淫染の退魔鬼

主人公　天之 みなか:
『半陽』と呼ばれる、妖魔の血を引く退魔師。
妖魔にはその身を狙われ、陰陽寮からは半ば使い捨てにされる
過酷な宿命を背負うも、周囲の人間に恵まれ腐ることなく生きている。

学校ごと異界に取り込まれた後、シターテルにより
淫染紋を刻まれてしまう……

???:
謎の妖魔。
その正体は本編で明らかに……

御祖シターテル:
神に並び立つと数えられん、
十二の御祖(みおや)が一柱
淫靡優麗なるシターテル。

彼女こそがこの異変の中心にあり、
みなかに淫染紋を刻んだ後、
姿を消すが……

雨野 若姫:
みなかのクラスメート。
転校してきたばかりのみなかに
初対面ながら何かと世話を焼いてくれる。

みなかの愛くるしさを語る時は昔から暴走しがちなところがある。
異界と化した校舎の中に、取り残されてしまい――

火野 円真:
『半陽』の退魔師であり、みなかの上司。
両親の代までの『半陽』がおかれた環境の過酷さを知るが故、
部下であるみなかたちに対する責任感は人一倍強い。

異界にてシターテルと遭遇後、学校内のいずこかへ飛ばされてしまう……

玲原 導子:
『半陽』の退魔師であり、みなかの同僚。
『半陽』の過酷さを幼少より骨身に染みて知っているため、反骨心が非常に強い。
しかし同時に同胞や同輩への情も非常に深い。

異界にてシターテルと遭遇後、学校内のいずこかへ飛ばされてしまう……

弓削 佐保:
唯一『純血』の退魔師であり、陰陽十二主家から分かれた傍流の娘。
『お嬢様』を信条とする独自の価値観を有しており、表裏がなさすぎる性格をしている。

異界にてシターテルと遭遇後、学校内のいずこかへ飛ばされてしまう……

鹿ヶ壺 伊佐:
『半陽』の退魔師であり、みなかの同僚。
非常に容姿端麗であり表向きは愛想もよく王子様のように祭り上げられているが
その実内面は非常に毒舌家で皮肉屋。自分の美しさに絶対の価値観を置く極度のナルシストでもある。

異界にてシターテルと遭遇後、学校内のいずこかへ飛ばされてしまう……