キラキラした8人のアイドルグループに、ハイグレ洗脳の魔の手が迫る…という作品。
1人がハイグレ洗脳が完了し、その1人によって次の1人が…と、次々にメンバーが洗脳され、おかしくなっていきます。洗脳を広げてハイグレの素晴らしさに浸る1人目のアイドル視点と、それに緊迫感・焦燥感を覚えて、どんどん追い込まれていくグループのリーダー、最後の1人視点がいずれも楽しめて良い。
特に未洗脳で憔悴していく最後の1人、弥生はその様子が可哀想に思えるレベルですが、それがそのまま踏み台となって洗脳が完了し、大きくハイグレを決めるシーンは感動すら覚えるゾクゾク感、カタルシスでした。
侵蝕の方法も、温泉ロケから帰ってきたらビジュアル変わってた、洗脳されていないフリをしてた、ドッキリと勘違いさせて油断させるなどゾクゾクするものばかり。
追加エピソードの、本編ヒロインたちに憧れるハイグレ妹ユニットのオーディションのシチュエーションも、何から何まで常識狂ってておかしいのにアイドルのオーディション番組みたいな感動のドラマがあるのが倒錯感あって最高でしたね。
ハイグレ洗脳シチュエーション好きにたまらない一作だと思いました。
全員ハイグレ洗脳がtrue endなのにファイル名がIFなのだけ残念です…!