作品内容
■物語
時は動乱の幕末。
古より伝わる不思議な力……。
その不思議な力は国が安危とき、何者かに宿るという。
その力を持つ者は相手の弱点を読み取ることが出来、一陣の風のもとに相手を亡き者にできる。
言い伝えでは敵の弱点を読み取る際、小さな光……ときには紅蓮の炎が浮かび上がるという。
総じて、その光を『玉』と呼んだ……。
黒船襲来から十年、日本は未曾有の危機に瀕していた。
政治の中心は江戸から京都に移りつつあり、その京都は天誅の名の下、無法地帯と化していた。
その無法地帯を取り締まるのが近藤勇率いる壬生の狼と呼ばれた「壬生浪士組」(後の新撰組)。
そんな勇たちに助けられた主人公、見田健。
倒幕へと傾く時代の中、個性あふれる新撰組の面々とともに京の町を守るが……。
■登場キャラクター
●近藤 勇 (CV:一色ヒカル)
新撰組局長
流派・天然理心流(指南免許)
愛刀・虎徹
天然理心流・四代目宗家。
豪農の家に産まれ、天然理心流を学ぶ。
近藤家の養子となり、武士の身分を持つ。
十四代将軍、徳川家茂の上洛警護のために集められた「浪士組」に試衛館の面々とともに参加。
その後、会津藩お預かりとなり「壬生浪士組」(後の新撰組)を結成。
会津藩主、松平容保から絶大な信頼を得る。
剣は強く、武士以上に武士の礼節を重んじている。
誰でも分け隔てなく接するため、目下の者からも慕われ「イサリン」と呼ばれている。
「誠の名の下、成敗致します!」
●土方 歳三 (CV:和水きなこ)
新撰組副長
流派・天然理心流(中極意目録)
愛刀・和泉守兼定
裕福な農家の家に産まれ、実家の「石田散薬」を売り渡りながら方々で道場破りして剣の腕を磨いた。
天然理心流を学び、近藤勇と出会い終生の友となる。
近藤とともに「浪士組」に参加、
近藤を日本一の侍大将にするためときには味方をも犠牲にする冷酷な一面も持ち合わせている。
戦の天才で敵からは「常勝将軍」、味方からは「鬼の副長」と恐れられた。
総長の山南とは他人にはわからない絆で結ばれている。
趣味は俳句を詠むことだが、平凡な句だと総司たちから茶化されている。
好物は「たくあん」。
隊士の一部からは「ひじりん」と呼ばれる。
「狼は狼の本能に従って戦い続けます。この命が燃え尽きるまで」
●沖田 総司 (CV:北都南)
新撰組・一番隊隊長
流派・天然理心流(免許皆伝)
愛刀・菊一文字
天然理心流・塾頭。
白河藩の足軽の家で産まれたが、厄介払いで試衛館に預けられる。
だが、試衛館で剣の才能が開花し、通常は十年以上かかる免許皆伝を僅か三年で得た。
強い相手と戦うことが大好きで、強い相手だと近藤や土方を差し置いてでも戦いたがる。
普段は笑顔を絶やさない可愛らしい性格の持ち主で近藤、土方、山南に甘えることが多い。
斎藤と一番仲が良い。
得意技は突き技。
時々、多摩弁の「~じゃん」と言うのが口ぐせ。
「季節の中で春が一番好き。寒い冬を耐えれば、春って必ずきてくれる」
●斎藤 一 (CV:藤咲ウサ)
新撰組・三番隊隊長
流派・無外流(免許皆伝)
愛刀・鬼神丸国重
抜刀術・無外流の達人。
江戸で人を斬り殺し、路頭に迷っていたところ旧友の永倉新八を通じて試衛館の食客となる。
浪士組とは別行動で京に潜入、後に「壬生浪士組」に合流する。
当時では珍しい左利き。
新撰組の中では「沖田は猛者の剣。斎藤は無敵の剣」並び評されるほどの実力の持ち主。
竹刀で缶に穴を開けるなどの技を持っているが、斬り合いの際は突き技は使わない。
何事も「おもしろい」か「つまらない」で判断する。
沖田とは大の仲良し。
「京の町に天然心理流の名を轟かす……おもしろい」
●永倉 新八 (CV:沢澤砂羽)
新撰組・二番隊隊長
流派・神道無念流(免許皆伝)
愛刀・手柄山氏繁
福山藩(松前藩)・江戸定府取次役の比較的、裕福な武家の家に産まれる。
八歳で神道無念流・撃剣館の門を叩き、十五歳で切紙。
十八歳で免許皆伝。
全国を武者修行した後、試衛館の食客となる。
新撰組では「一に永倉、二に沖田、三に斎藤の順」と評されるほどの実力の持ち主。
彼氏がいないことが悩みのタネで、
色男を探し歩くがなかなか眼鏡に叶う相手とは出会うことができないでいる。
筋の通らないことが大嫌いで正義感が強い。
