私はエロゲというジャンルのゲームが苦手でした。
それはエロが嫌いというわけではなく(むしろ大大大好きで人生の大半を占めます)、淡々と文章を眺めるのが非常に苦手だったのです。
ゲームは好きで、エロも好き、なんなら読書も好きですし、これらが融合したら好きなものにならないわけはないのですが、どうも苦手でした。
そんなある日、このゲームを見かけました。
身長差メインのエロゲ、珍しいなぁ…と思いましたが、まだ未発売。
と思いきや、なんと発売日が次の日ではないですか!
体験版をとりあえず遊び、性癖にぶっ刺さってくることを確認したあと、発売されたと同時に購入致しました。
まず驚いたのは、驚きの遊びやすさ。
パズル→ストーリー→えっちという流れがはっきりしていて、飽きることもなく、迷うこともなく。
お金を貯めて素材を買って…という辺りも、ちゃんとRPGしていて秀逸だなぁと感嘆するばかりでした。
えっちシーンに関しては文句なしです。満点です。
しかし途中であることに気が付きます。
最初は身長差エロゲだから…と言って買ったのに、ストーリーにグイグイと引き込まれて、次第にエロは後でいいから!続きはよ!となる始末。
だって、みんなみんな、優しさにあふれていて、悪意が欠片もない。
アルくんが自信をなくしたって、ティアにルルスの眼がなくたって、家族愛で存在を絶対的に肯定し合う。
そんな関係、素晴らしいじゃないですか。
ラスト、シヨンが”リンカーネイション”するシーンは、本当に感動してしまいました。言葉遣いが本当に上手いし、ストーリーライターの人に感謝してもしきれません。
何が言いたいかというと、ストーリー、ゲーム性、ただのフェチエロゲという枠に収めておくにはもったいないゲームだということです。最高でした。ちなみに製薬は☆6までコンプ致しました。
最後に。
アルくんかわいい。単独でえっちしーんください。