トリスティア：レガシー

●ナノカ・フランカ　（CV：川澄綾子）
元気いっぱいの14才の女の子。
本編の主人公。
世界中にその名を知られた伝説の大発明家プロスペロ・フランカの孫娘。
トリスティア復興を依頼された祖父の代理で、スツーカと供に帝都からやって来た。
世間の常識というものに全くとらわれない柔らか思考。
祖父の才能を受け継いだ掛け値無しの天才児……だが、直感型ゆえにドジも多く、まだその才能を完全開花させるには至っていない。
万能工具「スプレンディッド・インパクト」を手に、祖父直伝の「プロスペロ流工房術」を駆使して滅びかけた街に奇跡を起こす。

●スツーカ　（CV：小杉十郎太）
ナノカのお目付け役をつとめる人工生物。
大発明家であるナノカの祖父プロスペロが、Eテクノロジーを解析して生み出した傑作のひとつ。
オオカミのような外見と、世慣れたオジさんテイストの高い知能。
もとは先の大戦中、戦場での潜入工作用に作られた自律型戦闘兵器だが、現在ナノカのおもり役として日々の暮らしを送っている。
ナノカにとっては、口やかましいけど憎めない、年上の友人のような存在。
ひとたび主人ナノカの身に危機が迫れば、身を呈して彼女を守る。

●機動城塞兵テンザン
ナノカの命令に従う戦闘ゴーレム。
全高2.9ｍ。体重3.2ｔ。
大発明家であるナノカの祖父プロスペロが、Eテクノロジーを解析して生み出した傑作のひとつ。
スツーカと同様、先の大戦中に作られたこの世界における最強兵器のひとつであるが、いまはナノカの頼もしいお付きとなっている。
命令受領の時以外、滅多に口を聞かず、そのうえ喋る言葉の正確な意味は相棒のスツーカにしか理解できない。
物質転換炉装備による絶大なパワーと、Eマテリアル鋼製の軽量かつ堅牢なボディ。
背中の重力反転ユニットにより短時間ながら飛行も可能な万能ゴーレム。

●ネネ・ハンプデン　（CV：野川さくら）
ナノカが通っていた帝国ジュニア・アカデミーの同級生。
帝国でも五指にはいる資産家一族の娘。
大好きなナノカを追って、トリスティアへやって来る。
トリスティアに高級レストラン〈ハンプデンズ〉を開店する一方、ナノカを陰に日向にサポートしてゆく。
――が、本心では、なんとかしてナノカを帝都に戻したいと考えている様子。
口調やしぐさは、おっとりして、礼儀正しく、人当たりもよくて、実際の年齢より遥かに大人びたしっかり者。

●フォーリィ・キャラット　（CV：大野まりな）
トリスティアにあるキャラット商会の若き会長。
意地っぱりな反面、屈託のないカラリとした気性の持ち主。
モデルのような華やかな容姿と強気の物言いのため、周囲にいろいろと誤解されることもあるが根は人情家で、人の不幸を放っておけないソンな性格。
ナノカが街に来て以来、ナノカの起こすトラブルに巻き込まれて受難つづき。

●レイグレット・クタニエ　（CV：幡宮かのこ）
トリスティアにある神殿の司祭長。
街の人達が当初、ナノカの能力に疑問を抱くなか、その才能にいち早く気づき彼女の信奉者（ファン？）となる。
聖職者の割には性格はくだけており、さっぱりしていて細かいことにこだわらない。
古くなった神殿の修繕費を捻出するため、ふだんからお布施あつめに街を奔走してる。そのためか、お金にだけは人一倍に厳しい。

●ラファルー　（CV：友永朱音）
海から引き上げられた箱の中で眠っていた謎の少女。
なりゆきから、ナノカの工房を手伝うことに。
物静かで表情に乏しく、何を考えているのがよくわからない。
ヒマなときは社会学習と称し、ゆったりと日がな一日、小説を読んでいる。