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剣道場の熱気、竹刀が交わる衝撃、防具の内側に閉じ込めた秘密――すべてが暴かれる夜が来る。
大学剣道部二年の柊瀬凪は、誰にも明かせない身体を防具の下に隠して竹刀を振り続けてきた。着替えは個室、風呂は一人、合宿は毎年辞退。「男でありたい」という切実な祈りだけを支えに、凪は道場に立ち続ける。
主将・鷹司蓮は、入部初日から凪の剣に目を奪われた男だ。しなやかで鋭い剣筋、体格差を速さで覆す踏み込み。しかし蓮が本当に惹かれたのは、凪が防具の奥に必死で隠している「何か」だった。守りたいのではない。暴きたい。二年間その衝動を飲み込み続けた蓮の理性が、合宿最終夜、凪の涙を見た瞬間に砕け散る。
汗と涙で濡れた道場の板の上、解かれるサラシ、晒される素肌。「お前がそう言うなら、男だ」――凪の性自認をまっすぐに肯定しながら、その身体への剥き出しの渇望を隠さない蓮の言葉が、凪の心と身体を同時に貫く。
触覚描写の解像度が圧倒的な一作。竹刀ダコのある指が脈に触れる感覚、サラシ越しに伝わる掌の温度、板の上の正座で逃げ場を失う緊張感――剣道という「礼に始まり礼に終わる」武道の作法が、そのまま支配と服従の官能へと変換されていく快感をお約束します。
「男である自分」を認めてほしい凪と、「男であるお前」の身体を暴きたい蓮。アイデンティティと欲望が正面からぶつかる、汗の匂いが立ちのぼるような濃密なBL官能小説です。
文字数はハート、濁点など込みで約18000字ほど。
主将×部員 / 剣道 / スポーツBL / カントボーイ / 袴 / 武道 / 正座 / 体育会系 / アイデンティティ葛藤 / 中出し
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