【通常版】セラフィム・スパイラル －少年の檻－リマスター：ボイスプラス

●久神 暁人　（CV：堀江瞬）
このゲームの主人公。
私立八尋学園二年。
他人と接することに消極的で、警戒心が強い。
内面は繊細で、優しい心の持ち主。
弱そうに見えて、芯が強い。
極力目立たないように過ごしているが、何処か人を惹きつける雰囲気がある。
兄と従兄に愛され、とても大切にされている。

「……助けてもらったことには感謝する。けどもうこれ以上、僕には関わらないでくれ。」

●久神 総一郎　（CV：森川智之）
二十六歳。
主人公の兄。
愛想が良く、人付き合いに長けた穏やかな青年。
弟である主人公を溺愛している。
両親はすでに亡く、主人公との二人家族。
両親の遺産と彼の稼ぎで裕福な生活を送っている。

「幼い頃から見守ってきた、おまえは俺の大切な弟だ。悩み事があるのなら、話してごらん。」

●御神薙　（CV：緑川光）
とある目的により、主人公の命を狙って八尋学園に現れた謎の少年。
人間離れした運動能力と、意思の力を剣の形に具現化させる能力を持っている。
与えられた使命を果たさんと剣を取り、敵対者と戦う。
冷徹に敵を討つ、孤高の人物。
表情少なく寡黙。

「おまえ……“贄”（にえ）だな。“贄”ならば――殺す。」

●鷺江 諒　（CV：興津和幸）
二十四歳。
主人公の従兄。
愛想がなくて不器用で人見知りの年下の従弟を、からかいながらも温かく見守っている。
八尋学園に化学教師として赴任している。
誠実で思いやりのある性格。
主人公とその兄・総一郎とは旧知の仲。
お互いを信頼する、本当の兄弟のような関係性。
過去にあったとある事件から、主人公を特に心配し、気にかけている。

「久しぶりに会えた従兄に、『会えて嬉しい』のひとことはないのかな、アキトくん？」

●須王 大輔　（CV：千葉翔也）
私立八尋学園二年。
主人公と幼なじみの少年。
主人公が転入することになった八尋学園で、主人公と同じクラスになる男子生徒。
正義感が強く、曲がったことや卑怯なことが大嫌い。
幼なじみだった主人公との再会を喜ぶが、忘れられていたことにショックを受ける。
人を遠ざける主人公の態度に腹を立てるが、主人公が窮地に陥った時、頼れる相棒として親身に力を貸してくれる。
冒険心に溢れ、自立心に富んだ、明るく前向きな性格。

「暁人は本当に忘れちまったのか！？おれのことも、あの『約束』も……！」

●不破 修一　（CV：高梨謙吾）
私立八尋学園二年。
須王の友人で、超常現象、神話・伝承について詳しい変わり者。読書家。
興味の持てない人物や物事に対して、やや冷淡。
皮肉屋で毒舌家。
須王の過去話にたびたび登場する幼なじみが主人公であると知って驚くが、事件の成り行きで接するうち、主人公本人にも興味を抱くようになる。
他人をあまり寄せつけない性質だが、自分が認め、心を許した人間には面倒見が良い。

「――軽い気持ちで言ってるんじゃない。僕は最後まで君につき合うつもりでいるよ。」

●藤宮 紗月　（CV：千本木彩花）
私立八尋学園二年。
主人公と幼なじみの少女。
暁人とは7歳の時に知り合った。
主人公が幼い頃を過ごした地方都市に住み、主人公が転入することになった八尋学園に通っている。
主人公と同じクラスになる。
誰に対しても丁寧に接し、敬語で話す。
ふんわりとした優しい雰囲気を持つ。
須王と親しいが、幼い頃からのつき合い故に兄妹のような関係性。
後輩の毬名からは、理想の存在として慕われている。

「暁人くんは変わりませんね……昔と同じで、優しいです。」

●蓮見 夜刀彦　（CV：阪口周平）
二十三歳。
関西弁の自称「拝み屋」。
口数多く、陽気でかなりノリの軽い、調子の良い青年。
歯に衣着せず、言いにくいこともはっきり本人に告げる、容赦のないタイプでもある。
八尋学園の周囲を徘徊し、主人公の前にもたびたび出没する。
くだけた態度で明るく気さくに振る舞うが、どこか秘密めいた翳りを感じさせる。

