骨格機械さんのレビュー一覧
レビュアーランキング | 309位 | (役に立った数:109件) |
---|---|---|
投稿数ランキング | 657位 | (総レビュー数:78件) |
|
変身ヒロインの悪堕ちを見せつけられるシリーズ第3弾。
(筆者は1作・2作とも視聴済)
このHroins Nightmareシリーズの特徴として、ヒロインピンチ作品でありながらヒロイン視点ではなく「ヒロインと親しい関係の少年」の視点で、目の前で堕とされていくヒロインの姿を見せつけられる構成が挙げられる。「ヒロインを見つめる少年」に感情移入すればするほど、聴いていて興奮度や背徳感が高まるという仕掛けだ。
本作はおそらく、この特徴・仕掛けが最も活きたシチュエーションだ。過去2作はヒロインとの関係がそれぞれ「両想いの幼なじみ」・「情けない先輩と孤高の後輩」というものだったが、本作は「彼氏持ちの姉属性のヒロインと、サポート役で片想いの少年」となっている。ヒロインは友好的に接してくれるが決して恋愛感情は向けてくれない、というラインが引かれているため、過去作よりも「そのままでは手が届かない」縛りが強固だ。
その縛りが、悪堕ちによって破られる。悪側の女性キャラたちに敗北し巧みに心と体を責められて堕ちていくヒロインは、同時に「少年」の思慕を知って受け入れさせられていく。「少年」にとっては悪堕ちの過程が、同時に恋愛成就の過程でもある構成は見事だ。ヒロイン側は、単に洗脳して恋愛感情を捏造されるわけではなく、「無理やり」と「自分から」の間で揺れ動きながら次第に転がり落ちていくバランスがうまく表現されている。リスナーが「少年」に感情移入度しすぎると、ちょっと戻ってこれないところまで行ってしまうかもしれない。
このシリーズは「悪堕ち」でありなが「寝取られ」ではなく、むしろ悪堕ちによってヒロインはリスナーに濃密な好意を向けるようになる。本作はこの構成を過去作以上に活用し、聴ききった=ヒロインと相思相愛になった時の満足度が過去最高レベルに達していると感じられた。
ヒロインピンチファンの諸兄へ、文句なしにオススメです。
レビュアーが選んだジャンル
|
2021年01月30日
タイトル通り、悪と戦うヒロインが悪堕ちさせられる音声作品シリーズの1作目。
(このレビュー執筆時に4作目が発売されたばかり)
「ヒロインと親しい関係の主人公(少年)になりきって、目の前で悪堕ちさせられていくのを聴く」……シリーズの根幹となるお話の構造がしっかり完成している。ヒロインと主人公の関係は作品によって違うが、1作目だけあって1番オーソドックス。ヒロインの幼なじみで甘酸っぱい関係な主人公に感情移入して聴くことになる。
ポイントは、あくまで主人公の視点で悪堕ちを見ていくこと。ヒロインピンチ作品ではヒロイン視点で(モノローグ等も多用して)ピンチ感を演出することが多いが、このシリーズでは「悪堕ちを見せつけられる登場字音物になりきる」という構図が、独特の背徳感を生み出している。
例えば悪側の女性たちと篭絡されるヒロインの絡みを間近で見せつけられるシチュエーションは、ヒロインピンチ作品でありながら、妖しい百合作品のようでもある。
また、堕ちたヒロインが主人公(視聴者)に対して好意的なまま、それどころかヒロインの愛情が加速するのもこのシリーズの売りだろう。その意味で悪堕ちではあるが、寝取られではないという稀有な展開。悪の女幹部の介入によって、いびつながらヒロインとの関係をより濃密に進めてしまう展開は、普通のヒロピン作品とは違うこのシリーズのオリジナリティだ。
本作では幼なじみの甘酸っぱい関係から、ラストでは一気に加速する。最後まで聴ききったときの達成感はずしりとくるものがあった。
現在は後作品も複数あるが、やはり最初の作品だけあって、このシリーズの入門にもってこい。ヒロインピンチファンの方には、「ヒロインがピンチになる」だけにとどまらない独特の距離感を一度は体験してほしいところ。
