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エロゲーにおいて「尻」というと、とかく「尻肉」よりも「尻穴」ばかりが注目されがちな感がある。残念な事ではあるが、受け手にとって、テキストとCGだけではいくら「尻肉」に注力した所で、インパクトという点で「尻穴」に劣るのは確かだろう。また、作り手にとっても、地味な「尻肉」よりも、良くも悪くもユーザーの目を引く「尻穴」を選択したくなるのは仕方の無い事なのかもしれない。だが、この作品は違う。アフターエフェクトを用いた、まるで水が流れるかの様な滑らかなアニメーションにより「尻肉」の魅力を120%まで引き出す事に成功し、「尻穴」だけでは無く「尻肉」にもスポットライトを当てた、尻=穴というある種の固定観念を打ち崩す衝撃の問題作である。