穂積さんのレビュー一覧
レビュアーランキング | 6位 | (役に立った数:1,069件) |
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投稿数ランキング | 140位 | (総レビュー数:262件) |
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2019年01月26日
最近大流行の異世界転生ものの一種に含めていいのか、俗に言うそれらは主人公が異世界に行く側ですが、本作は逆で、異世界の少女が単身で現代日本に来る側です。
しかも、何らかの覚悟を決めて、大魔法を唱えて当地にやって来たのではなく、半ば事故的に転移し、サンプルのページに出ているような展開になっているため、いささかの不憫さが否めません。
屈強で剛毅なおっさんが単身飛ばされてもホームシックを心配するでしょうに、まだうら若い良家のお嬢様なので何て声をかければいいのか、こっちが弱り果ててしまうほどです。
しかし、逆に言えば本作はそこが肝でもあります。
文化も違い、見たこともない物だらけの日本でけなげに生き、主人公の励ましに徐々に元気を取り戻すそれはかなり変則的ながらもラブコメの波動を感じます。
本作の女騎士は喜怒哀楽が顔に出やすいことに定評があり、本来は見えないはずの気分の上下がもはやグラフで描いたみたいにハッキリわかるので見ていて楽しいのです。
中でも最も良いリアクションをするのが食事で、主人公の農家で採れた野菜や現代では当たり前の食材に一喜一憂する華やいだ顔が可愛くて、大したことはしていないのに大層な善行を積んだ気分にさせてくれます。
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表紙やサンプルページが物語っているように、この2巻はケンタウロスとハーピーです。
もっとも、それは種族であって、肝心なエロは振動と産卵がメインと言って差し支えない内容です。
ケンタウロス女子の何が魅力って、女の子に跨がれることだと言っても過言じゃないはずです。
上下関係以前に人間の体型として跨ると言う体勢を作り出すためには、女の子が四つん這いか寝そべるかする必要があり、もうその時点で屈服の色が濃くなってしまいます。
しかし、ケンタウロスならば立った姿勢で背に跨らせ、それでいて押し潰されるようなひ弱さを感じさせない凛々しさがあります。
一方で、背後を取られていることには違いなく、抱き着くと丁度ケンタウロス娘のおっぱいが手中に収められる位置関係が魅力的です。
ただ、本作で最もクローズアップされているのは振動です。
女の子が馬の背に跨ることで何が一番まずいかって、走破の振動が女のデリケートゾーンに直撃するのです。
これは危険です。
エロさ抜群です。
次に、ハーピーはもはや説明も注釈も必要がないほどストレートに産卵です。
強いて言うなら、もうこれ完全にHです。
百合のHです。
サキュバスが助産師するとこんなにエロいのかと感嘆するほど女体と女体がくんずほぐれつです。
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※録り下ろし特典部分の感想のみ書きます。
藤堂さんの理想の告白は直球すぎますね。欲望に対しての脊髄反射がヤバいですよ。
かの仔さんの理想の告白はベタですね、ベタベタですね。それゆえに難しいです。
杏さんの理想の告白はちょっと何言ってるのかよく分かりませんね。ストーカーを容認するものではないって事だけは分かりました。
言っちゃ悪いのですが、過去4回分の録り下ろし特典の中では一番良かったです。
何度も何度も何度も聴き返したくなる素晴らしい内容でした。
嘲笑するギャルっぽい告白、酔って絡んでくる後輩っぽい告白、直球勝負の告白、逆説的な裏をかく告白、リアリティすぎてモヤモヤする告白、某キャラクター(RJ175660)が降臨した告白など多種多様な告白の数々をバイノーラルで演じていただけるのは感謝感激です。
その告白のデパートと言える構成によって、どんな性癖の人間にも必ずどこかに場外ホームラン級があるのはもちろん、2ベースヒット級も乱発する恐ろしい音声作品でした。
しかも、その告白の合間合間に藤堂さんが悶える忙しさ、男への告白と生の百合興奮が同居する耳福な仕上がりとなっています。
PS:毎回録り下ろし特典についてしか書かないのは、他は聴く価値が無いとか興味が無いとかではなく、約1時間ラジオ×6の感想は800文字制限の中には入りきらないからです。通常回も素晴らしい聴きごたえです。
レビュアーが選んだジャンル
・原作小説版
まず本作は診察の形で、モンスター娘さんにちょっとエッチな触れ合いを行うセクシーさが魅力の内容です。
彼は決してむっつりなエロ医者ではなく、むしろ奥手な部類なので、その反応が可愛く、かえって女性陣に悪戯心がわいて色仕掛けをしてみたくなる悪循環なのか役得なのか分からない現象を招きがちです。
しかし、それは本作の上っ面でしかありません。
