รายการรีวิวทั้งหมดของ モンブラン

ずっと、寝たふりをしていなければいけません。
これが地獄でもありながら、天国でもあります。
もし、閻魔大王を可愛らしく擬人化したなら、きっとこんな姿だろうと思われます。

とんでもないほど酔っ払った状態で、えみりお姉ちゃんが帰ってきます。ばたばたしながら近づいて、結構デカい声でしゃべります。寝たふりをしている主人公の気持ちに感情移入して、私もずっと目を閉じ続けました。

ひたすら、えっちな言葉で責められます。姉という立場をうまく使っていて、私は寝たふりをするしかありません。個人的には「ぱんぱん」が一番股間にきました。事務的に連呼するのではなく、かなり感情がこもっているので、すっごく意地悪です。あと、やたら「確認」されます。濡らされてるみたいです。私は男ですが。

耳に舌を入れられてしまうと、性行為しているような感覚を味わいます。ただ、私は男であるはずなのに、女性的な気持ちになって、されるがまま、言われるままに、ずぼずぼされる快楽を味わいました。気持ち良かったです。

「み・み・ちゅ!」シリーズのシリーズタイトルの通り、耳を上手に扱った(責めた)作品です。
親しくありながら、でもそれなりの距離をちゃんと取って、それでも愛してしまう、本当はとっても優しい、えみりお姉ちゃん。
ぜひ寝たふりをして、「遊び」に付き合ってみてはいかがでしょうか。
ん?遊ばれてるだけ?まあいいじゃないですか(思考停止)。

おまけファイルもおすすめです。
言葉攻めがコンパクトに台詞ごとに分けられています。もちろん、事務的ではありません。とっても温かくて、えっちなままです。
フリートークも、えみりお姉ちゃんを引きずって、ちょっと酔った風になっている菜月さんを楽しめます。ぜひ最後まで聞いてください。

次回予告もあります。楽しみですね!

パッケージイラストにある通り、「超ぐっぽり耳舐め」がたっぷり詰まっています。そして開始から発射まで終始、密着感を感じることができ、やさしくあまく接してくれます。
童貞卒業が主なテーマになっています。そのため、「中に出すと…」や「妊娠」など、おねしょた王道の淫語が盛りだくさんなところも非常に興奮しました。
我慢できずに中に出してしまっても優しく包み込み、受け入れてくれるところに母性を感じます。刺さる人には刺さるでしょう。私には刺さりました。
ピストンの速さも適正で、子作りを軸とした淫語もうまく絡み、常に脳内に「妊娠」が意識されます。
さらに、非常におすすめなのはpart3です。正常位になりますが、お姉ちゃんを攻めることができます。これもおねしょた好きには堪らないポイントですね。今までリードしてくれた大人の女性が、自分の股間でもだえて、感じて、理性を保てなくなっている様子はとても刺激的です。外国人のように、息を吸う瞬間に重点が置かれているのは、さすが野上さんです。
野上さん特有の「お姉ちゃん」的ボイスは「お姉さん」というジャンルとは少し違うところにあります。それを5感で感じられる作品でした。

部屋に押しかけてくる幼馴染が少しずつ頬を染めていく流れがとても自然で、幼いころから一緒だったんだなぁ、と感じました。
本当に初めてなんだろうなと思ってしまうようなぎこちなさが返ってツボに入りました。「ばか」や「えっち」など罵倒しますが、好きな気持ちが言葉に乗っていて完全にご褒美でした。
耳舐めのシーンはソフトに進んでいきます。時々入るセリフも噛み噛みだったり照れ照れしていてとてもかわいいです。
最後のシーンの、恋人関係になった美咲ちゃんの浮かれ具合がとてもいいです。この関係を秘密にしておきたい、というのも学生時代ならではの尊みポイントだと思います。

シリーズ前作の教科書通りのような手堅い内容から一気に崩された作品でした。しかし型無しではなく型破り的な作品であり、良い意味で野上さんのお姉さんキャラ一強のイメージが崩れました。一周回った素人感のある演技も最&高です。
性別問わず、人類向けの作品・声優さんとして推していきたいです。

最初の「ひさしぶりだね♪」のシーンから優しく包まれます。足音や抱きしめられたときの効果音によって強い臨場感があります。
耳に息をかけるソフトな音から始まります。ときどき、唾を飲み込む音があり、とてもリアルです。無機質な息をかける音と違い、リズムの変化や息継ぎの音があり、人間らしく、心が音や声に乗っています。
耳なめが始まると理性が崩れていきます。保健室にいる設定のため、気兼ねなくトロけることができます。また、息や舌の熱も耳の奥まで伝わってきます。
Scene04では、もっと親密に、濃い内容に入ります。他のR18 作品と違い、自然な流れのため過剰な興奮にならず、心の高鳴りが長い間続きます。

Scene05は5分に満たない、お別れのシーンですが、私が最も心に残ったシーンです。私の学生時代は保健室に縁がなかったので確かに名前も知らず卒業してしまいました。しかし潜在的に、安心できる場所があることによって健康や活力を得ていた部分もあったと思います。
大人になって、そんな安心できる場所がなくなってしまったとき、病気や心のモヤモヤが出てしまうことがありました。
この作品は成長した自分にとっての「保健室」になりました。甘えたくなったり、一生懸命になって突然さみしくなったとき、訪れて、自分自身に戻る大切な場所になると思います。

