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作品内容

一面の花畑、その花々は一様に充血した肌の色。
雨上がりでもないのに花弁は熟れた蜜で濡れそぼり、光る。
むせ返るような臭気、しかしそこにたかるは、ハエでもカビでもなく、
大きな、それは大きな腹部の代わりに男性器をぶら下げた蜂たちであります。
針と呼ぶににはあまりにも大きなその生殖器を、花から花へとせわしなく、交尾、交尾、また交尾。
我を忘れ、渇くことさえ忘れた蜂は、命の限り懸命に花から花からへとペニスを突き立てます。
それはそれはなんとも哀れな生き物なのなのです。
それはそれはなんとも生き物とは哀れなのです。
しかしながら、誰が彼らを咎められるでしょうか?
誰が彼らの不幸を咎められるでしょうか?
誰が彼らの幸せを咎められるでしょうか?
彼らはただ在る為にだけそうしているのです。
在る為だけ、それだけの為に。
ああ、なんと、なんということでしょう。
あるがままというそのことの、
なんと恐ろしき命でしょうか。

文字数:825文字

作品情報

販売日
2019年3月19日
年齢指定
R18
作品形式
ノベル
ファイル形式
TEXT
ファイル容量
1.26KB
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ユーザーレビュー