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終電を逃した夜、迷い込んだ廃ビルの最上階——そこは、逃げ場のない密室だった。
会社員の水谷奏には、二十六年間ひた隠しにしてきた秘密がある。男の身体に生まれながら、股の間にあるのは女と同じ割れ目。誰にも知られてはならない。知られたら終わりだと、ずっと自分に言い聞かせてきた。
だが、廃ビルに棲みつく男・鬼塚蓮は、汗の匂いだけでその秘密を暴いてしまう。
金髪、般若の刺青、拳ダコだらけの太い指。粗暴で野蛮で、けれどどこか獣じみた色気を纏う蓮に壁へ押しつけられ、奏の理性は一枚ずつ剥がされていく。触れられたことのない場所を無遠慮にこじ開けられ、知らなかった快感を叩き込まれ、抵抗する声はいつしか甘い嬌声に変わっていた。
コンクリート剥き出しの密室に響く水音と喘ぎ声。割れた窓から覗く工業地帯の夜景。逃げたいのに腰が動く。嫌なのに身体が求める。奏の二十六年分の「普通」が、たった一晩で粉々に壊されていく。
「一回で終わると思ったか?」——蓮の言葉どおり、夜はまだ終わらない。
カントボーイ×粗暴な廃ビルの住人。秘密を暴かれた夜から始まる、逃げ場なしの快楽堕ち。即堕ち上等、理性崩壊、複数回戦。容赦なく壊されたい方へ贈る、全編エロ特化のBL官能小説。
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