قائمة مراجعة 廃さん

本作は時間の限られた中で期間ごとの目標達成を目指しつつ進んで行くゲームとなっています。
期間制限もそうですが曜日によって発生可能なイベントは違っており、それらを試行錯誤しながら探していくのが楽しいですね。
目標達成の方法も一つではないことが殆どで、色々な方法を試しながら何周も遊べるゲームに仕上がっています。

キャラクター育成に関しては戦闘ではなくイベントの達成ポイントと装備による強化となっています。
特に使えるスキルが枠数の限られた装備品に依存するので、最適な組み合わせを考えるのも楽しみの一つとなりました。

主人公のローレルはポジティブさ・流されやすさを持ち合わせいていかにも月の水企画さんらしいですね。
個人的に、豊満ではないけど貧相まではいかないローレルぐらいの身体つきもT.O.Dさんの絵柄と相性が良いと思います。

短編とのことでサーガシリーズや苗床シリーズと比べると確かに一周ごとの長さは短めですが、遊びごたえは十分にあり、先述のとおり周回するモチベーションも持ちやすいのでボリューム不足と感じることは全くないです。
ミニゲームもそれだけで500円ぐらいつけて売れそうなクオリティに仕上がっています。
人気の理由も頷けますね。

自由度の高いキャラメイク、最終的に30を超える多彩な仲間キャラクター、淫乱度・堕落度と言った18禁同人らしい要素など、経験値とお金を稼いでキャラを強化する王道システムの同人RPGとして本作は一つの完成形を体現しています。
前作「レディナイト・サーガ」でもこれらの要素はかなり実現されていましたが、本作はこれを圧倒的に親切で遊びやすく、より楽しく正統進化させている印象です。

触手凌辱RPGなのに明るく楽しいという月の水作品特有の心地よい空気も健在です。
というかついに主人公自身が触手使いになってしまいました。一体どこへ向かおうとしているんだ・・・(褒め言葉)

ゲームとしては先述のとおり主人公・仲間共に選択肢が多く、また装備ごとに特有の耐性を持っていて一種の耐性パズル要素もあります。
何も考えずにプレイすると一部ボスでゲームオーバーになれる程度には歯ごたえもあります。
裏ボスは相変わらず強いですが、アイテム引継ぎでの周回プレイが出来るので、最悪強力な装備や個数限定アイテムを用いてのゴリ押しは効きます。

Hシーンもしっかり作られており、その数は一枚絵があるものだけでも40以上、細々したものを含めると70以上もあります。
キャラ同士の軽快な掛け合いも相変わらず見ていて楽しいですね。

過去作をやっているとニヤリとする要素もちらほらありますが、基本的には本作単体で楽しめるように出来ています。
システムが王道で取っ付きやすいですし、月の水企画作品の入門用としては現時点で最も向くかと思います。
まずはこれをプレイして、魅力的な世界観と完成されたゲーム性にどっぷり漬かると良いでしょう。

その世界観の魅力に捕らわれたら抜け出せない感のある、月の水企画様の同人RPG第一作目です。

多彩なキャラメイク・PTキャラクター、充分なボリュームなど、完成度は同人ゲームの水準として明らかに高いです。
明るい凌辱と百合に満ちた通称「月の水時空」も既に体現されており、後継作から入る方でも安心です。
プレイスタイル次第ではありますが、真面目だったはずの騎士様の最後の方での堕落っぷりも語り草ですね。

ゲームバランスや操作性の親切さではまだ粗削りなところがあり、個人的な感想ですが裏ボス撃破まで含めた難易度は同サークル様の作品でも一番高いかとは思います。
ただ楽しめるのは間違いなく、特に後継作でファンになった方にとっては様々なキャラのルーツを知ることも出来る作品ですので、是非押さえておくべきかと思います。

魔物の子を孕んで仲間を増やしながら進むゲーム。
冷静に考えると展開や設定はかなり悲惨なものがあるのに、全く悲壮感を感じさせないあたりが月の水らしいです。

さっぱりしてある種男らしさを感じるロザリー、モンスターだし喋れないけど一途で可愛いぷにこをはじめとして全体的にキャラが立っています。
彼女らが立ち回るのを見ているだけでも結構楽しいです。
ストーリーは思ったより熱い展開で、特に最後の方は前作機プレイの方には嬉しい隠し要素があったりと、サービスも抜群ですね。

RPGとしては仲間の種類が多いだけでなくそれぞれの得手・不得手が様々で、選択肢が非常に多くて楽しいです。
育成要素も十分にあり、その気になれば最弱クラスの仲間を最強ステータスに育て上げることも出来ます。
隠しボスも強く、かなりやり込み甲斐があるゲームに仕上がっている印象です。

間違いなく、値段以上には楽しめるゲームと言えるでしょう。

VOICE LOVERさんの作品で「超リアル耳舐め」を売りにしている作品は数ありますが、本作のは凄いです。
単純な近さ・深さだけなら同カテゴリ内にもより凄い作品はありますが、舐めている位置の多彩さ、その感じさせ方のリアルさでは本作が一番かと思います。
後継作と比較しても勝る点として、耳舐めだけを取り上げた専用のトラックがしっかり用意されているのがまたポイント高いですね!