原田とは口喧嘩が絶えないが一番仲が良い。
「そんなこと決まってるじゃない。イイ男がいないかさがしてるのよ!」
●山南 敬助 (CV:三代眞子)
新撰組・総長
流派・小野派一刀流・北辰一刀流(免許皆伝)
愛刀・赤心沖光
仙台藩を脱藩後、江戸の昌平黌で学問を学ぶほか、小野派一刀流の免許皆伝を得る。
その後、北辰一刀流も学び、文字どおり文武両道を兼ね備えた武士。
近藤の噂を聞きつけ、勝負を挑むが敗北。
その際、近藤の人柄に惹かれて試衛館の門人となった。
その豊富な知識力から近藤をはじめ新撰組の面々からも信頼されている。
新撰組の「助勤」という役職もこの山南が考えた。
浪士組結成の際、その話を近藤に打ち明けて薦めたのもこの山南である。
普段は穏やかな性格で、壬生村の住人からも「親切者は山南と松原」と評されるほどだが、
斬った相手の血を見ると特殊な性癖が発生してしまう。
親しみこめて隊士の間からは「サンナンさん」と呼ばれている。
「筆は過去の事実を書き留めておくだけではありません。未来を切り拓くものでもあります」
●藤堂 平助 (CV:飴川紫乃)
新撰組・八番隊隊長
流派・北辰一刀流(目録)
愛刀・上総介兼重
伊東甲子太郎の門人として北辰一刀流も学び、若くして目録を得る。
近藤に助けられたことがあり、その縁で試衛館に入門。
試衛館の中では最年少ながら、八番隊の隊長を任されるほどの猛者だが、学問にも秀でている。
江戸の梁山泊と呼ばれた試衛館の中でも女の子らしい恥じらいを一番持っている。
愛刀の上総介兼重を大切にしており、出生の秘密もその刀に隠されているらしい。
口ぐせは「びびんちょ」。
「今度は大きな戦場で新選組の隊旗がたなびくのを見てみたい」
●原田 左之助 (CV:秋野花)
新撰組・十番隊隊長
流派・宝蔵院流槍術(免許皆伝)
愛刀・江府住興友
伊予松山藩に生まれ、藩の中間だったが上司と喧嘩をした際、
「切腹の作法も知らぬ下司」と罵られたため、本当に腹を切ってしまう。
その後、脱藩して知らない間に試衛館に住みつき、食客となる。
身体は小さいが槍の名手、負けん気は新撰組随一。
普段はその単純な性格で隊士から「馬鹿」「馬鹿さのじ」などと呼ばれている。
特に永倉新八とは口喧嘩が絶えないが、仲は良い。
裸になると切腹したときの傷跡が残っている。
あだ名「さのじ」。
「宴の前に初陣とは粋なことするじゃねーか!」
●芹沢 鴨 (CV:神代岬)
新撰組・局長
流派・神道無念流(免許皆伝)
愛刀・三原正家
水戸脱藩浪士。
桜田門外の変で大老の井伊直弼を暗殺するはずだったが、二番隊に回されて暗殺に加わることはできなかった。
攘夷のため、金策に駆けまわっている途中、人を斬り殺して投獄される。
その後、浪士組に参加するかわりに釈放。
近藤とともに壬生浪士組を結成する。
性格は豪胆、残忍な上、凶暴。
その悪名は京都中に広まるほどだが、その豪胆な性格から相手が誰であろうと怯まない度量の持ち主でもある。
「正義? 笑わせるんじゃないよ。この世に正義なんてものはないわ」
●井上 源三郎 (CV:桃山いおん)
新撰組・六番隊隊長
流派・天然理心流(免許皆伝)
愛刀・白河住兼常
八王子千人同心の家で産まれる。
普段はぶっきらぼうで、やる気がない言動が目立つが天然理心流の免許皆伝で腕は確か。
近藤や土方とも付き合いが長く、二人に面と向かって意見を言える稀有な存在。
二人を陰ながら見守っている。
「私ぁいつも思うよ。イサリンとひじりんのどちらかが男だったら、どんなにいい夫婦になるかってね……」
●島田 魁 (CV:萌花ちょこ)
新撰組・諸士調役兼監察
流派・心形刀流(免許皆伝)
愛刀・奥州仙台住源兵衛国包
美濃国で生まれ、近藤姓を名乗っていた。
名古屋城で行われた御前試合で優勝。
その才能を見初められ、大垣藩士となり江戸で心形刀流を修行する。
そのときに師範代の永倉新八と知り合う。
新撰組一番の力もちで、一番の甘党。
その甘党は他の隊士をうんざりさせるほど。
口ぐせは「押忍!」。
「押忍! 自分も胃袋で鉄を溶かしてみたいです!」
作品情報/動作環境
- CPU
- Core 2 Duo 2.66GHz以上
- メモリ
- 2048MB以上 / 4096MB以上
- 必要解像度
- 1280*720 フルカラー