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本作の主人公リッカは普通の女の子である。
非力で甘えん坊で、そして心優しい女の子である。また膣内に精液を出されると妊娠するというエロゲ界では忘れがちな常識や、自分の生理周期を数えるという当たり前のことをする等身大の女の子である。
このような子が魔物や味方のはずの人間らに無残にも犯さるのである。
本作はお値段を度外視して多くのHシーンが実装されているが、ほとんどのシーンで妊娠を強く意識させる描写や実際に妊娠しボテ腹になったシーン、産卵まで見ることができる。(さすがに人間もしくは亜人の出産まではなかったが)
これほどまでに美麗に作り込まれた3Dゲームで、それもHシーン内でカメラ操作までできる中で、ボテ腹Hができる作品がこれまであっただろうか?不本意にも子を宿し母となった腹の丸みを、様々な角度から楽しむことができる事に感激している。
またHシーンではないものの、名もなきゴブリンに犯されてから生理が来ないことで妊娠の恐怖に苛まされ、それでも仲間には相談できず空元気を見せるという生々しい仕草などは、孕ませ紳士ならばそこだけで致せるほどだ。
そもそもストーリー上、魔物の子のみを妊娠できる体に作り変えられてしまう呪いを受けるあたり、このゲームの孕ませエロへの本気度が伺える。
このようにHシーンの前にも後にも妊娠要素が散見されるという、シナリオの孕み具合が大変素晴らしい。
加えて艶めかしくも可憐な造形と豊かな表情でプレイヤーを楽しませるモデリング、そしてエロシーンまでも含めたダイナミックで臨場感溢れるカメラワークは大手企業作品と比べても見劣りしないものであり、作者様には畏敬の念を抱かずにはいられない。
シナリオについても重厚で壮絶なストーリー展開はもちろん、プロローグとエピローグを見事に繋げるその手腕には拍手喝采であり、エンドスチルを見た時にはもはや号泣であった。

聖騎士リッカは歴史に名を残す傑作である。