基本的には硬派でシリアスなので、そこは良かったのです、が……。
いわゆる共通パートが多く分岐が後半までない、いかにも分岐に影響しそうな『忍びの心得』が実は影響しないなど、
気になるところもあり、とりわけ選択肢で数値が加算される『忍びの心得』が無意味であることは残念でした。
ただ、好感度・信頼度の確認が随時できるので、その点はありがたかったです。

また、BGMやSE、主題歌など音楽関係が雰囲気にマッチしており、大いに盛り上げてくれます。

熱いバトルものが好きな人、NINJAが好きな人、カードバトルしたい人にオススメです。

群がるクリーチャー共を撃ちまくるFPS。
仲間が丸のみされたり押し倒されたりするのを防いだり、
エッチでダメージを回復させたりしながらステージクリアを目指します。

このゲームをプレイ中にPCのファンが唸っているあたり、
実際には動作環境より高いマシンスペックが推奨されるかもしれません(当方の環境ゆえかもしれませんが……)。
なんにせよ、体験版はやった方が良いです。

それはさておき、ゲーム自体はよく出来ていて、
プレイヤーキャラのスキルセットや、親密度上昇に伴う仲間の強化などの成長・ビルド要素があります。
ここで使用されるポイントは戦闘終了後に入手(失敗でももらえる)できるのですが、
ポイントだけでスキルの購入、プレゼントの購入(親密度上げ)など一通り賄えるので、お手軽です。

ちゃんとしたつくりのFPSでありながら、異種姦・和姦・NTR等のエロ要素を備えた優れた作品だと思います。