もちろん他のトラックもバイノーラル作品として演技・編集共にクオリティが安定しており、実用性も高いです。
お勧めです。

人妻の女神様として甘えさせてくれる母性をうっすら感じさせつつも、親しみやすくいたずらっぽい感じのキャラクターが非常にいい味出してます。
冥府の王の奥さんのキャラ設定としては画期的ですねー。

音が非常に近いのも特徴でしょうか。同サークル様・同声優様の後年の作品に「萌菜 肆」がありますが、そちらと比較しても遜色ない距離感です。
耳舐めの深さはむしろこちらの方が上かもしれません。舌のざらざら感までしっかり感じることができます。

効果音は少し硬めのカリカリ系の耳かき音、泡のプチプチ音どちらも高品質で、心地よいです。
耳舐めもそうですが音は少し刺激強めなので、安眠用より覚醒時のリラックス用に向くかな。

本編をプレイしてすっかり「だめなおとな」にされてしまった方にとっては大いに響く作品かと思います。自分もそうでした。
癒しがたっぷり含まれていて、横になりながら聴いていると脳みそがふんわりとろとろに溶かされていくのを感じます。
単体の音声作品として聴くとパンチに欠ける面はあると思うので、本編未プレイの方は先にそちらをプレイして思い入れを得た方が良いと思います。

サントラの方も落ち着いた癒される曲が多く、リラックス用や作業用BGMとして使いやすいです。
殆どはピアノのみの曲となっていますが、一部の恐らく本編最後の方で流れる曲には他の楽器も混ざっていて、二人が心を通わせたことで新たな音が生まれたことを表現しているように思えます。
本編をもう一度プレイして確かめてみるのも面白いかな、と思いました。

秋野さんの声・演技と甘責めは本当に良く合います。
本作ではサキュバスという設定ですが、甘やかされ過ぎて精気よりも知性を吸われちゃってますね。その気持ちめっちゃわかります。
最終的には「にゅこにゅこ」とか「ぎゅー」とかそういう擬音語を聴いてるだけでも心地よいぐらい脳が溶かされました。
幼児退行トラックの最後にはいっぱい「大好き」って言われながら幸せな絶頂を迎えることが出来て、こういう展開が好きな方は最高の幸せを感じることでしょう。

乳首責めが多いのも個人的には嬉しい。どれぐらい多いかというと挿入時以外はほぼ常時弄られているレベルです。
甘責め好きな方は買って損しませんよー。

自分を「姫」と呼んだり「ほよ」が口癖だったりと、ある種あざとい感じの女性に猛烈アプローチされるお話。
本当に頻繁に好き好き言われるので、気付いたら頭が多幸感まみれになります。

シーン構成は最近の調教少女さんの王道パターン(ハグ→耳かき→耳舐め→お風呂→お口→本番)となっています。
少し違うのは相手からこちらへの好意が最初からMAXで、こちらが攻略されていく構図なので、ある種女の子の方を焦らす展開になっているんですね。
成就した時の感極まった感じは良かったです。

あと細かな話として最初のトラックでハグされて心音が聞こえるシーンがあるのですが、こういうのいいですね。
篠原さんの声とキャラはぴったり合っていますね。ささやき声もいい感じです。良作。

同タイトル通常版に「満月の夜だからエッチになっている」という設定を加えたアナザーストーリー・・・みたいです。
通常版の方を購入していないので聞き比べてはいません。ごめんなさい。

感想としてはとにかく落ち着きます。
静かに脈打つ鼓動を聴きながら攻められることになるのですが、落ち着きが得られすぎて18禁音声であるのに安眠用にも使えてしまいそうです。
攻め自体も非常にゆったりとしているので、エロよりも癒しの側面が強いかもしれません。
(エロ用途に使えないという意味ではないです)

小石川さんの声質・演技は落ち着くと同時に非常に澄んでいて、心音でぼんやりした脳にストレートに届きます。
それがまた心地よい感じです。