ベッドの上で余計な力を抜いて、無力な主人公に感情移入しながら目を閉じて聴くのがベストかな。
2020年03月05日
ネット小説出身の変身ヒロイン無様陵辱シリーズ、書籍第三弾。
普段から尖っているのに、シチュエーションをさらに尖らせた特化編。
タイトルの通りバイオレンスだが、要するにリョナ要素がつよい。
既に「ソフトリョナの極致」というレビューと「ハードリョナ」と題したレビューがあってどちらなのか戸惑うが(笑)、ネタバレしない範囲で性癖に当たるかどうかの参考になりそうなことを書いてみよう。
基本線はいつもの「シャインミラージュ」シリーズと同じく、お嬢様口調の強気な変身ヒロインが、徹底的にえろ無様なめにあわされる。どうやって彼女の無様さを演出するかがキモになっているのはいつもと同じで、今回はその演出方法がいつもと違うというところだろう。
いつものシャインミラージュが、恥辱・陵辱:暴力=8:2だとすれば、今回は2:8に逆転している印象。責め方の比率がいつもとちょっと違うのだ。
圧倒的に多いのが、腹パン。とにかく、腹パン。挿絵は豊富だが、そのほとんどが打撃を中心に敵の攻撃で深刻なダメージを受けるシーン。そのうち半分近くは腹パンシーンという念の入れよう。
膣内射精された精液も、今回は腹パンで飛び出る飾りにすぎない。クラッカーの中身の紙テープと同じだ。
ただ、リョナといってもあくまで腹パンが主で、出血や欠損といったエグい描写は皆無。あくまで無様さを演出するための暴力で、ヒロインが再起不能になるほどのものはない。そこは、いつものシャインミラージュである。
サンプルにもある腹パンされて変顔キメているシャインミラージュの姿にピンと来たなら、それを何度も見られるので間違いなくオススメできる。
圧倒的に艶めかしい高浜氏の絵による徹底的な腹パン。単なる腹パンスキーの方も、いつものシャインミラージュが好きな方も、試してみる価値は十分にあるのでは。
2020年03月05日
2020年03月05日
2016年04月28日
個人的には、KTCアンソロジーシリーズのなかでもトップレベルの出来栄え。オマケに、通常は1冊の収録数は3・4編のアンソロジーシリーズなのに、本書は5編。内容だけでなくボリューム的にもお得感がある。
文句なしにお勧めの一冊です。
「クリトリス責め」ならまだ分かる。だが「デカクリ」って。特殊性癖を狙い撃ちするにしても、射程狭すぎではないか? いつもながら、この性癖別シリーズの責めの、いや攻め姿勢には恐れ入る。
文句なしのイチオシは、表紙の子が登場するじゃがうさ氏の『S級でかクリハメ枕素材クシーノ』。通常(?)デカクリと言えば男性器のような膨張をイメージするところ、このお話では細長く伸ばして尻尾のように!(サンプル1枚目参照)
しかも膨張した女の子を「枕素材」にする・・・とても文章では説明できないので実際に手に取ってほしいのですが、この「枕」の発想には脱帽の一言。よくもまあ、「デカクリ」というテーマからここまでアクロバティックなシチュエーションを思いついたものです(褒め言葉)。
尊大でややコミカルなヒロインの性格と、肉体改造・人身売買・身分制・下剋上といったダークな要素が見事に絡み合っていて、意外と作劇も奥深いところが高ポイントです。
アクロバットな「枕素材」とは対照的ながら、しろくま氏の『大きくなりたいのはそこじゃない!!』もオーソドックスな(?)デカクリものとして出色の出来。デカクリを男性器に見立てつつ、1頁まるごと盛大な絶頂描写や、スマート妹×ナイスバディ姉の姉妹百合まで拝める外さない構成です。
デカクリというアブノーマルなキーワードから、様々なシチュエーション・キャラクターが入り乱れるバラエティ豊かな5編。ぜひご賞味あれ。
2016年03月12日
シャインミラージュさん(表紙の子)を見るとついついレジへ行ってしまう病気にかかってしまったようです。