表紙にも描かれている助手のラミアと主人公のラブコメが三本柱の一角を占めています。
上記の通り天然ジゴロ体質のある主人公がラッキースケベをする都度たしなめ、ヤキモチを焼き、もちろん実務も助ける、頼もしくも恐ろしい女房役です。
また、人間と魔族が停戦して共に暮らす街の、平和なようでそうとも言い切れない事情が三本目の軸を担っています。
・漫画版独自
まず絵があるってことの素晴らしいです。
それはモンスター娘の体型や表情をつぶさに知れるだけではなく、曲がりなりにも医療を扱うからです。
いえ、小説版も充分に分かりやすく説明しているものの、活字だけの医学書と図解有りのそれとではイメージしやすさが段違いです。
おまけに、怖くて暴れてしまう躍動感も、敏感な器官に触られて嬌声を上げてしまう色気も満遍なく伝わってきます。
しかも、これは小説版でクローズアップされたキャラだけに限らず、建物やモブキャラなどの背景に至るまで作りこまれていて、没入感を強めてくれます。
それと、キャラデザの違いも見所の一つです。
原作の挿絵を担当された方(AJ007753)もモンスター娘界では第一人者で、美麗な肢体と種族への考察に定評があります。
ただ、描き癖としてスリムな女体を得意とする方(RG35003)でもあるので、この漫画版の作者様(RG32940)がリファインしたキャラ造形はまた一味違い、新鮮な豊満さを魅せてくれました。
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同日発売の阿澄さんのやつ(RJ243414)のレビューを書いた後で気づいたのですが、一応レビューする意義はあります。
アカウントを持っていて、毎月うん万円をつぎ込んでいる自分のような人間には3クリック程度で聴けてしまう無料作品なんてハードルが無いに等しいので、何書けばいいのか分からなかったものの、現状DLsiteはゲスト購入を廃止したのでアカウントを取ると言う工程は一応存在します。
よって、以下は今現在アカウントが無い人に向かって書きます。
アカウント持ってる人は四の五の言わずに聴いてください。
やんちゃな女の子って感じが出ていて良いですね。
押せ押せ過ぎて人の話聞かない、早とちりが得意技とでも言うべき人物像が出来上がっています。
また、バイノーラルの活用も忘れていません。
例えば、部屋をウロウロするシーンでは声が左右に動き、狭い押し入れで密着すると耳の間近で話しているような距離感が表現されています。
一方で、本当にムードが出てしまうと妙に恥ずかしさがこみ上げる思春期らしさが可愛いです。
それでもやっぱり色恋沙汰に興味がある押しの強さが女の子らしくてシナリオの妙を感じました。
特に、狭い空間に隠れている状況が背徳感と緊迫感を高め、普段はギャーギャー五月蠅そうな娘のシリアスな一面を実感できてニヤニヤが止ままませんでした。
失礼、噛みまみた。
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「無料作品にレビューを書く必要があるのか?」と言う疑問が拭えないまま書いています。
って言うか普通レビュー書く際にはあらすじとか内容の補足とか混ぜ込んだりするのですが、無料なので四の五の言わずに聴けばいいし、増々何書けばいいのか分からなくなってきました。
とにかく聴いてみてください。
音声作品に触れたことが無い人もこの機会に是非。
「ちっちゃくないよ!」の人ですよ(本作ではそんな台詞言ってませんが)。
ひだまり荘のらすちゃん画伯ですよ。
日曜昼の地上波で2時間の生ラジオをやっているメインパーソナリティー様ですよ。
P3の舞台版で女主人公を演じている女優様ですよ。
それがバイノーラルで献身的で至れり尽くせりなメイドさんとして身の回りの世話をしてくれるのです。
とにかく聴いてください。
2019年01月06日
ツンデレです。
分かりやすくツンデレです。
ただ、ツンもデレも出力が強いのです。
前者は30cmもの上背が鬼の形相で凄い剣幕で迫って来るなんて、いくら美人でも死の恐怖で背筋が凍るに違いありません。
後者は照れた赤面からの、満面の笑顔からの、嬉しすぎて泣き出す始末で、見ている方が面映ゆくなってしまいます。
おまけに、内助の功全開の良妻なのだから、頭が上がりません。
しかも、読者としての神視点だからではなく、当の夫からもお見通しの分かりやすいツンデレの威力は絶大で、可愛さ抜群です。
その角の合間に手を入れて頭をいい子いい子したくなる良い女です(まあ、長身なので手届かないですけど)。
1.明らかにエロマンガを読むのに適した形態ってなんだよ。
2.去勢されたエリートは間違ってないけど、黄巾党ってそういう意味じゃねぇから。
3.また都合の良い所だけ、史実考察を取り入れちゃって、でも確かに女の子にそう言うこと言われるの嫌いじゃない。
4.剣を抜くって、その抜くなの?まあ、実際に表紙だけで充分に抜ける威力の時あるけど。
5.これ本当に男を装って描いている女性エロマンガ家さんに変な目で見られない?
