はじめに
私はこのゲームをデフォルトの名前で進めました。
故に、私はプレイヤーを自分とは別の誰かとしてゲームを進めました。
また、レビュー掲載時、私は攻略対象者を救うルートしかプレイしていません。
主人公はできた人間で、死にたいと願う人たちが抱える問題を解決し生きたいと思わせることができる素晴らしい人間であります。
正直、リアルでいたら親友になりたい。
このゲームのストーリーこそ暗いものでありますが、主人公というよりも攻略対象者の心情に共感できる要素が強く、自分の考えと向き合いながらストーリーを進めました。
20分に一回の選択肢を選ぶのはプレイヤーです。
ですが私は主人公に救われました。
このゲームは攻略対象者を通して、「主人公」から生きる希望を得るための物語です。
一度は死を願った主人公が、自分ではない他人のために「自身は死にたい人間だと」嘯き、救おうと一週間を過ごす様がひどく心を打ちました。
誰を救おうとも、彼女は死んでまで逃げたいと思った現実から逃げることはできない。
ストーリーをプレイしていて、ついこの間まで引きこもりで隠キャでコミュ障の人間が、生きたいと嘘をついているからという理由だけで攻略対象者からそこまで責められることがあるのかと思ってしまいました。
彼女も彼らが自らの抱えると問題を、彼女のおかげで生きる希望を得られたようになにか救いがあって良いのではないか、と思ってしまいました。
私が彼女に救われたように、彼女もまた誰かに救われてほしい。
このゲームには、プレイヤーにストレスを与えるような不快なキャラクターは存在しません。その分、人の心の難しさを感じました。
死によって、生によって、彼ら彼女らがあらゆる意味で救われるのを願っています。
このゲームの救済ルートは、攻略対象者を通してプレイヤーに救いを与える物語です。
私に救いをありがとうございます。
もっと早くこのゲームをプレイしたらよかったなあ。