Tikuwabuさんのレビュー一覧

本作は、双子の姉妹で、彼女でもある二人におうちデートで催眠をかけられちゃう作品です。
こんな可愛らしい二人と付き合ってるだけでうらやましいのに、ましてや催眠までかけてもらえるとは……!
催眠音声愛好家は主人公を呪っていいレベルの羨ましさですね。

さて、この作品はいわゆる双子催眠とは異なるアプローチの作品です。
双子催眠は、左右から異なる暗示を入れられる混乱法や手数の多さを生かした驚愕法などを得意とするジャンルですけど、この作品での催眠誘導は各々一人ずつのんびり話しかけるもの。
その意味で、一見すると「双子催眠を作ろうとしたけど……」みたいな作品にも思えたのですが、これはむしろエロトランスさんの、通例とは違う何かを作ろうとしたがゆえの異なるアプローチなのだと思われます。
二人の登場人物を用いて作る催眠風ボイスドラマ、二人いるからキッチリ二倍気持ちよくなれる作品だと私は解しています。
ですので、通例のタイプの双子催眠を期待している方は、ちょっと肩透かしを食らうかも。その点は注意が必要ですね。

上述した理解の上で見ますと、冒頭のボイスドラマ的な展開なども、双子姉妹を理解する過程として必要なパートだと理解できます。
二人のきゃいきゃいした感じや、二人っきりになったときの行動がまるっきりおんなじ所などは、双子としてのキャラ性を強調しているのでしょう。
そんな可愛らしい二人ですけど、催眠をかけ、えっちぃ展開になってからのドSっぷりは目を瞠るものがありましたねー。
エロトランスさんの作品で一際エロに特化した作品であるとも感じました。
耳舐め主体のプレイでもチュパ音を重視し、暗示を少なくしているのが特徴的。やはりベースはボイスドラマだと感じられますね。

可愛らしい双子に散々弄ばれる作品です。
イチオシです。ただ、ハードな内容なので注意喚起しておきます。

本作は、恋人(?)で催眠をかけたりかけられたりする、そんな関係の女の子に催眠をかけてもらえちゃう作品です。
私はそらまめ。さんのサークル・+ ucca ∫ ucca +の作品を一本聞いているのですが、前半部のだらだら会話はあちらでの彼女の姿そのまんまですね。(笑)
催眠の準備に入ろうとする体を何度笑いで止められたか。いやあ、本当に楽しい前半でした。
ところで彼女さん、結局レポートは終わりました?(笑)

この作品はそんなだらだら会話、実際にその場で雑談している感覚の前半部と、カッチリ古典催眠で進められる後半部とに分かれています。
後半部の内容はオーソドックスなものですが、前半における会話がここで効いてくる。
むしろ、前提条件が変わればここまで反応も変わるかと驚かされるくらい効きましたね。

適当で可愛らしい彼女の話を聞いていくうちに、彼女への親しみが無意識レベルで成立していたのは間違いないでしょう。
このラポール形成過程が与える影響は大きい。
それは必ずしも催眠術師に対するラポールではないのですが、それでも暗示の入り方に大きな差がありました。
催眠音声ジャンルにおける新機軸と見ていい内容だと思います。

そらまめ。さんの演技も素晴らしく、こんなに気合の入った覚醒パートは初めて聞きましたが(笑)、催眠誘導そのものも質が高い。
できれば「彼の番でめっちゃ気持ちよくされてリベンジに燃える彼女」の回だとか、「ちょっと機嫌が悪くて意地悪な焦らしをしてくる彼女」の回だとか、そんな回もぜひ聴いてみたい作品でした。

エロの面ではややあっさりめですが、それも含めて良質な癒し系作品でしょう。
初心者の方にとっても「落ちる時ってこういう感じだよね」みたいな前半の雑談は参考になるでしょうし、雑談形式の導入も聴きやすいはず。
広く勧めたい作品です。イチオシです。

本作は、女の子の誘導(物理)によってふわふわとした催眠の世界に導かれ、掴みどころのない抗えない浮遊状態で雲に身も心も犯されてしまう作品です。
催眠状態の浮遊感を援用した作品で、逃げ場のない状況で快楽を感じるピンクの雲や赤い雲に放り込まれ、体表と体内とを同時的に犯されてしまう。
また、バイノーラル録音を活かしたドライ絶頂への追い込みも絶品ですね。双子催眠を思わせるような手法で追い込んでくれています。

