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「おとな組コレクション2023」 へのレビュー

    • 少年少女の無邪気な言動もさることながら、文字通り背景としてのモブが良い仕事をしていると感じました。
      歩くだけでビルを踏み潰し、寝転べば誇張抜きに街を一つ壊滅させる少女らは間違いなく恐怖の対象で、それに説得力を持たせているのがモブの叫びでした。
      しかも、巨人少女に畏怖する民衆が居るからこそ、友好班(街を壊さないよう気を配っている)が住民に親しまれ、信仰されている差が際立つのもモブがあってこそでした。

      また、同じ巨大娘同士での圧倒的体格差が見所の一つです。
      巨大スピードが加速度的になったせいで差が生じ、既に街を見下ろせるほどデカい少女を軽々と持ち上げられる超々々々巨大少女が乱入する事で、巨大娘キャットファイトなおかつワンサイドゲームが興奮を誘いました。
      これによって普段は大人しい友好的な巨大少女が傍若無人な巨大少女を取り押さえると言う逆転性が楽しめて、おっぱいポロリも眼福でした。

      そして、シリーズ大団円だけあって今まではないがしろにされて来た恋愛的側面をクローズアップしたのは英断でした。
      本シリーズにはメインヒロインとメイン男子と呼べる少年が居て、イジメっ子と被害者あるいは性欲モンスターと肉バイブのような関係かと思いきや、しっかりと2人の絆を感じられました。
      特に、超々々々体格差カップルの悩みである相手が小さすぎて街に逃げ込まれると見つけられないにはフェチがそそられ、巨人が這いつくばって探す姿は可愛くもありました。

      PS:今更ながら本シリーズ全体に共通する事ですが、「日本語版」「英語版」「文字無し」が一続きのPDFになっているのは読み進める上で勢いを削がれるので、日本語版で1ファイル/英語版で1ファイル/文字無しで1ファイルと分かれていたほうが読みやすいんじゃないかと思いました。

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