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築40年、家賃3万2千円。壁の薄さだけが取り柄のボロアパート「コーポ白鷺」。
そこに住む柊(ひいらぎ)には、誰にも言えない秘密があった。毎晩、イヤホンで音楽を聴きながら自慰にふける——声を殺しているつもりで、甘い喘ぎが壁の向こうに筒抜けだとも知らずに。
隣室の住人・蓮(れん)は元バンドのボーカリスト。絶対音感に近い耳が、二ヶ月分の柊の喘ぎを一音残らず記憶していた。どの指で、どこを触って、何回イったか。呼吸のリズムから体位の変化まで、すべて。
ある朝、外廊下で声をかけられた一言が、柊の日常を終わらせる。
「壁、薄いから。全部聞こえてる」
逃げ場はない。隣人だから。明日もゴミ出しで顔を合わせる。薄い壁一枚隔てた距離に、この男はずっといる。
元ミュージシャンの低音ボイスが耳に注がれるたびに、自分の指では届かなかった場所が暴かれていく。「声だけで堕ちる身体」に作り替えられた柊は、やがて壁越しではなく、直接その声を求めるようになり——。
盗み聞き×声フェチ×カントボーイ。音と声で蕩かされる、逃げ場なしの隣人セックス。壁の薄いアパートという日常の延長線上で繰り広げられる、距離ゼロの快楽堕ち。毎晩、壁の向こうから聞こえていた喘ぎ声の「本物」を、あなたも聴いてみませんか。
文字数はハート、濁点など込みで約10848字ほど。
BL / カントボーイ / 隣人×社会人 / 壁薄い / 盗聴 / 声フェチ / アパート / 中出し / 逃げ場なし / 年上攻め
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