ただ、思っていたよりもガッツリ連続絶頂を体験できるドライ作品でして、思った以上に体力を使いましたね。(笑)
雲がテーマということで、快感もふわふわした内容を想像していたのですが、内容的には結構ハードです。
体感で言いますと、「リミットマリオネット」辺りの連続絶頂を彷彿とします。
意外に体力が要る作品ですよ、この作品は。

CV担当の紗藤ましろさんの演技は素敵な女の子で、鼓膜を直接叩くようなささやきによる誘導は強烈に効きました。
バイノーラルによる距離感や角度の変化もまた、催眠に必要な集中を高めてくれた。
おかげでずいぶん翻弄されてしまいましたが、覚醒パートにあった「けど、女の子に連れ回されたり、強引にされたりするのもいいものだと思いませんか?」にはよく頷けました。
ほんにその通りで。
この言葉で、「また次も彼女に翻弄されたいな」と思わされましたねー。

45分という短い時間で的確に催眠に導き、ドライ絶頂へと追い込んでくれる実に良質な作品です。
彼女の誘導は口語調に近く、初心者にとっても聴きやすいものでしょう。
催眠経験を問わずお勧めしたい作品ですね。大変お勧めの作品であります。

本作はルーレットを題材にした、ランダムにプレイを楽しめる催眠音声作品です。
音声作品最大のネックは、やはり何度も聴いていると展開やプレイ内容に慣れてしまう点でしょう。
その点を、専用のアプリでランダムに継ぎ接ぎすることで解消した、なかなか画期的な催眠音声作品ですね。

その意味では、催眠音声特有の積み上げがやや弱いかもしれません。
ランダムに様々なプレイが楽しめる、何度も楽しめる作品という部分を重視しての購入をお勧めしたいところです。

本作は、催眠の力でSMの世界を垣間見ることができるセルフ系の催眠音声作品です。
いわゆるマゾ向けの作品のような、最初から主従がかっちり決まったものではなく、段階を踏んで主従が成立していく。
その上で、ご主人様の命令に従い、誉められる体験をしていく作品になっています。まさしく調教ですね。

織田リコさんの声は低くどこか冷ややかで、素敵なご主人様を演じてくれたなあと思います。
SMを彷彿とさせるような高圧さもあって、その辺は催眠としてはちょっと気になりもしましたが、それもまた作品の色合いを深めてくれるスパイスだったでしょうか。
むしろ、あくまで愛情をベースにした調教内容は被虐的な歪みとは異なっていて、全体的にマイルドさが目立ちます。
ですので、すでにマゾ豚として成熟されている方よりも、これからマゾ豚にならんと欲する方に向いた作品でしょうね。

タグに露出とあるように、公衆での露出シーンを含んだ作品です。
そちらの方面の性癖をお持ちの方によりお勧めの作品ですが、基本的に多くの方にお勧めできる汎用性の高い作品ですね。
良い作品ですよ。お勧めです。

本作は、全編を通して語り聞かせ形式で展開される催眠風ボイスドラマ作品です。
説明にもあるように、催の森と称される、人々の心の中にある森の中でサキュバスのミーによってフェラで搾り尽くされてしまう作品ですね。

ミーは誰が見ても美しく見える容姿をしているようですが、その辺の描写はあまり細やかにされていないので、パッケージ絵か、何か参考になる絵を先に見ておくとはかどるかもしれません。

本作は、オナニーができることへの感謝、自分の愛棒に対する感謝を込めてオナニーをする、いくぶん哲学的なネタ系催眠音声です。
宗教儀式のように厳かに展開される内容は、面食らうような、つい笑ってしまいかねないようなものです。最後のフィニッシュも実に壮大なフィナーレでして。(笑)
事後の「ネタって言っちゃった(笑)」感には、リアルに噴き出してしまいましたねー。

基本的にはセルフオンリーの催眠音声作品ですが、そのベースにあるのは感謝・愛です。
ですから、こう、性的興奮で射精に追い込まれるというより、感謝しながら正拳突きしていたら人類最強になってしまったような、そんな射精を目指すことになります。
めくるめく愛棒との思い出に、楽しかったあんなオナニーや失敗してしまった痛恨の一幕などに浸るシーンなどもありますので、自分の過去のオナニーを思い出しておくとはかどるかもしれませんね。