6.笑えるけど、さすがに下は不能人は笑えない。明日は我が身じゃ。
7.エロマンガを支援してくれる立場に立つレディって萌えるね。しかも、本人が言うと淫語効果まであってなお良い。
8.おびただしい量の黄金しか出ねえって、もうそれでエロマンガを買え。
9.言い方がまずい。本当にまずい。お父さんが開発したようにしか聞こえない。
10.自分がメチャシコだと思った作家が売れないのは凄くよくわかる。
11.誤解を招く発言をよくもまあ、こんなに立て続けに並べたもんだ。
12.この漫画いつも格好良いことを言うのは男じゃなくてJSだ。
13.この漫画こうやってできてるんだ。だとしたら作者で抜、いやなんでもない。
14.まともな方もいますって今更ひよるのか。
15.上手いこと言って締めようとしても、その後の書き文字がなぁ。使用済み感満載なんだもの。
16.女体化話に見えて一人だけ限りなく見覚えがある騎士王がいる。
深夜にもかかわらず声出して大笑いしてしまいました。
苦情が来たらどうしてくれるんですか?
そういう訳なので次回作頑張ってください。
1.絵が素晴らしい。
スタイリッシュなセーラー服美少女が目の毒なくらい健康美で、頻繁にずぶ濡れになるしっとり感もモノクロ作画で上手く表現されています。
2.背景が美しい。
テレビや旅行で必ず見覚えのある江ノ島の風景が美少女に勝るとも劣らない作画力で描写されていて、聖地巡礼場所の特定しやすさと没入感は折り紙つきです。
3.背景がヤバい。
こっちは舞台背景って意味で「○本以外全部沈没」を連想させる世紀末的世界観にもかかわらず、溌剌として学生生活を謳歌する少女達、それでいてインパクトの強い上級生や教師陣がありがちな学園ものの雰囲気を醸し出しつつ、もう一段深い闇の存在を匂わすストーリーは続きが気になります。
4.主人公に好感が持てる。
悪く言えばベタな能天気系少女、良く言えば底抜けに優しい包容力の塊、でも正解はどちらでもなく、この巻だとまだ明かされていない何かを秘めているミステリアスガールのようで、何にしてもその笑顔にはお近づきになりたい気持ちが湧き出てきます。
5.真ヒロイン?
主人公もその他も女子だらけなので、いわゆるラブコメみたいなヒロインの概念は通用しないものの、サンプルのページでも凛々しい眼光を見せつけている少女が非常に頑固者のツンデレヒロインの匂いをプンプンさせていて、落とし甲斐があると言うか、近寄り難いオーラが逆に興味をそそられました。
6.女の友情と女の葛藤
まだ1巻なのに定番ながらも必須な心情描写が詰め込まれ、ぎこちなく紡がれる友情や義務への責任感など切ないような厳しいような、けど甘さもある女の子の生き様を魅せてくれます。
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※録り下ろし特典部分の感想のみ書きます。
飲み屋にバイノーラルマイクを持ち込み、女子会気味な(構成作家も某女社長なので)リアル酔っ払いトークを聴けるってだけでも意義は馬鹿デカい内容です。
やっぱりバイノーナルの威力は素晴らしいですね。
感覚としては自分が個室居酒屋のテーブルの上に鎮座して、左側にかの仔さんと結姫さんが座り、右側に杏さんと構成作家さんが座っていて、料理をつつき、酒を飲んで騒いでいる構図が目に浮かびます(自分不審者だな)。
言い換えると、自分を挟んで女性声優3人が砕けたお喋りをしているのが聴けるのです。
しかも、酒が入っているからか、ちょっと変なテンションのトークはバイノーナルを抜きにしても面白いこと折り紙つきです。
いや、この3人はしらふでも、こう言うテンションな気がしてきた。
とにかく、仮に女子会に呼ばれる経験が有ったとしても、マイクとの距離感的にこんな位置関係で酔っ払い女子のはっちゃけトークが聴けるのは他に類を見ない嬉しい内容です。
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