たきーさんのレビュー一覧

当方自称ヤンデレ愛好家。
ヤンデレタグ(タイトルにはメンヘラと)、そして水野七海さんが出演という事で即購入。
結論から言うと、ヒロインがはちゃめちゃにかわいいです。

まずはヤンデレ具合について。
CVが水野さん、且つかわいさが全面に出た後輩キャラという事もあり、ヘビーさはほぼ感じられません。ヤンデレメンヘラが苦手な方でも安心かと!
語気や迫力というより言葉選びでヤンデレを感じさせますが、それも最初の1.2トラックのみ。
以降はただただ先輩の事が好きで必死なかわいらしい後輩です。


次にヒロインについて。
元は同じ高校に居た主人公に一目惚れをして、地道に仲良くなったものの
主人公とその同級生であり想い人であるチフユさん共々大学へ。
会えない寂しさや自分を見てくれない不安から強硬手段を…
と言った感じです。
「どうにかして振り向いてもらいたかった」と精いっぱいの言葉をこぼす場面やそれに類する気持ちを感じる事も多く
健気さ・いじらしさがもうノンストップです。
強硬策に出た事に対する引け目や照れもしっかり有るので、常識人です…常識?


最後に音声作品として。
プレイ開始が各トラック時間の約1/3以降(個人的な感覚です)なのでさっくり聴きたい方には特にオススメ出来ます。
その上で、最後のトラックは他トラックに比べ長めの行為に及んでおり、且つ主人公に押される一面も見られるのでついついSっ気が芽生えてしまうかもしれません。
「エロい!興奮する!」というより
「めちゃくちゃかわいいので興奮する!」という魅力が詰まった作品だと感じました。かわいい。

強いて気になった点を上げれば、試聴がトラック冒頭のみだったので、買うまでプレイの温度感などが分からなかった事です。
冒頭から好みで買ったのですが一応。


総じて脚本、キャラクター、それを最大限輝かせる声質・名演と
心から買って良かったと思える作品でした。
このサークルさんの次回作にも期待しています!

先ず最初に言っておきたい事は「手荒な真似をしていない事」です。
ヤンデレと銘打っている作品は多々あり、それぞれの定義や考え・打ち出したい魅力があると思います。
この作品ではステレオタイプとしてのヤンデレ作品でありがちな「狂気を持ち出す」「強硬手段に出る(監禁等)」をしていません。

これだけ聞くと「パンチが弱くなるのでは?」と思われるかもしれません。
ですが一度安易に強硬手段に出ると、それを超える行いが次はいつ来るのだろう?という種類の恐れになります。

いつ訪れるとも分からない、たった一度か?何度もあるのか?それさえも曖昧な最初の「強硬手段」。
「いつ爆発するんだ…?」という繊細な恐れを描くヤンデレ作品は良作だと相場は決まっています(誰が決めたんだ)

水面下で行われる「何をされるのだろう…」といった油断ならない恐れが、ジワジワと緊張を煽ってくる。
秀逸で丁寧な台本なればこそ出来る事だと思います。

セリフで言うと
・「今、嘘を付いたね。もう一度だけ聞くよ」とこちらの嘘を見抜いてくる。
・「よく出来ました。お利口さん」と、逆らっていよう物なら…となるような優しい一言
のように、「怒ったら何をするか分からない」が常に続く。

そして緊張と緩和。
圧のある言葉に確かに含まれる執着と愛情、独占欲。
ヤンデレを"理解"ってるとしか言えねぇ…最高です。

そして外せないのは、すやりさんの声と演技です。
ウィスパーな声質も相まって、音圧が少ないながらもヤンデレの本質的な「圧」がしっかり伝わってきました。
少しの沈黙にさえ恐れを抱かせるのも、この方の芝居の賜物だと感じます。
是非dlsiteさんでもまたヤンデレ作品を演じて欲しいです。

そして、純粋に素敵なお声でリラックス出来ました
聴いていて落ち着きます。安眠効果もかなり期待出来るかと!


シナリオ、演技共に素晴らしいからこそ為せる良作です。
是非とも、またヤンデレ作品をリリースして頂きたい!

RaRoさんの作品群でもとりわけ大好きなSister Daysシリーズの新作という事で、ずっと発売日を待ち遠しく思い、発売と同時に購入。

トラックが進むにつれ見えてくる、思い出や気持ちが聴き所(私調べ)のこのシリーズですが、今作もその魅力はしっかり描かれていました。
その中でも前2作品に比べ、デレのベクトルが違っているのが特徴だと感じます。


まず、姉の方が圧倒的に"強い"事です。
先に自分が一人暮らしを始めた前々作、自分が合コンに行こうとするところから始まる前作に対して、聴き手が受け身な弟である事も影響しているかも知れません。

弟の持つ姉への好意を知ってか知らずか、揺さぶりをかけるシーンもあり、序盤は特にハラハラしました。(実際布団の中で聴いていて目が完全に覚めました笑)
そういった不安を感じた方も、どうか安心して最後まで聴いて欲しいです。きっと素敵な形で着地します。
2人の関係性や気持ちが綺麗にまとまるのも、今シリーズの魅力の一つかなと!


