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本作は東方×スパ○ボ風のシミュレーションRPGで、
道中曲をアレンジして大妖精や小悪魔などの道中ボスにまで専用BGMを割り当てたリッチな作りが特色。
本作のストーリーは紅霧異変をベースとしてはいるものの、旧作や妖々夢以降のキャラクターも次々と登場して物語を盛り上げてくれる。
原作では接点の薄いキャラ同士の会話もしっかり作りこまれている。
選択する難易度によっては敵のステータスだけではなくAIの賢さも変わり、スパ○ボ経験があったためHardで11話まではトントン拍子で進めたもののボスの回避率の高さもあり詰みに。
ゲーム中の難易度の変更は不可能なため、選ぶ難易度はスパ○ボ経験があっても無理に背伸びして選ぼうとせず、まずNormal以下からおすすめしたい。
続編では違うものの、本作では戦闘の報酬である「点」が高難易度ほど収入が下がっていくため、高難易度では順調のつもりであっても11話を越せなくなる場合も。
戦後~高度経済成長期の日本を舞台に鉄道を敷設してゆく鉄道会社経営シミュレーションゲームです。
体験版ではマップは大阪、名古屋、東京となっており、いずれもこぢんまりとしていますが、
製品版限定のシナリオでは東北や九州、北陸などのマップが登場するようになり、先述の大阪圏、名古屋圏、東京圏についてもより広大で本格的なスケールで登場します。
線路は最高速度に応じて4種類あり、高速で走れるものほど敷設時のコストが高くなります。
空港行きなどのビジネス用途の線路には速さが求められ、あまり快適さは求められない一方、温泉行きの路線では速さよりも快適さが重要になります。
運行している車両は多すぎても少なすぎても損失に結びつきます。
各ダイヤの飽和状況をこまめにチェックし、空きの多い路線では車両を維持費の安いものに交換してしまいましょう、
このゲームをプレイすれば、日本の国土は複雑であり、そして意外に広大であるということを再発見すると思います。
特に愛知県や宮崎県など舞台を「県」に絞ったシナリオでは結ぶべき目的地同士が遠く、わずかな地域で成功を収めたからとすぐに県全体へは着手できないもどかしさに悩まされます。
シナリオ開始時に表示されるフレーバーテキストは、日本の鉄道の発達は常に自動車の普及との競争の関係にあったことを伺わせます。
モータリゼーションシナリオでは、鉄道の速度があまりにも遅すぎると住民に見向きもされません。
以下、すでにクリアしたシナリオです。
・おらどの鉄道(青森県)
・被爆電車(広島県)
・陸の孤島〈宮崎県〉
・市内から郡部へ(東海地方)
・みちのくのインターアーバン(宮城県)
同人で本格的なSLGに飢えている方にぜひともオススメです。
レズ、おねショタ、妊娠など幅広いシチュを取り入れた豊富なエロシーンが特徴。
ただし、主人公の行動できる範囲が狭いため全裸になっても町の人の反応を楽しむというような事はできないので注意。
一見前作の発展型であるように見えるが、詳細な仕様を見ると、ダンジョンを脱出するとレベルリセット、非常に多い仲間キャラ(総勢9人)、味方が全員行動してから敵のフェーズといった具合に、前作を発展させるというよりはもむしろ前々作の路線に回帰してきている。
サブキャラクターのメンツにも前久作のキャラに容姿や性格が似たキャラがちらほら。
初回クリアまでの所要プレイ時間は7.5時間ほど。
実際のプレイ時間はさほど長くないものの、濃厚かつ高速化された戦闘によって実際のプレイ時間以上の『密度』を味わうことができる。
今作では味方のほとんどの攻撃スキルにスタン効果が伴っているため、敵をハメで反撃させずに全滅させ、よりノーダメージ勝利ボーナスで効率よく経験値を稼ぎやすくなった。
もともと同サークルのRPGの戦闘にはパズルゲームのような要素が強かったが、今回は特にそれが顕著に。
特に後半のステージでは、HPが残っていても一定回数の攻撃を受けると戦闘不能になる敵キャラも登場するため、
HPを0にして倒すか、その特性を利用して倒すか、またはそのターンは倒さずに行動不能にして放っておくかといった駆け引きがある。
漫然とコマンドを選んでいて勝てるゲームでは決して無いので、エロRPGに本格的な戦闘を求める人にだけおすすめしたい。
本作品はPC向けではマウス操作が主流のターン制シミュレーションゲーム(またはSPRG)に属するものですが、
マウス操作には対応していないもののゲームパッドでもプレイしやすいように徹底的にユーザーインターフェースが作りこまれており、
