ゆべし's Review List

始めて2時間ほどですが、世界観の描写などに全く無駄がなく、進めていて飽きる瞬間がありません。さらに別作品でも感じる『センスのよさ』を感じられて、本当に面白いです。

もちろんキャラクターのシーンはフェティシズムが詰め込まれまくったもので、そちらも素晴らしい出来になっています。この作品もシリーズ化されるのかなあ。

男が責められる描写、特に犯される対象として扱われるものが好きという方にとてもおすすめの作品。キャラクターのデザインや口調なども作りこまれているが、個人的にとても力を入れられているなと感じたのは着せ替え用のコスチュームとその用途がきちんと準備されている部分。よくある立ち絵が変わるだけのものではなく、そこにゲーム的な要素が含まれているのがとても素晴らしかった。

また師匠が冷たくあしらわれていて悲しい…と思っていたら師匠より直接物言ってくれるしかなり甘やかしてくれる第二の師匠が現れてかなりイイ…。
そして前作以上にレベルアップした欲望を刺激する展開とキャラのおかげで、時間をかけてもあまりゲームを進められない。

あと、そういう描写の魅力関係なくミンワさんの教養が深すぎるのでひとつのゲームとしてとっても面白いです。

作品の内容については、今までの過去作全てがより素晴らしいものに昇華されているとだけ言えばわかると思います。

当時自分はまだ大学生だった。今になっては馬鹿らしいが、本当に何をやっても上手くいかず必死になにかやるなんてことはとっくに諦めていた。けどたまたま壱から聴き始めて、なんだか寂しい、やるせない雰囲気の人だなと思ったのを覚えている。この時点でもうそういう用途ではなく物語としての展開を知りたくて続きの購入を決めていた。
作品が進むにつれて主人公と仲良くなり何とも言えない間柄になったり、さらには牡丹さんが自分で目標を見つけることができた時にはとても嬉しくなったことも覚えているけど、参や肆での急速に接近した関係を思えばどんな終わらせ方にするのかとても不安だった。それでもお互いがお互いを大切な人と認識していて、当時の私は色々な意味で救われていたんだと思う。
そして、今作まで短くはない期間があった。熱い思いを語ったくせに、忙殺され作品の存在も忘れていたし、とても参っていた。久々の休みに何をしようか考えていて、今作が出ていたことを知った。
過去作を軽く聴き直してから今作をゆっくり聴いた。優しくされたり、甘やかされたりいじめられたり、その全てには根底にお互いへの慈しみがあった。さらに、最終盤には(結局夢ではあったけれど)夫婦となった二人の関係が描かれていて、非常に満たされた気持ちになれた。
でもあくまでそれは夢で、お別れというわけではないけれど彼女はきちんと自立することになる。夫婦生活は素晴らしそうだけど、きっとその選択は彼女の自立を再び奪うことに繋がってしまうのだろう。それは牡丹さんも分かっているはずで、色んな思いもあるはずで、そこまで考えると飄々とした彼女がたまらなく愛おしく感じた。

自分も自立して必死にならなきゃいけないなと、様々な感情の涙を流しながら思った。
ありがとう。

敵と戦い、その過程で敗北や戦闘描写としてヒロインがそういう目に合うゲーム。もちろん背景設定も手は抜かれておらず純粋なゲームとしても十分すぎる作品。描写は作品の性質上人外や粘着質な敵などからばかり犯されてしまうシチュエーションになりがちなので、体験版をしっかり触って自分に合うかは確認した方がいいかもしれない。

ストーリーに完全な繋がりはないが、前作、前々作から続くシリーズの新作。主要キャラクターでもいくらか過去作からの出演はあるが、それでも基本的には新規キャラであったり、あるいはきちんと説明がされるので今作からでも問題なくプレイできる。しかし氏の作品色は独自性や世界設定がかなり作りこまれているので、過去作履修済みなことを推奨。

いわゆるアト〇エ系のようなクラフトとハクスラを合わせたゲームにR-18要素を付加したイメージ。どれもかなりのクオリティであり、純粋なゲームとしてもR-18作品としても評価できる素晴らしい作品で、やりたいようにやっているだけで十分満足できるだろう。
性質上基本的に描写は半ば強姦で、女性は処女しかいないことは事前に知っておいた方がいいかもしれない。

現代的な言葉や技術も和風テイストにアレンジしつつ世界観を壊さないように扱われており、そこに絶妙なR-18要素が入って面白くも実用性ありといった作品。
某天〇魔境のような雰囲気、世界設定が好きだというような人に勧められる。

今までの牡丹さんと違い、かわいらしさが増したような喋り方で、今まで通りにねっとりと責めてくれます。

個人的にはプレイそのものより、それまでやその合間でわかる「主人公に会っていないときの牡丹さん」が感じられる描写をとても気に入りました。そのギャップに惹かれたのかより好きになってしまいました、とても良い作品だと思います。