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誰かに誤解されてても、それでもいい。
なんてそんな風に強く感じれる人間ってのはそうそういないもんで、私なんかは口では、誰に何と言われようと自分は自分だ。なんて言いつつも一人で悶々と考え込んでしまい良く不安定になっています。そんな感じの気分で作った曲です。
きれいにまとめたつもりでいるのは、『でも結局なんて言われてもやることやんなきゃなんだよなぁ』と自分でもわかってるからだと思います。
何が言いたいのかわからなくなっちゃったけど、そんな気持ちの曲です。
曲のイメージ
彼女自身は特に名も無いアンデッド。彼女の死因は子供の死産だった。
医療技術の発達していない時代、死産の確認は難しく、また母体にも悪影響の大きい物だった。
死者の復活が一般的だったその時代では母体の復活が即座に行われ、彼女は子供の死を悲しんだ。
そして一つの墓が作られる。
彼女の名前が書かれたその墓には、復活の儀式の際に取り出された子供が埋葬された。
やがて時が経ち、彼女が過ごした町は何者かの手により死体の襲撃を受ける。
すでに死者が生き返る時代は過ぎ去り、アンデッドは敵を彷彿とするため歓迎されていなかった。
彼女はそれを承知で、町を取り返そうと戦う一派に力を貸す。
自身の名前が刻まれた、我が子の墓を守るために。
当然、その事情を知らない人々は彼女を疑う。
ある時、墓場を見つめる彼女を監視していた一般人に、昔話が語られた。
自身の死因。墓の中に居る我が子。そして戦う理由。
世の中のどこに、死んだ我が子を生き返らせて戦わせる母親がいるのかと。
その話を聞いた人は思う。同じ人間なのだと。
ならば距離を取るのはおかしいと考えた彼は積極的に語り掛ける。
しかし、彼女は取り合わない。何度話しかけてもそっけない態度で躱されてしまう。
業を煮やした一般人は怒り、問いかける。
どうして必要以上に避けるのか、と。
アンデッドは答えた。
お前らは私より先に死ぬんだよ!
これ以上、私に子供を失う悲しさを味合わせないでくれ!
意図的なすれ違いは、ただただこれ以上傷つくのを恐れるがため。
生き返った事を後悔し、絶望したくないため。
それは彼女なりの、不器用な処世術だった……。