Elenco recensioni di パラリ

スローライフをうたってはいますが、
リアル1秒=ゲーム内1秒のタイマー常時表示で
リアル時間の経過を強く意識させられたり、
目標(H)のために必要な金額がかっちり提示されていたりするので
のんびりが好きな人より、効率を考えて動くのが好きな人に向いているように思います。

主人公の言動はなかなかアクが強い……というかゲスキモいですが、
ともすれば淡白になりがちな時間停止ものだと
これくらい一人でノリノリで突っ走れるキャラのほうが楽しいですね。

1プレイは短めですが、選択肢によるシーン分岐が多いので
リプレイ性が高く、ボリュームはまずまずに感じます。

小さい子を扱った作品にしてはアニメーションが激しいのが
魅力だと思います。
声優さんもよかったです。

回復=犯されということで、
Hシーンのためにわざとやられに行くといった
ACTにありがちな煩わしさを感じることなく、
かわいい日焼け跡少女の痴態を自然に楽しめます。

後半など回復量と消耗量に大差があるため、
MPが切れるたびにレイプレイプレイプ、
HPが苦しくなるたびにレイプレイプレイプ、と
かなりの回復回数をこなすことになりますが、
シーンが短くてテンポが良く、バリエーションもそこそこあるので飽きませんでした。

プレイ感は最後まで体験版とほぼ変わりません。
敵は近接型と射撃型の二種類のみ、ギミックや謎解きの薄い純粋な迷路ゲーです。

脇道にあるイベントはギャラリー並びが順番ではないため
取りこぼしに気付きにくいので注意。

絵柄、ストーリー、Hイベント内容ともにかなり人を選ぶと思われる作品です。
私には突き抜けすぎてついていけない部分も多いのですが、
それでもひきつけられてプレイをやめられない魅力がありますし、
嗜好のドンピシャな人にはたまらないのではないでしょうか。

最初からロクでもなかった世界が
主人公の行動でじわじわと確実にヤバい方向に変化していく。
ささいな行為からも退廃と破滅が侵食していくのが楽しいです。

ストーリーの破天荒さやフラグの複雑さから
「こうすればこうなるだろう」という先読みがあまり通用しないので
総当りに近い攻略になりがちですが、
そのアリ地獄感も作風にマッチしていて魅力を増しているように思います。

ゲーム内でチート級のハンデをつけられて好き勝手されるという独特のシチュエーション、
完全にどうしようもないわけでなく抵抗の余地があるのが
かえって屈辱的で良かったです。

このゲームは経験値によるレベルアップがなく、
パワーアップはほぼ敵からのドロップアイテムに依存しています。
そのため「先に進むほど新たな力を手に入れられる」という楽しさを実感しやすくて、
レアアイテム狩りにも熱が入りました。

回想部屋はありますが抜けもあり、
また、セクハラ系など後からは見られなくなるミニイベントも多いので、
各町到達時などのセーブデータは分けて保存しておくことをおすすめします。

このゲームはブロックやキャラを自由に持ち運びできることが特徴で、
攻略上も非常に重要になっています。
そのために同じ場所を何度も行き来することもしばしばあるので、
マップを眺めてどこを通るか、どのブロックをどう置いてやれば
輸送が楽になるかを考えるのがとても面白いです。
キャラごとのH条件を推理するのも楽しかったです。

アクションと操作にやや癖はありますが、
マップ機能が優秀なので快適に探索できますし、
また、ハマリ救済機能も充実しているので
探索ACT初心者の方にもおすすめしたいです。