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本作は、注意書きにあるとおり、シナリオご担当者様が逝去されたため未完成に終わった「肛獄の魔導師」の後編のシナリオ集である。

短めの幕間部分+本編6ルートで構成されており、本編2ルートが完成、後の4ルートが完成度20%～50%との印象を受けた。ただ、全体のボリュームは、非常に多く、完成している2ルートだけでも十二分楽しめる。

内容的にも、前編よりもハードさを増し、超大量浣腸、酢浣腸、洗剤浣腸、虫(?)責めなどバラエティーに富んでいる上、シリーズ第一作の悪役3人が名前付きで再登場するなど、雰囲気も含めて、名作中の名作であったシリーズ第一作「淫獄の女騎士」のファンには非常に魅力的なものになっている。ただし、非常に残念ながら、第一作のヒロイン「アリア」は、登場予定こそあったものの、ご担当者様の構想段階で上記の事情になってしまったため、未登場のまま終わっている(個人的には、本作のヒロインも魅力的なものの、アリアのデザインが極めて好みであったため、第一作で一度もなかった通常状態の立ち絵や、今の作画ご担当のより磨かれた絵柄での新たなアリアの陵辱イラストをみたかったので、この点はとても惜しまれる)。

未完成であるため、あくまでファンディスク的なものとなるが、質自体はとても高い上、何より、続きが気になっていた自分にとっては、難しい状況にもかかわらず、そういった細かなニーズについても最大限尽力頂いたサークル様の誠意あるご対応に感謝の念を抱かされる作品である(※更に、状況が許せば、今後ラフ画が追加される可能性もあるとの非常に嬉しい情報があるので期待したい。)。