何より驚いたのは「変わってきた2人の関係性と切なさ」を感じさせる事です。
昔を思い返して、今とは違い、これからも変わっていってしまう姉と弟の関係を語る声音の切なさ。
沢山の思い出話から伝わる姉の想いにセンチメンタルな気持ちにさせられます。
そして、それを成し得る演技力も素晴らしいです。
想像よりずっとドラマチックで、心を動かされました。

Sistes Daysシリーズはどれも名作揃いなので、次の作品にも期待したいです。
キャストさんがお好きな方、試聴で少しでも気になった方には自信を持ってオススメできます!

Twitterで有名な牛肉帝国さんの作品、自分も愛読していたので発売と共に即購入。
本編も、ナキエイドーさん作画のおまけもTwitterでは読めないシーンがもちろんあるので是非読んで頂きたい!

神くんの基本スペックが高いのもキュンキュンポイントですし、
握力さんが神くんの配信にハマるのにしっかり理由があるのも、
お互いが気付かないところでお互いに元気を上げているのがまた良いんですよね…

「即売会売上の小銭を銀行に預ける途中で寄る喫茶店は勝利の味…」
「愚かなデジタルキャバクラ」みたいな牛帝さんならではのセリフ回しも随所で良い味を出しています。
絵のタッチも緩く優しい作風にマッチしていて、総じて気軽に、そして楽しく読める逸品です。

まず「ヤンデレの女の子に死ぬほど愛されて眠れないCD」が好きな方は買って損はないと思います。
ヤンデレの基本的・本質的な魅力をしっかり描いていました!

個人的に良かった点を幾つか。
・病む前の描写がある。
「冒頭からいきなり包丁で脅しにかかる」という「ヤンデレはこうしとけばええやろ」みたいな作品が散見される中で、
お兄様に対しての愛情・見え隠れする独占欲・その今にも外れそうなストッパーを外すきっかけ。
それらが描写される事で、ヤンデレが短絡的ではない、より魅力的なキャラクター性となっています。
本作はそこがとても丁寧でした。かわいい妹からの緩急としても◎です!


・安易な性描写に行かない。
SEXに持ち込まず、如何にヤンデレを描くか?
ヤンデレと性描写は容易に、且つ効果的に結び付きます。
例えば今作ではベッドで拘束され、汗を舐められ、汗を舐めさせられるシーンがあります。
ここで生まれる、ヤンデレと対峙する危うさ・「これから何をされるのか」という恐れは、SEXという分かりやすい到達点を伴っていないからこその物だと思いました。

他にも
・お兄様に危害は基本加えない
・でもあまりに聞き分けが悪いなら…
・「お兄様が私を愛してる事は言わなくても分かります、そうでしょう?」
・「お返事は?」「…ですよね。お兄様の焦らし上手!」
・「でもあまり焦らし過ぎると、勘違いしてしまいますよ?」
としっかり圧をかける。

「喋れないなら首を縦に振るだけで良いんです」というセリフも聴いていてニヤニヤしてしまいました笑

そして何より藍沢さんの演技力です。
虚ろな目だろうことを感じさせる声、柔らかい声音にこもる凄まじいプレッシャー。
他の女への憎しみで突然大きな声を出す所も鬼気迫っています。
某CDの広橋涼さんを彷彿とさせる凄みがありました。


総じてヤンデレへの愛を感じる作品でした。
サークルさんの次回作が、ヤンデレ系でもそうでなくても楽しみにしています。

当方、まいてつを積んでいる状態で眠れない夜に癒されるべく購入。
ところどころで知らない単語が出て来ますが、全く気にならないレベルです。

いちゃいちゃラブラブな雰囲気が終始ありますが、静かな、優しい、穏やかな愛って感じです。
環境音やSEにもこだわっているそうで、それらも相まってとにかく落ち着きます。

中にはバンジージャンプといった珍しいものもあり、飛び降りる時の風の音と遠のく彼女の声は中々貴重なASMRでした。
本当に飛び降りたのかと思いました…笑 そのくらいリアルです!

そして、永井さんのお声は癒し効果が大変高いです。
安眠用に寝ながら聴いてるとはいえ、全編書き終わるのに結構な日数を要しました。

何よりコスパが良いです!
それぞれのトラックの尺と総再生時間!バリエーションも豊富、音響も本格的で、お財布事情は厳しいけどボリュームを楽しみたい方はコレ一択ではないでしょうか?

