花寄さんのレビュー一覧

作家さんと作品を知った頃、同人誌はもう売り切れてしまっていて、もう読めないのか…と落ち込んだ記憶があります。
それが電子版で販売してくださっていたと今頃知り、大喜びで購入させて頂きました。有り難い限りです。

龍の閃さんは、堅気とは思えない強面と主の如き風格を持つ、なんだかとっても格好良いお方。年上の落ち着き払った雰囲気に満ちてますが、滅茶苦茶御長寿だったりするんでしょうか。
手足の無い蛇のような身体を自在に操り、スケベ時は抱き枕のようにしがみつかせつつ全身に巻きついたり、その後再会した時はそれこそ蛇のようにくるくる巻きついたりしてくれて大変良きです。
ちょっとお父さんみたいなところがあって、自分に懐いてくれている人間の栄一君に警戒心を持つように煽ったりするんですが、彼の信頼100%のほにゃっとさにだいぶ複雑そうな表情をしたりしてなんとも可愛らしい。
ちなみに栄一君を乗せて飛ぶシーンがあるのですが、脳内で某昔話OPが流れてテンション上がっちゃいました。羨ましい。

本当に拝読出来て嬉しいの極みです。
全然物騒じゃない微笑ましいお話なので、安心してお読み頂けるのではないかと。人型化しない人外さんがお好きな方には特におすすめ。

素敵だなと思った点が大きく分けて二つあります。
一つは、先輩の真性鉄仮面ぶり。仄かな表情変化は見られるものの、想いを寄せる牧野ちゃんが汚喘ぎした時でさえ少しも赤面しない強すぎる顔(?)。その分長い睫毛と反応をつぶさに観察する眼が際立ちます。
もう一つは、細やかなクンニ描写。先輩の唾液を纏った舌、ナカを蹂躙する動き、ドスケベな水音。顔を真っ赤にして乱れる彼女を、無表情で反応を見ながらちろちろにゅぽにゅぽしてる姿がとても良かったです。

蒸し暑くなってきたこの季節にぴったりな、涼やかな癒しを耳に届けてくれるASMR作品。
子子さんを演じるたまこさんの穏やかで甘やかなお声が魅力的でありながら、あまり喋りかけ過ぎない配慮が心地良い。話の内容も干渉し過ぎず、丁度良いコミュニケーションでした。
スッと終わる点は個人的に寂しく感じてしまいましたが、配慮であることはしっかり伝わってきます。少し好みが分かれるでしょうが、作品全体の癒される空気感を壊すことは無く、さらっとした癒しとして完成されていると思います。特に夏おすすめしたい作品です。

ジャケットイラストのミステリアスで格好良い雰囲気を初手早口でブチ壊していくところ、だいぶ好きです。一方的に気にしていただけでほぼほぼ初対面のヒロインの頭に顎を乗せて休むという図々しいところも好きですね。研究以外下心無さすぎる。
ところでプレゼン中機材トラブルを10分間歌うことで凌いだエピソード、強すぎて滅茶苦茶気になります。特典に入れてほしかった………!!

最初はあっけらかんとしてヒロインを振り回していた一さんが、彼女に対する未知なる感情に振り回されあたふたしていくのが楽しかったです。
演じられた大川隼汰さん、一さんのような役柄を演じてみたかったとのことですが、テンション感は大体同じだったので演じるべくして演じたという印象です。面白かった!

休日出勤残業付き16日目とかいう地獄で死にかけてたら、知らない内に監視盗聴ストーカーしてきていたハイスペック美声美形に玉の輿に乗せられてバブらされるお話。
悠馬さんはヤンデレというか…病的な異常者であることに変わりはないんですが…サイコパスみが強いなと感じました。一般常識を併せ持ちつつ思考言動がナチュラルにおかしい。本当に宇宙人みたいな人です。
とはいえいきなり突き飛ばされても(いきなり彼がキスしたせいなんですけど)逆ギレしたりもせず、情緒は意外と安定している優しい殿方に生活の保証と愛情をもらえる…。バブれれば相当幸運なエンカウントかもしれませんね。

マシュマロ焼太郎さんのお声を浴びたくて(?)購入させて頂きました。
この作品はとにかく可愛いで溢れてます。基本的に常時可愛いんですが、致している時すら可愛い。どういうこと?
あまりに癒されるので拝聴しながら寝落ちたりしてしまいましたが、トワ君の舌技が凄まじくもはやバキュームなので、ドスケベな代わりに目が覚めます。可愛いのにエグい音を立てて吸って舐めてをしてくれます、可愛いのに。凄い。
特典もたくさん有り大変助かります。

