Saul Goodman的鑒賞一覽

捨てられた村に辿り着きようやくポートガと名乗る箱の男に出会ったカイト。
しかし箱の男から既にポートガは解散しているという話を聞き、
今までの苦労が水の泡になってしまった。
ポートガが存在しないなら自分が祖母を守るしかないと気持ちを切り替えるカイト。
あまり悩まずに思った事を直ぐに行動に移すところは彼の利点だと思います。

そして傭兵の村ベイモウでは、カイトの行方を捜す修羅の副長クロスが傭兵団セビジに迫る。

ラビが男の意地に掛けて姉のコニーに戦いを挑む第9巻。
ラビを溺愛するが故に蘇生の腕輪で成長阻害を目論むコニー。
ラビの安全を守るためなのですが、今まで幾多の障害を乗り越えてダンジョンを踏破してきたラビは、
コニーが思っている以上に精神的に成長しているようです。
ラビを助けるために奔走するフィロが不器用ながらもとても可愛かった。
無尽蔵のマナを持つ強者のコニーにラビはどう立ち向かうのか。
ラストでそのヒントのようなものが描かれました。
ラビは無意識の内にコニーの心を虜にしているのかも。

本編はお色気成分薄めですが、その分は番外編で描かれているので良かった。

今作の主人公は謎の行商人の男。
秘薬を作る材料を調達するため、屈強な力を持つガーゴイルの居城に向かうことになるのだが…

行商人をガーゴイルの城まで案内する魔法剣士のエリオット。
宿屋の娘のリシェルが行商人に憧れている様子を見て嫉妬しているようで、
彼を罠に嵌めようとします。
飄々として掴みどころのない性格の行商人ですが、
悪を許さぬ心は持っているようで、秘薬を使った戦いぶりが面白かった。

交通事故に遭い精子を彷徨う主人公の男。
パラレルワールドで一年間誰にも告白しなければ現実世界に戻してやると言われ、
異世界に転生することにする。
その世界は何もかもが現実世界と少し異なっているのだが、
主人公は案外異世界生活も悪くないと思い始め…

敢えて茨の道を選んだ主人公。異世界の居心地の良さよりも彼女への想いを優先したようです。
チョットほろ苦いラストシーンで印象に残りました。

キツい言葉、そして高圧的な態度で男子を虐めていた女子。
しかし自分がイジメられている様子を男子が隠し撮りしていた事が発覚。
弱みを握られた女子は動画を世間に広められたくなければ言う通りにしろと、
男子の言いなりになってしまうのでした。

サークル名の通り、女子が男子に睨まれながらエッチに耽る様子が描かれています。
トラック1での女子の態度がかなり強気な為、その後の堕ちっぷりのギャップが凄くてある意味胸の空く展開だと思います。
聴きどころとしてはいじめっ子女子がいじめられっ子男子に性的に堕とされる逆転展開なのですが、
トラック1の女子のイジメっぷりもM属性の私にはとても美味しかった。
強気な女性が堕とされるというのがサークルさんのコンセプトみたいで、
これからも期待したいです。

夫と共に起業して働く人妻の夢美が取引先に多大な損害を与えてしまい、
謝罪に訪れるのだが、取引先の男は謝罪を受け入れず夢美の弱みを握り性的な行為を要求するのだった。

寝取りモノとしては定番のシチュエーションで安心感あり。
夫への罪悪感を持ちながらも男の要求に甘い声を漏らしながら応じる夢美の様子を見ていると
隠し切れないマゾ性癖を感じます。
男の家に呼び出されて裸で家事をしろという命令にも息を荒げて興奮してしまう夢美。
トラック1が導入、トラックで完堕ち、そして最終トラックは背徳的な裏切りと、夢美が黒く染まっていく過程にゾクゾクします。
STELLAさんのハスキーボイスがセクシーですごく良かった。

通称“捨てられた村”に辿り着いたカイトとエルフ。
そこで出会った箱を被った男は、自分がポートガだとカイトに告げる。
現在ポートガは団員たちが抜けてしまい、箱の男一人だけだと知ったカイトは、
祖母を助けるために協力してもらえないと知り落ち込むのだった。

ポートガを名乗る箱の男の掴みどころのないキャラクターが謎めいています。
果たして強いのか弱いのかも分かりません。
そして傭兵団セビジのところにカイトの行方を捜す修羅が迫る。
セビジと修羅の間で一波乱ありそうです。

刑事の立浪は香川室長を尾行し、彼の隠し子の存在に気づく。
香川は隠し子の事を妻に知られたくない為、素行の悪い山本という部下を役職に就かせたり、
山本に防犯カメラの映像を加工するように指示したようです。
そして香川の弱みを握っているのはおそらく…

立浪は親友の赤地が犯人でないことを祈っているようだが、
ここは心を鬼にして赤地に立ち向かって欲しい。
更なる犠牲者を増やさない為にも。

刑事の虎丸は真野に忠告します。真実を追求する決意は間違ってはいないが、
今の幸せも大切にしろと。
真野が過去の事件の真相に近づくことによって、科捜研の仲間たちが危険に晒される事を虎丸は言っているのだと思います。
しかし真野は、自分はずっとあの事件に囚われており、
幸せや未来は自分を救ってくれないと言います。
真野が笑顔を取り戻すには、壇浩輝を始め警察の上層部との対決は不可避のように思えます。

彼氏に三股を掛けられたりして男運が無い今作のヒロイン、ミドリ。
新しく隣に引っ越してきた立花という男性の優しい言葉に癒されるのだが、
立花には隠された裏の顔があるのだった。

これはSFのジャンルと言っていいかもしれません。
立花は異能の力で女癖の悪いミドリの元カレに制裁を加えました。
優しいと思っていた立花もまた一癖ありそうな人物で、
ミドリの男運の悪さは改善されそうにありません。