操作を覚えれば非常にさくさくゲームを進行することができます。
今回の作品には前作のキャラが敵サイドとして登場し、ストーリーが進むと味方に引き入れる事ができるのですが、
初期装備や加入時期、またソ連そのものの兵器体系や入手条件(ソ連にはヴェスペやフンメルに相当する兵器がない、ソ連兵器の入手は確率依存で不安定)によってあまり活躍させてあげられない事もあります。
ただし、203mm榴弾砲などドイツ側には無い兵器を扱えたり、ドイツ側のキャラにはできない行動(移動したのちの突撃など)ができるため、
編成を臨機応変に変えてゆけば活躍の場を設けることができます。
難易度は一周目で選択できるうちで最難関の「タクティク」でプレイしましたが、ステルスの概念さえなんとなく理解していれば本編のラストまでは難なく進めると思います。
ラストは各キャラのスキルの性能に精通していないと突破困難ですが…。
非常に実写的な3Dグラフィック、英語一択の言語環境、そして海外製である事による日本人とのシステム観の違い…
多くのDLsiteユーザーがこのページを見てこの作品を買うかどうか非常に悩んだでしょう。
テキストはモロにネイティブな英語であり、唯一の救いはスラングが少なくて正規表現が多いため非英語ネイティブであっても学校などで覚えた知識によって対応しやすいというところです。
英語読解力としては、ヒロインの所属してる組織から電子メールが届くので、いつどこに行って何をしろという命令さえ理解できればプレイは可能です。
それ以外に関しては、テキストの単語を拾いながら場面の雰囲気から「だいたいこんな感じのことを言ってるんだろうな」と勝手に想像していればお楽しみいただけると思います。
世界観は海外製のヒーロー物なだけあってアメコミライクな雰囲気となっており、一方でゲームのシステムはまるで日本製のものに影響を受けたかのように国産とよく似通っており、
エロイベントによって低下する「正義感のセンス」、戦闘中におけるダメージ脱衣やマップでの露出歩行、そして肌を多く露出した状態で歩いていると警官に逮捕されるイベントまで
多くの18禁RPGプレイヤーが見たことがあるようなものがぎっしりと詰まっております。
とにかく、新鮮さに関してはこの作品の右のものに出るものはないと思うので、国産のものに飽きを感じているならば買いだと思います。
英語に対応できるかどうかが心配であればまず体験版を落として、自分の理解できるレベルの英語かどうかを確認してみましょう。
小粒ながらも東○らしさ、戦闘のやりごたえ、戦闘中エロの3つのバランスが取れた良作。
いつもの東方二次創作らしいギャグや百合をほんのり交えながらも戦闘では原作由来の敵キャラクターがえげつないエロ攻撃を繰り広げてくる。
戦闘は決して単調ではない。主人公キャラごとに得意分野が異なり、戦闘中に倒れたキャラは戦闘が終わるまで復活できないため、エロ攻撃による妨害から仲間を守らなくてはならない。
戦闘中エロが実装されたゲームでは、オプションや装備によってエロ攻撃を無効化できる事が多いが、本作にはそれをOFFにする機能はなく、完全に「ゲーム」に組み込まれている。
兎にも角にも、ぜひプレイしていただきたい。
即売会でのリリースはすでに大昔ですが、今この作品をやってもらいたい。
その理由をお伝えします。
豊富なアレンジBGMやSFC~PS期の商業作品のように作り込まれた操作性はさることながら、最大の見所は1コマ1コマ丁寧に作り込まれたアニメーションです。
ゲーム作品に限らず何かと厄介者にされがちな東方キャラの長いスカートのなびく様、関節だけにとどまらないダイナミックな挙動、東方らしさを最大限に表現したいという気概が伝わってきます。
ゲームパッドはDirect Inputに対応しているので、古いコントローラーでもお持ちであればすぐに楽しめると思います。
レビュアーが選んだジャンル
エロシーンの百合率100%(ふたなり込み)という百合好きにはたまらない作品です。
ゲームの内容については、経営SLGと聞くとなんだかガチンコなものを想像してしまって身構えてしまいがちですが、商品の設定も顧客の変動もそこまで細かくはないので、実質的にパズルとアクションのゲーム性に近くなっています。
営業中はかなり忙しくなるのですが、コツを掴むとだいぶ楽にプレイできます。
陳列棚の横を陳列棚に体当りしながら横切るように斜め気味に移動するとスムーズに陳列することができ、妨害キャラクターは定期的に店の入口に出現するので、慣れてくれば店の中を走り回る前に追い出すことができます。
47都道府県のうち新たな日本のオピニオンリーダーとなるのはいったいどこか!?
