アニメーションの出来が良さそうだったので、基本的には実用性(エロ)目当てで購入しました。最初はよくある「無人島で遭難してイチャイチャするゲーム」だと思ってプレイしていたのですが、良い意味で予想を裏切られました。
まず、ヒロイン(ミナミ)との関係性の描き方がすごく丁寧です。
過酷なサバイバル生活の中で少しずつ心を開いていく過程もエロくて最高なんですが、個人的に一番感心したのは恋人同士になった後のテキスト。過剰に馴れ馴れしくベタベタするような関係ではなくて、お互いを一人の人間として尊重し合っている絶妙な距離感があって、この極限状態での二人の関係性にすごく説得力がありました。
そして何より、終盤のシナリオ展開です。
プレイ中、システムや設定に対して「なんでこんな要素があるんだろう?」と少し違和感を覚えていた部分があったのですが、ラストでその意味がすべて繋がった瞬間、本当にハッとさせられました。世界観のちょっとした謎すらも、すべて計算された伏線だったんですね。
結末については絶対にネタバレを踏まずに見てほしいので伏せますが、単なるハッピーエンドやバッドエンドという言葉では片付けられない、切なくて美しい余韻が残ります。
もちろんエロシーンのボリュームやアニメーションの出来も文句なしですが、それ以上に「ひとつの物語」として心に残る作品でした。シナリオ重視のプレイヤーにも自信を持っておすすめできる名作です。