通行人さんのレビュー一覧

ねこぐらし。シーズン3の最終話第7弾は、待ちに待ったアメショ猫さんです!

アメショ猫はシーズン2の第6弾で登場した、他の猫娘とは比べ物にならないほど優美で大人な雰囲気を纏った猫娘です。
気品溢れる言葉遣いや立ち居振る舞いにドキりとさせられます。

ところで、ねこぐらし。シーズン3では一部の猫娘への能力の存在が明かされましたが、アメショ猫もとある能力を使い、"余興"としてまったく異なる側面・雰囲気を見せてくれます(プロの声優さんの力量を感じさせられました……)。

謎のベールに包まれていた部分も多かったアメショ猫の、新しい一面をたくさん見せてくれた最終話。
これまでのシリーズでアメショ猫のファンになった方には特にオススメです。

前作に引き続き、2人の猫娘が登場する豪華な仕様です!
その分これまでと比べて会話や世界観の露出が多めの作品となっています。

そんな中で今作に登場するペルシャ猫は、天真爛漫かつカタコトで話すというシリーズキャラクターの中でもかなり濃い特徴を持つ存在です。
先に書いたように会話が多い分、かわいいカタコトをたくさん聞くことができます!
またチンチラ猫が対照的に大人しめの性格として描かれており、賑やかなペルシャ猫との掛け合いも楽しい作品となっています。

もちろん、シリーズお馴染みのハイクオリティな環境音・効果音や ASMR パートも健在です。
ただ耳かきされるだけの音声作品に飽きてしまった……そんな方にもぜひ。

今作では過去シーズンでも登場したシロ猫とベンガル猫が再び登場します。
本編で複数人の猫娘が登場するのは今作が初めてですが、ボイスドラマとして見たときの可愛らしい掛け合いや、甲斐甲斐しくお世話してくれる様子も楽しい作品となっています。

もちろん ASMR 作品としてもハイクオリティです。
トラック3のオイルマッサージは必聴で、粘性のある液体を耳元で手に馴染ませている際の音はゾクゾク来ますw

なお『ねこぐらし。3』シーズン全般に言えますが、『初代』『2』と比べると、今作もボイスドラマ色が少し強くなっています。
作品を重ねるごとに少しずつ明らかになっていく世界観を楽しめるのも、このシリーズの魅力の一つです。

また ci-en には各キャラクターのバックグラウンドも解説されており、何やら主人公と猫娘たちとの間には複雑な関係性がありそうです。
こういった設定が裏にしっかり存在しているのも大きな特徴です。

気になった方は是非過去作もチェックしてみてはいかがでしょうか。

『お兄ちゃんはおしまい!』で有名な作者さんによる『君○名は。』の同人作品です。
長年 TS (性転換) ジャンルを追い求めてきた作者さんなだけあって、ニヤニヤしてしまうようなツボを突いたシチュエーションが盛り沢山となっております(笑)。

TS ジャンルが好きな人も、そうでない人も、映画が気に入った人には満遍なくオススメできる作品です。

先日、単行本も発売された「お兄ちゃんはおしまい!」が、ついにドラマ CD になりました!

主要登場人物 3 人とも、うまく役がハマってますね!
漫画の雰囲気はそのままに、キャラクターたちが生き生きと喋ってくれます。
お兄ちゃん、まひろの反応がいちいち可愛いこと可愛いこと!
ちょっぴり低めの、何とも言えないふにゃ〜っとした声で、様々なリアクションを取ってくれます。
ぜひ体験版の音声を聴いてみてください。

このドラマ CD のみでしか楽しめない、書き下ろしシナリオも 2 つ入っています。オススメです!