コンセプトがどちゃんこ好みだったので購入。
亀頭オナニーサポートという事には買ってから気付きました(ｱﾎ

調べたところによると亀頭オナニー自体時間がかかるものの、快感がその分大きいとの事。
実際いつもの物とは違うイキ方をしました…癖になるような感じです。

亀頭オナニー慣れしている諸兄なら心配は要らないと思いますが、通常のオナニーとは違った手の動きがある為、その辺りの知識を仕入れてから試聴した方がより楽しめるかと思います。
「手首クイッ」や「手のひらで亀頭をにぎにぎ」などの指示で具体的な動きをイメージ出来れば大丈夫です。
「手のひらで…?」と当惑して萎えぬように!

乙倉さん演じる女性は、試聴通りに魅力的かつ母性というか包容力を感じさせる声とキャラクターです。
終始近い距離で、優しく囁くような喋りはかなり脳髄にキます。


ちなみに、ラストに10カウントの指示があるのですが、1から0になるまでにかなり焦らされます(ぜー…がいっぱい来て、中々ゼロと言ってもらえません)
そのあたりも相まって、めちゃくちゃ優しく虐められるニュアンスもあります。興奮しますね!

当方自称ヤンデレ愛好家です。
ジャケットと試聴から、良作の予感がした為購入。

個人的に多く目につくのは、立ち回りや発言は病んでいるが声がかわいい為、ヤンデレながらも作品として丸みが出てるモノだと考えています。
ですが、今作は声が低く内向的、そして興奮すると吃音気味になるという病んだ性格に分かりやすくマッチしたキャラクター性です。

その為貪られている時にしっかりと恐れや「この子ヤベェ…」という気持ちを感じられ、そしてそれが興奮に変わるというヤンデレの大切なところを的確に突いていて好印象でした。

また、ヒロインに対して好意的な立ち回りをしない聴き手(というより、拘束と投薬でマトモに思考も行動も発言も出来ない)に対して攻撃的な思考にならないのも、メンヘラではなくヤンデレという感じです。
この辺りは色々な考え方や分類があるとは思いますが、全編を通して聴き手に肯定的なのも盲目なヤンデレという印象で、個人的にもかなり◎でした。

18禁音声作品としての感想は、キス音とクチュ音のエロさです。
特に「自分の体液が貴方の体に吸収されていくのが好き」とかいうとんでもなくヤバい発言と共に唾液を飲ませるシーンでは、「ｸﾁｭｸﾁｭ」みたいな生優しいものではなく「ｸﾞｼﾞｭｸﾞｼﾞｭｸﾞｼﾞｭ」と空気を含まずにうがいをしているような音で、大変性癖に刺さりました。

全体を通して思った事は、脚本とキャラクター作りの妙と、それを演じてのけた柚木つばめさんの素晴らしさです。
怪演と呼ぶにふさわしいと思います。

RaRoさんの新作、そして小清水さんが参戦という事で購入。
ジャケットイラストがめちゃくちゃかわいいです。好き。

今作のヒロインは結構テンションが高く、元気です。
トラック序盤は安眠やリラックスというより、パワーや元気を貰えるような声音と内容です。

そして耳マッサージは耳を触る音を、添い寝は静かな声音も相まってかなりリラックス効果が高いです。めちゃくちゃよく眠れました。

また、終始明るさが魅力的なヒロインが、本当に時折しか見せない弱気やそこから来る呟きにかなり物語を感じます!
ギャップ萌えというとありふれていますが、そこにかなりキュンと来ました!

あと個人的に嬉しかったのは、過去作品の知識がチラッと出て来るところです。
勿論話の本筋には関わって来ませんが、RaRoさんの他作品を知ってる方は少しニヤっとしたりするのでは?

我らが下田麻美さんという事で、発売前からお気に入り登録し、発売当日に購入。

最初から聞き手(勇者)への好感度はMAXなので、関係性の変化やドラマというより、落ち着いた雰囲気を味わうような作風かなと!

また、魔王が心優しい人柄である事、それ故に人間と魔族間の調和に苦労しながらも頑張っている事、順調な事ばかりではない事が言葉の端々から伺えます。
それ故、何とも胸が苦しいというか、この人には幸せになって欲しいといった儚さのようなものも個人的には感じました。

平穏で静かな優しい時間をのんびり楽しむような作品でした。
同サークルで言うと、執事シリーズのような感じでしょうか。おまけ音声の尺やトラック数の充実ぶりも近いですね。

と、思っていました。が、とんでもない物を最後に隠していました。
もう思わず声が出ました。RaRoさん…やってくれましたね…
健全だなぁと思っていたのに最後になんてものを…
もうドッキドキのキュンキュンです。いいぞ、もっとやれ!!

無論全年齢向けですが、自分が今まで RaRoさんの作品を聴いていてこんなシーンはありませんでした。
何があったかは、是非ご自身で確かめて頂きたいです!