可愛さには大満足なのですが、「本当にトワ君はヒロインを好きなのか」信頼出来る描写が抜けているように思え、せっかく『此処で暮らしたい』と言ってくれたのに猜疑心が拭えませんでした。
二人の過ごした時間をあと1トラック分くだされば、安心して彼の言葉を受け入れられたのかな…と思います。

ネリュさんのお声を聴くのはこの作品が初めてです。だからか初対面の可愛らしいアンドロイドさんといえども、いきなりプロポーズされた…!?(違う)とか、なんだか激重感情の片鱗を見たような気になり(多分違う)戸惑う点も多かったです。ただそこはネリュさんの演技の自然さ、透明感のあるお声でカバーされています。
ASMRと違い、語りと寝息のみというシンプルな作品でした。

可哀想なリョナ作品は観れなくても、因果応報系なら喜び勇んで馳せ参じるので、発売を非常に楽しみにしていました。

北斗
・謝れば済むと思ってるクズ。自分がした事の重大さを理解しておらず、血が出たぐらいで大騒ぎします。(目隠しされてナイフ刺されてるけど)
・許すと監禁&ペット化。現状を前向きに捉えており、相当メンタル丈夫なのかも。フェラ有り。

南部
・自分は悪くないと棚上げするクズ。玉潰しより眼球抉りを選択する辺り性犯罪常習者らしい。両目は抉られません。
・許すと奴隷化(先輩は動画流出により外で働けなくなった)。悲鳴と同様喘ぎも滅茶苦茶可愛い。被虐嗜好に目覚めたらしく、叩かれて勃起する身体に。首締めハメ有り。

東江
・最も威勢の良さが長続きしたクズでありながら、比較的正確に反省の意を述べます。是非ネタバレ無しで聴いて頂きたい、個人的には一番異常性の高い復讐。コンシェルジュさんの言葉も良い味出してます。
・許すと車椅子生活化。以前と同一人物とは思えない程、高圧的な態度を改め穏やかに変貌。元からこんな素敵な人であったなら…。耳舐め有り。

西郡
・作中唯一のサイコパス。ダミヘを最大限駆使してクズ発言してきます。ただ一人いつか復讐されると思っていたし、他人の自殺(未遂)方法についてあれこれ批評してきた割には、「顔に硫酸は無理」と気弱な発言をする男。
・許すと顔や手に爛れが残る姿で会いに来る。異常者呼ばわりされますが、自身のことは虫けらと呼ぶように。下剋上されみ?有り。

最初はほぼ全員許す気にならず、拷問時なにをどうしてどうなったかわかり辛かったこともあり(恐らくは配慮かと)、正直物足りなく感じていました。
それが許しルート後の惚気アフタードラマにキャストトーク(各々方パンチが凄い)、綾峰さんとやたさんそれぞれ目線の違うレポ漫画等充実した特典に触れ、許しトラックも拝聴出来る気持ちになりました。結果超楽しかったです。

恋人を喜ばせたいがためにサプライズ逆バニー(お尻準備済み)お出迎えしてくれる景一君、天使かな?ありがとう。

プレイ内容について、僭越ながらちょっと補足。
・耳舐め(女性→男性)
・乳首イキ(男性のみ)
・兎しっぽ付きアナルビーズ
・双頭ペニバン

景一君はフェラ自体初めてなのに、ペニバンイラマで興奮しちゃったり、非常に順応が早いです。自分のお尻を『おまんこ』、ペニバンを自然に『おちんぽ』呼びしたり、日頃いかほど開発されているかが伺えます。おちんぽ言えて偉い。
特に出したとも出してないとも言及されていませんが、拝聴した限り射精SEが無いので、全てドライで絶頂しているのかもしれません。

お声を担当されたみやびさんがイラストまで描かれているんですね…とっても可愛らしいです。
個人的にひとつだけ残念なのが、素敵なイラストにある紐パンへの反応が無かった点。逸物には触れられないため自然なことではありますが、スケベなので活用して頂けるとより嬉しかったです。

彼曰く『ラブラブセックス』だそうで、従属関係感も薄め。素直で可愛い男性にたまに意地悪しつつ、快楽で猫可愛がりしたい方にとてもおすすめです。

体重を気にしてオートミールを無理して食べている兄を手助けしているようでいて、オートミールを『白米の出来損ないみたいなやつ』『白米もどき』呼ばわりしたり何故か兄の初恋の古傷を抉ってみたり、絶妙に今食べてるのオートミールじゃね?と思わせようとしてそうにも思える若干毒舌妹からの白米暗示音声。
「この多様性の時代に白米の定義要る?全部白米でよくない?」という多様性と見せかけて結果全否定してるのが面白かったです。
今はオートミールにも味付きのやつとかあるから、美味しく食べれるオートミールを探してみようお兄ちゃん!