「なあ、アンタ――狙われてるのと違うか？それも……人外のモノに。」

●饗庭 巴　（CV：園崎未恵）
二十五歳。
八尋学園の校医。
世の良識やモラルに左右されず、自分の信念に従って生きる、クールな性格の女性。
享楽家。
対象は男女問わず。
多くの生徒から、「巴先生」と慕われている。
気に入った相手には、激しく情熱を傾ける。
鷺江諒とは旧知の仲。
諒の母親と巴の母親は姉妹。

「……君、生徒名簿の写真で見たより、ずっとカワイイじゃないか。好みのタイプだ。」

●加納 眞之　（CV：川原元幸）
私立八尋学園三年。
主人公より一学年上の先輩。
神社の跡取り息子。
言葉数少なく、物静か。
誠実で清廉なタイプ。
教師からの信頼も篤く、物腰も言動も落ち着いて安定している。
とある特殊な能力を持つが、周囲から気味悪がられた過去があるため、それを表には出さず過ごしている。
守りたい者のためならば、静かな優等生の衣をかなぐり捨て、進んで戦いに身を投じるような烈しい情念を秘めてもいる。

「俺に出来ることがあれば、協力しよう。」

●嘉上　（CV：永塚拓馬）
主人公の危機をたびたび救う、不思議な力を持つ少年。
丁寧で礼儀正しい。
主人公に対しても敬意を持ってうやうやしく振る舞う。
主人公の命を狙う謎の少年と同じく、常人離れした運動能力と、剣を具現化させる能力を持っている。
とある秘められた名を持つ《結社》に所属しているらしい。
主人公の命を狙う謎の少年・御神薙を警戒して、主人公を彼から守ると誓う。

「僕は、あなたをお守りするためこの学園に来ました。」

●黒田 章吾　（CV：竹内栄治）
私立八尋学園二年。
不良グループのリーダー格で、生徒たちから怖れられている。
先生方の評判も良くない。
倉澤に金で雇われているが、家庭的には裕福で生活する金に困っているわけではない。
いつも退屈して、刺激に飢えている。
自分の快楽を満たすために、他人を傷つけることを何とも思わない。

「強気な態度だねえ……いいのか、そんなこと言ってて？」

●永峯 士朗　（CV：室元気）
二十四歳。
選択したルートによって、とある場所で主人公と遭遇する人物。
愛想良く振る舞う、育ちの良さそうな青年だが、主人公に多大な興味を抱き、その態度を隠さない。
我が物にしようと主人公を狙う。
ある人物との因縁があり、ずっと恨みに思っている。

「僕はおまえがここに帰ってくる日を待ち望んでいたよ……。」

●香坂 毬名　（CV：杉浦しおり）
私立八尋学園一年。
主人公が転入することになった八尋学園の後輩の少女。
紗月を慕っている。
いつも紗月のそばにいる須王を天敵と見なしている。
敬愛する紗月と親しげな主人公にも妬いて、無愛想な態度をとったりもする。
根は真っ直ぐで、さっぱりとした裏表のない性格。

「先輩に良からぬ考えで近づく男どもは、みんなわたしが倒してやるんだから。憶えとけ！」

●倉澤 伸也　（CV：児玉卓也）
私立八尋学園二年。
風紀委員。
主人公が転入することになった八尋学園のクラスメイト。
紗月が好き。
邪魔な須王を恨んでいる。
一見するとメガネを着けた真面目な優等生。
外面良く振る舞い、成績もそこそこ優秀。
教師のウケも良い。
優等生の見かけによらず、執念深くて陰湿なタイプ。
黒田を金で雇っている。

「仕方ないなぁ。本当はこんな手荒なこと、したくなかったのに……。」

●安斎 隆親　（CV：松岡大介）
四十五歳。
私立八尋学園理事長。
主人公が転入することになった八尋学園の理事長。
人当たり良く紳士的に振る舞うが、上昇志向が強く内面に野心を隠している。

「暁人君。困ったことがあれば、訪ねてきたまえ。私が力になろう。」

●？？？　（CV：三木眞一郎）
主人公の夢にたびたび現れる、謎の人物。
満月が近づくほどに、その呼び声は次第に鮮明になってゆく。

（我が寵を受けよ。我が手にすべてを委ねよ――）