こう言われると「なんだ、うちの県にはチャンスがないじゃないか…」と思われるかもしれません。
しかし、本作品においては勝利するための条件は一つではなく、弱小県こそが財政再建による勝利に最も近いところにいるのです。
初期状態では一切の武力を持たない奈良県、人口最小の鳥取県、北海道という攻撃的な強豪の目前に置かれた青森県、いずれでもクリアすることができます。
北海道、愛知県、東京都、神奈川県といったこの作品で強豪とされている勢力であっても、外交は軽視できません。
いかに強力な武力を持っていても、他県をねじ伏せて領土を拡大すればどんどん敵意を買っていきます。
武力でゴリ押しするスタイルであっても、繊細な外交情勢の読みが求められます。
2018年06月20日
本作に含まれているエロ要素は大別するとストーリー上必ず通過する場所でのテキストありのエロシーンと、道中の宝箱から拾うことができるモンスター娘のピンナップの二種類に分けられる。
どちらもそこそこの数が揃えられているものの、全体的に大人しめで物足りないと思う人には物足りない内容かもしれないが、たまには平和なエロも良いのではないかと思う。
(『平和でないエロ』はここのユーザーならどういうものか察しが付くと思うが…)
システム面や戦闘面では難易度「ふつう」でプレイしている限りは特にこれといってせっせとレベル上げをしたり作戦を考えたりする必要もなく、よくあるような感じの戦闘。
ただし、終盤からはキャラクターが大技を覚えていくため、中盤まではボスしか使えなかったカットイン付きの大技が使えるようになり、ビジュアル的にも充実し、爽快感も増量。
ストーリー内容は些末な部分にスッキリしないところもあるものの、プレイヤーを楽しませようという意気込みが感じられる。
久々にRPGとは何だったのかを思い出させてくれる作品。
2018年05月07日
キャラか?音楽か?ストーリーか?システムか?
いずれも程よく作り込まれているが、この作品のもっとも際立った特徴と呼ぶにはやや足りていない部分がある。
この作品の唯一無二の要素と言えばエロシーンのテキストとCGの贅沢さである。
独特な語彙の組み合わせによるインパクトのあるフレーズにより、竿役とヒロインの凝縮されたやりとりが全シーンにおいて展開される。
この手の同人ゲームでは1エロシーンあたりに1枚とその差分、というものが相場であるが、本作品では1シーンに2枚以上のCGが使われ、時としては一枚目に戻り、ボリュームのあるテキストによって濃密なエロシーンが展開される。
それはまるで特盛のとんこつラーメンを胸焼けしながらも時間をかけて食べているようだ。
少し残念なのは、ヒロインが全員超巨乳である事で、
キャラ数も多いのでもう少し幅を持たせてほしかった。
本作は元ネタにおいてはセリフもなくちょい役として登場する「椛」の視点で進んでゆくストーリーのもの。
本来の主人公であるいわゆる「自機組」は誰も登場しないが、幻想郷の局所的な舞台で牛頭鬼や馬頭鬼といった妖怪たちと戦ってゆくという椛の等身大の戦いが描かれており、まるでよく少年誌にあるようなスピンオフ作品のようだ。
椛以外の登場キャラクターも、作り手の趣味によって選ばれていることがよく伺える面々だが、それでも原作設定を踏まえた上で自然なストーリーへの関わり方となっている。
戦闘面ではいわゆるお手軽RPGの部類に属するもので、レベルも最初からカンストしており成長の要素は一切ない。
しかし、スキルは豊富にあり、敵もなかなかに強烈な必殺技を使ってくるのでそれに対応して戦ってゆく必要がある。
装備している武器によって戦闘中に異なるカットイン演出が入るなど、決して手抜きをしないところがポイント。
登場キャラクターが少数に絞られており、物語の舞台も範囲が狭いため、元ネタの知識がさほどなくても入りやすいため、
キャラクターや雰囲気が気に入ったら買って損のない作品だと思う。
とにかくボリューム満点でクリアまでの時間が結構長い日本戦争ゲーム開発作品の中では珍しくコンパクトにまとまっており、
クリアまでの時間は難易度スタンダード・戦闘高速化で7時間程度、内容的には過去作から美味しいところをつまみ食いしたような内容となっており、
同サークルさんの作品が気になっているものの忙しくてなかなか手が出せない人にオススメの一品に仕上がっています。
本作の最大の特徴は航空機と魔法使いの少女が共闘するという独特な戦闘です。
敵はなかなかに手応えがあり、暖簾に腕押しのようなエロRPGに飽きてしまった方にはぜひともお試しいただきたいです。
味方キャラは倒されてもロスト扱いにならない代わりに治療費が差し引かれ、この金額はなかなか大きいがために戦闘に適度に緊張感を与えてくれる。
経験値などを稼ぐために寄り道のルートも用意されており、時間さえかければ本編で育てられなかったキャラクターが常時ベンチ入りという事も無くなる。
このゲームの特に斬新な要素は、防御力・魔法防御力に恵まれ敵の攻撃を自身に誘導するジョブ「アーマーナイト」の存在で、これによって弓系や魔法使い系などの接近戦が苦手なキャラクターたちをカバーすることがでる。
また、キャラクターのジョブチェンジの自由度は非常に高く、少なくとも中盤まで仲間になるキャラクター(おそらく最後まで?)は例外なくジョブチェンジ可能で、
元のジョブでは使いにくいと思った仲間キャラクターは違うジョブにすることによって新しい活かし方を見出すことができる。
ジョブによっては経験値が稼ぎにくいのがSRPGの常であるため、一気に育てたいキャラクターはアーマーナイトにジョブチェンジさせて番外編ミッションで敵の攻撃を集中して受け止めさせる事によって効率よく成長させられる。
(なお、このゲームの仕様では敵にダメージを与えられなくとも経験値が入る。)