間違いなく、私が今まで聞いた作品の中で最も良いものでした。

「しあわせなゆめパート」では、大好きなお兄ちゃんの近くに寄り添えた幸せのときめきが、言葉や声に溢れてており、聞いているだけでこちらも幸せになれました。バイノーラルとセリフの臨場感によって、ずっと見つめられている感覚に包まれました。
「ふたりで、こっそり、手を繋いで歩くの」
このセリフに、大きすぎる想いを受け取りました。ゆっくり、ゆっくり、楽しみたい作品です。

「えっちなゆめパート」では、こっそり忍び込んで、キスから少しずつ心が熱くなっていく様子からは遠距離恋愛を連想しました。身体は密着するほど近くにいても、心は、どこか別の惑星にいるように感じました。
終わった後の余韻は(特に最後のキスは)、寂しさを逃がそうにも、また寂しく、愛おしくなっていく心の動きを思わせます。

ストーリーが進むにつれて愛が深まっていく作品です。聞き続ける限り、兄妹のまま時間が進まず、同じ幸せの日々を繰り返すでしょう。それは永遠に続く「しあわせなゆめのなか」と言えるかもしれません。

多くの音声作品を聞いていますが、「やっぱり、野上さんの声がいい」と思ってしまいます。天性の声の才能と、相手の心に寄り添い、壁を氷のように溶かす温かい癒しの能力が、いつまでも、誰に対しても、心に響き続けているからこそだと思います。

素敵な作品をありがとうございました。

「だいすき。ふたりのひみつパート」の4分10秒に出てくる「お兄さんの手、大きい。いつきの手からはみ出ちゃう。もう、大人の男の人の手……なんだね」というセリフが、この作品を支えているように感じました。
子どもの頃は意識することなく、兄妹として隔たりなく遊んでいたにも関わらず、歳を重ねるにつれて、超えてはいけない線が引かれていく心の変化が、愛が込められている言葉と声によって伝わりました。
「だいすき。ほんとのひみつパート」では、冒頭のシーンで、一緒にいるから好きになったのではなく、好きな人が極めて身近な人だった、という苦悩が「ひみつ」という形であらわされ、自慰に進んでいく場面は心を打たれました。
個人的に、お姉さんの声のイメージが強かったのですが、幼い声も魅力がありました。とても素敵で綺麗な声です。バイノーラル作品のため、三次元の密着を体感できました。癒されました。ありがとうございます。

今回の作品では、姉が主導して物語が進んで行きます。
「らぶらぶねんねパート」では、R18作品のため淫語の言葉制限がなく、姉弟の家族ならではの親密さがありました。また、密着することによる体と心の温もりを、ゆるやかな表現と声で、触れ合う感覚まで伝わりました。
「とろとろフェラパート」では、時間を贅沢に使い、おち○ちんを、チョコを溶かすようにフェラしてくれます。「おまけコメント。」にて、フェラ音のこだわり、演じ分けの意識について聞くことができ、細部への配慮を感じました。

野上さん本人が実は眠れていないという話も最後にありました。作品が公開されて長い時間が経ちましたが、現在はいかがでしょうか。何事にも全力で取り組む姿が、それぞれの作品を聞きながら思い浮かびます。悩みでなく、楽しくて眠れないのであれば幸いです。

野上さんの疲れも、どこかの誰かのはたらきによって癒されますように。

この作品では野上さんの美しい声で睡眠を誘導してくださいます。
おまけ音声にて、今作品を製作した意思が伝わり、野上さんの優しさに胸を打たれます。

声に母性的な響きがあります。これは母親から受けた優しさを感じることができます。きっと、母親と呼べる存在が、その人の歴史の中にいなかったとしても本能の芯まで暖かくなる癒しを得ることができ、安らかに眠り、起きることができる作品です。

「心地よく眠る」ということを呼び起こしてくれる素晴らしい作品です。ぜひお買い求めください。

作業用と聞くと無機質なイメージがありますが、この作品では「ED.ありがとうの電話」パートにて、あかりの体温を感じることができ、それぞれの音声に命が宿り、あかりの気持ちの重みが乗ります。リピート可能な音声ファイルにも、あかりの表情が浮かんでくるほど、「音」が「声」になっています。
遠くにいるあかりの声によって心の支えを感じ、今、目の前の作業や仕事に集中でき、ろうそくの火が移るように、それらにも命が宿るような気がします。

しっとりとした癒しの作品です。
大人になって足早になり、昔の頃に聞こえていた音が、その足音によって聞こえなくなっていたことに気付かされました。
昔、私を癒してくれた音や出来事が雨になり、降り注いでいるのかもしれません。それによって現れた「優雨」が、自分が名付けたように、優しく心を洗い流してくれているように思いました。
洗われた心と、雨に濡れた景色によって世界が輝いて見えます。これは、見つけたのではなく思い出した、という感覚のような気がします。美しいものや癒されるものは、そう感じようとする心によって見えるものであり、降っている雨と、忘れられた「優雨」の涙によって私の心が洗われ、それを思い出したのだと思います。
彼女の声と歌が、いつまでも耳に残っています。彼女を忘れないように祈ります。