レビューを報告する(情報入力)

  • 1. 情報入力
  • 2. 報告完了

このレビューを掲載しないほうがよいとお考えの場合は、理由をご入力の上、[報告する]ボタンをクリックしてください。この報告は、レビューの削除をお約束するものではありません。内容によっては、削除されない場合もございますのであらかじめご了承ください

「痴漢体験告白01:自分は強気だと思っていたけれど」 へのレビュー

    • 2017年03月07日
      レビュアーオススメ!
      告白シリーズという事で、物語は完全に主人公である「女性視点」で描かれます。
      シリーズの特徴上、喘ぎ声もキス音も無く、しかも題材が「痴漢」という事で、恋愛感情さえ希薄な、普通の音声作品とは隔絶した、異常な作品です。

      だが、エロい。内容はとてつもなくエロいです。

      普通なら音声作品に求められている筈の物が、すべて聴取者の想像に任せられている訳ですから、通常の音声作品とは別次元の音声作品に仕上がっています。好みが別れる類の作品に列せられることは、ある程度やむを得ないでしょう。

      しかし、声優・緒田マリさんの仕事は素晴らしいです。朗読と演技の中間をひた走る、独特の声音とセリフで、グイグイと自分の世界観に聴取者を引きずり込んでいきます。

      一方の脚本ですが、05トラックの「自ら処女膜を破っておく」って異常過ぎませんか?「痴漢」のことを「痴漢さん」だなんて、下手をすると恋心さえ抱いていかねない物言いは異常じゃありませんか?
      そこまで妄想を膨らませる少女も大したものですが、これがこの少女の、少女らしさの一部なんだと、妙に納得させる脚本の力量が非凡です。もう、そうとしか言いようがない。

      そして最終トラック。痴漢とのセックスまで経験したうえでの、ラストの少女から発せられる、まさかの一言。

      いろいろな立場で聴いていた方がいらっしゃると思いますが、これに衝撃を受けない人はいないでしょう。

      騙されたつもりで、ぜひ買ってみてください。そして、しっかり1時間の空き時間を取って、フラットな心でこの作品に耳を澄ませてみてください。この異常な作品の顛末に、心も身体も、きっと持っていかれる事と思いますよ。

      3人が役に立ったと答えています

  • 理由必須
    0 / 1500