どうも、トラウマバーゲンさんの新作を心待ちにしていた者です。
しかも今回は「全年齢」と来ました。
これはもう期待しかありませんね!!!
ヒロインとして、しっかりお兄ちゃんの感情を受け止めましょう!!
と、意気込んで聴いたのですが、私はお兄ちゃんの気持ちにリンクしてしまいました。
一言目から、お兄ちゃんとFlat.さんのお声が一体化していました。
不思議な感覚なのですが、お兄ちゃんがそこに生きているのです。
Flat.さんの声の魔力??
心にスッと入ってくる感じが、心地いい反面、作品に入り込んでしまいそうである意味危険だなと思うくらい、自然とお兄ちゃんとなって心に響いてきました。
そこからもうセリフだけではないお兄ちゃんの葛藤、やるせなさ、家族愛など、ありとあらゆる感情が見えてきます。
そこがもう苦しくて。
でもこうなることしかできないだろうし、これがお兄ちゃんの優しさというか、性というか・・家族だから、逃げられないし、逃げてはいけないのかもしれないし、逃げるという選択肢を選べないだろうし。
未来に光が見えない中、闇に向かうと分かっていても歩くしかない現実。
あまりにもリアルな現実でした。
シナリオやセリフだけでも十二分に現実的すぎるのに、そこにFlat.さんの演技とももう言えないほどリアルなトーンの「しゃべり」が合わさると、立体感を超えた質感が生まれているのです。
この感動を上手く言葉で表現することが難しい・・もどかしい・・
演技感のない自然なお喋りという感じ。
お兄ちゃんがそこで話しているだけという感覚というか。
ぜひ聴いてみてほしいです。
そして本編後に聴く主題歌。
私はこの主題歌に心を囚われてしまいました。
何度聴いたかわからないし、一曲リピートでしばらく聴き続けていました。
トラウマバーゲン様、いつもありがとうございます。
またしばらく生きて行けそうです。