エロトランスさん切ってのネタ作品ですので、さすがにその前提での購入をお勧めしておきます。
なかなかシュールで楽しい作品ですよ。

本作は、雨音をトランス音として利用した催眠音声作品です。
前半では雨音をフルに活用した催眠誘導が行われていて、後半からは幽体離脱をして女の子の快感を楽しみに行く感じですね。

この作品は、エロパートが二種類ありまして、「2」「自由」の二つのトラックから選択する形になっています。
ただ、これについては「2」の選択を強く推奨いたします。催眠としてもエロとしてもこちらの方が容易であり、より多くの方が楽しめるのはこちらでしょう。
「自由」は本当にフリーダムなんですよね。自分自身の妄想を実現するためのファイルであり、それだけに催眠誘導による刺激が少ない点は否めません。
一方の「2」では、具体的なシーン、街中で見かけた女の子の家に(幽体離脱してるんで、見えない状態で)付いていって、彼女の一人エッチのおこぼれをこっそり同化して楽しんじゃうシチュで固定されています。

というわけで、その辺は注意が必要ですが、女の子の快感をこの短時間で(「2」使用時はなんと33分)体験できる良短編でしょう。
催眠音声作品のクォリティとしては現在でも聞くに堪える内容だと思います。
ただ、さすがに現在の水準から言えば録音状態や音質で気になる部分もありましたので、バイノーラル録音が標準化している現在の水準で考えるべきではないという点も付記しておきます。

本作は、とり憑いている霊の浄霊という儀式によって体験する、TS系の催眠音声作品です。
男性が聞く場合はそうなるのですが、二十歳くらいの女の子の霊を体に受け入れることでTS(性転換)を疑似的に体験します。
そして、彼女がしたくてしたくてたまらなかったオナニー、霊になっちゃうくらい執着していたオナニーを一緒に体験する感じの作品になっています。

というわけで、セルフ系の作品なのですが、個人的には「オナニーでドライ絶頂を補助する連続絶頂系」と解しています。
と言いますのも、一度イッてから一休みを挟み、さらにもう一度絶頂へと昇り詰める構成は、さすがに射精していますと厳しいものがある。
さらに言えば、この作品は脱衣指示も最初にされていますので、一回抜いた時点で凄い状況になっているわけですし、集中しきれないですよね。(笑)
なので、女の子の絶頂をイメージして、ドライ系の絶頂でイクといいんじゃないかと。

作品の性質上、女性の方が楽しみやすい内容になっているとは思いますが、軽度のTS体験を試してみたい男性の方にも向いた作品でしょう。
男女兼用作品ですから、女体化を主題とした作品と比べればあくまで軽い内容であることを念頭に購入を検討されるといいと思います。

本作は、催眠風ボイスドラマに近い形式で展開されるマゾ向け催眠音声作品です。
内容的にはナレーション+台詞の一人二役で紅月ことねさんが物語を進行しています。
パッケージ絵からもわかりますが、拘束された状態で様々なガスを吸わされて興奮させられ、エッチな道具で強制的に気持ちよくさせられる。
その内容は実にМ向けですねー。
アングラな研究をしている研究者のお姉さん(CVは紅月ことねさん)の口振りも高圧的で、全編を通してM向けに全振りしている印象ですね。

この作品ではマスクの着用が推奨されていますが、個人的な感想ではどちらかというと座位での使用を推奨したいところ。
座位での拘束状態で進行するドラマですので、その追体験としては、同様の状態が望ましいかなと。
さすがに拘束まではする必要もないと思いますが(笑)、本格派の方はそういう方法でチャレンジしてみてもいいかもしれませんね。

言葉での誘導よりもガスというアイテムでの誘導を中心にしているため、エロトランスさんの催眠としてはやや浅めになる可能性も有ります。
一方で、マゾヒスティックな快楽はなかなか甚大なものがありますので、催眠風ボイスドラマ的なニュアンスで楽しむといいかもですね。
その意味では「白衣のサディスティックな女性」のイメージが膨らむような画像等を参照しておくと、より世界に入りやすいかもしれません。