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2017年07月22日
ストーリー、グラフィック、システムのバランスが絶妙で、クリアまで飽きることなく遊べる高いレベルの作品だと感じた。
【ストーリー】
いわゆる王道。分かりやすい一本道。しかしエロい、熱い、泣けるがそろっていて時間も忘れてついつい進めてしまう。
主人公は基本的にたった一人で王女奪還にむけて奮闘するので、世界観やストーリーが散らかることなく、彼女を中心として丁寧かつねっとりと描かれるところもGOOD。
【グラフィック】
荒々しく埃っぽい世界観にとてもマッチしている。美麗ではないが、統一性があることを評価したい。
女の子たちはどこか清らかな印象があり、薄汚れた世界でだんだんと穢されていくというギャップが最強。エロい。
【システム】
戦闘システムがなにより面白い。
RPGに代表される単調なレベル上げは不要。登場する難敵のほぼすべては特定の装備品や魔法、スキルを組み合わせて初めて打倒することができる。レベルを上げて物理で――というゴリ押しは通用しない、まさしく「ロールプレイ」である。
脳筋戦法はことごとくエロシチュの餌食。
一転、ダンジョンパートでの操作性は悪い。
3Dは臨場感を生むが、壁や床、天井にグラフィック上の差がなく、進んでいるのか下がっているのかが分かりづらい。作業量の問題もあるだろうが、マップに釘付けで攻略するのはやや味気なかった。
【その他】
BGMの選曲が見事。
波乱の導入部からのタイトルコールは鳥肌が立った。このゲームはスゴイ作品だとこの時点で確信した。
戦闘曲も同様。
ゲーム序盤泥臭かった曲調は、終盤になるにつれてドラマチックで神々しささえ感じられるように変化する。特にラスト2戦のそれは圧巻。
まだまだ素晴らしい要素はあるが割愛。
実際にプレイしてみると、他のレビュアーの感想にも頷けるはずだ。それほどに完成している作品と言える。
今後の作品にも注目したい。