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「侵蝕のヒプノシス【PC・スマホ版】」 へのレビュー

オススメ! 日常へと戻るのか、催眠に蝕まれるのか。

2023年11月07日   色月 さん

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エロは催眠シチュでまとめられており、認識を変えられてエロ課外活動させられたり、身動きを封じられて調教されて雌犬奴隷堕ちさせられたり、催眠をきっかけにヒロイン自ら恋心を持つように仕向けられたりと、多様なシチュエーションがルートごとに用意されている。

ヒロインが催眠で前後不覚ならば、騙して犯している背徳感、性奉仕のようないけないことを真面目に取り組んでいる滑稽さ、終盤の取り返しのつかないレベルまで思考が侵食された敗北ヒロインが味わえる。
あるいは、ヒロインの身体の自由を奪う凌辱寄りのシチュならば、彼女の言いなりにならざるを得ない屈辱、露出散歩などの変態的なことをさせられる羞恥、最初の頃の反抗の意志が屈服する堕ちの達成感などが楽しめる。
筆者は凌辱趣味なため、「部活」(ゲス教師に身体だけ堕とされる)と「友人」(雌犬調教)が気に入った。前者は心では嫌がっていても、快楽を求める身体に引きずられて竿役の言いなりになるエロ敗北がよい。後者は、嫌っていた竿役をご主人様呼びして雌犬として完成する堕ちがグッドだ。

さて、本作は本編シナリオも優れている。日常は脆く崩れやすいが大切であることについてヒロインは繰り返し言及しているが、その事実を素直に受け取れるように構成されている。
本編が催眠という災いに侵食されているからだけではない。現実世界にも混乱を招いている流行病で学生らしいイベントができなかったこと、ゲーム中に手助けしてくれる生徒会メンバーの親友たちの存在など、さりげない描写やゲーム部分を組み合わせて説得力を持たせている。
物語終盤、ヒロインたちは元凶に立ち向かってゆくが、終盤の熱さ、決着後の再起と決断に至るまでの流れは非常に読み応えがある。上記のような描写の積み重ねにより、日常の尊さに気づき取り戻そうという動機がしっかりと印象に残るからである。真エンドのカタルシスは、是非実際のプレイで味わって欲しい。

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