やはりツボったのは、最近KTCイチ押しの変身ヒロイン作品、「変幻装姫シャインミラージュ」のコミック版第2話。高浜太郎氏の描くヒロインは相変わらず凄まじくむっちむちで、怪人に打ちのめされてしまうリョナ要素からの、スパンキング、アナルファック、とどめにお腹踏みつけてお尻から精液噴出。変身ヒロイン凌辱好きは、1話で満足できる密度。
しかしそれにつけても印象的だったのは最初の2ページで、シャインミラージュのコスチュームを生かした形での複数プレイが目に飛び込んできます。手袋の中、二―ソの中、腋、髪・・・実にマニアックな白濁責めが拝めます。今後も、この路線で変身ヒロイン業界(R18)をけん引して欲しいところ。
「呪詛喰らい師」も前話からの事件がひと段落し、ラストのコマで咲姫さんの「今日の一句」が見られたのが大きな収穫。あとみっく文庫版からのファンとしては嬉しい限りです。
2016年03月12日
表紙のなんともいえない素敵なダブルピースに惹かれてレジへ。
ヒロインは、1人未亡人がいるほかは、ハイティーンから20代前半で、どれもこれも溌剌として適度にむちっとした素晴らしい肉づき。このレーベルはあまりなじみがないけれど、絵買いして損はありませんでした。
ちなみに、世界観は全話繋がっていて、巻末には総登場人物の相関図というオマケ付き。
基本はラブラブな男女の行為を描く純愛ものですが、「恥ずかし責め」なるスパイスが効いているのが特徴。
えちぃは大体押せ押せな女の子側の主導でスタートしますが、行為中盤から、派手な体位、呼吸を詰まらせるほどのフェラ、おもらしなど、女の子の恥辱を煽るようなプレイが挟まり、少しずつ男側の攻撃性が増すのミソ。「恥ずかしさ」・「適度なアブノーマル」をスパイスにしてキモチイイのボルテージを高め、ラブラブフィニッシュで締めくくり。えちぃさは圧巻です。
個人的にツボったのは、ある意味表題作ともいえる「さなはきもちいいの虜」。かわいい図書委員ヒロインが、とあるきっかけで「責任とって」と迫って来てくれます。「おもらしでラブラブ」をこれでもかと押してくる構成も、おもらし好きにはたまらない一編。
もう1つのお勧めは「七帆 背徳な関係」。背徳といっても不倫ではなく、天然でキュートな未亡人さんが親子ほど年下の男の子に迫られて・・・という導入。押せ押せなヒロインが多い中、この未亡人さんは「押されて」えちぃに移行するのも印象的です。しかし包容力溢れるフェラシーンとフィニッシュの乱れっぷりは、既婚者ならではのえちぃさ。
ほんのりアブノーマルな要素をスパイスにして、ラブラブえちぃを目いっぱい楽しめる一冊です。
2015年10月30日
メジャーなジャンルとして浸透しているとは言い難い「魔装備」による凌辱を集めた、異色のアンソロジー。ぐねぐね、うねうねする触手や軟体生物を仕込まれた鎧を着た(着せられた)ヒロインたちが、密着した軟体にさんざん弄ばれる痴態が堪能できます。
股間を覆う「貞操帯」ものに近いですが、それより発展して全身を覆う軟体鎧がメインで、羞恥やねちねちした責めが主になりやすい貞操帯ものとくらべて、快感の強さ、凌辱のハードさが際立つ構図。また、性質上魔装備凌辱を受けるのは女戦士系のヒロインばかりなので、快楽に戦意や敵意をへし折られる様がとてもえちぃです。ある意味二次ドリの真骨頂といえるかも。
前のレビューの投稿者さんも触れていますが、まさかこんなマイナージャンルにまでKTCアンソロの魔手が伸びてくるとは・・・むしろ新ジャンルを開拓してやるというKTCの野望が見え隠れするような・・・大歓迎でございます。
個人的にツボだったのは、こっぱむ氏による『ネトゲでJK勇者を調教したったw』。タイトルがすべてを物語るのですが、ファンタジー系の世界観をネットゲームという架空領域で再現したことで、ヒロインのアバターが凌辱されると現実でも快楽地獄に見舞われてしまうのが作劇の妙。アバターと現実、2つの姿で凌辱されるヒロインが描かれ、高い画力に加えて作劇の工夫も光っている一篇でした。
敏感な部分に密着状態でうねうね、ぐちょぐちょされて悶えるヒロインが見たいなら、購入して損はないと思います。