Liste des critiques de miiiit

みんな大好きターコイズの5作品目。
今回は2度目のお姉ちゃんです。

元々音作りに定評があるサークルさんですが、それでいて想像を超えてくるので驚かされます。
Track2から早々に突っ込んでくるので猶更……。

あと、本シリーズは「彼女らがヒトの体のつくりに興味津々である」という描写が細かくなされていますが、本作は特に色濃く感じます。
スキュラの方がおそらくヒトより強い生き物で、その生物に可愛がられるというのは中々フェチな……でもきちんと健全にまとめているのがスゴイ。
作者さんのこだわりを感じます。

メイドさんにマッサージと耳かきをしてもらう作品。
明日葉よもぎさんは後述する前作から知りましたが、不思議な色香がクセになります。

シンプルな作品ではありますが、音が良いのに対して値段が安いという純粋な強みがあります。

前作は前々よりYoutubeにありましたが、最近この作品の続編もアップロードされました。単体でコスパが高い作品ですが、これらが実質的に追加ファイルみたいなものだと思うとますますとんでもないです。

種崎さんが演じるのは、大人の色香を漂わせつつも、所々に茶目っ気があって親しみやすい、そんなキャラクター。

一貫して静かめな雰囲気で、寝る前などによく聴いています。
細かな点ですが、息を吸う時のささやかな音が距離の近さを感じるようで良かったです。
音量が抑えめであまり気に留まりませんが、よくよく聴くと背景から聞こえる不思議な鳴き声も異国感があり、情景の説明も相まって没入感があります。

晴れて妹ちゃんと同棲することになった二作目。
単体じゃ楽しめないというほどストーリー性が強い作品ではありませんが、前作を踏まえて聴くことで妹ちゃんの海より深い愛情をますます感じられることでしょう。

本作の特徴は何と言ってもクラゲマッサージ。
濡れたもので撫でられるような、何とも表現しづらい音は独特の気持ち良さがあります。
耳かきと囁きの寝落ち率も健在で、前作が好きだった方ならまず間違いなく買いの一作。

ただし。
当サークルさんの音声は時々女の子の気持ちになって聴く必要があるのですが、本作は人ですらない何かの気持ちにならなくてはなりません。
……頑張りましょう。

このサークルさんの作品の中でも特に好きなダークアンビエント系の一作。

強烈な「毒針耳かき」の文言が目に留まりますが、個人的にはとにかく「ぐっすり眠れる」ことを推したいです。
耳舐めとの中間くらいの耳かき音、こっこさんの低めの囁き声がどちらも不思議なほどに深い睡眠へと誘ってくれます。
縛られ、歪んだ愛の言葉を耳元で延々吐かれるというシチュエーション。これにもグッとくる方は多いでしょう。

試聴して気になった方は是非。
快眠間違いなしです。

おどろおどろしい雰囲気と伝家の宝刀毒針耳かき。
ポピュラーな癒し系作品とは一風異なる、ネガティブな雰囲気が特徴の作品です。

ささやかな水音や主張少なめの耳かき音も相まって、とにかく七瀬真結さんの囁き声が素晴らしい作品です。
終始一貫して静かだから寝落ちにもオススメ。個人的にも睡眠にあたってかなりお世話になっています。
BGMや心音はカット差分もあるため、好みや気分で切り替えられるのも嬉しいところです。

見知らぬ女の子との一週間を暮らす音声作品。
癒しとドラマの要素も両立した作品ということで、一般的な音声作品からすると相対的にドラマ要素が大きめに感じました。

当サークルの最新作「Merry Happy END」にも言えることですが、選択ではなかなか重たい展開が待っています。それ故に人を選んでしまうかもしれません。
しかし、ハマる方は何回でも聞き直したくなるほどこの子にハマるでしょう。

甘くも切ないお話が好きな方にオススメです。

聞き手を恩人と慕う女の子にお世話をされるお話。
しかし時折ひやりとする振る舞いをすることもあって……?

前作と同じくドラマ要素に大きな比重を感じる作品。
それも通しで聴くなら、純粋な癒し作品と呼ぶのはちょっと難しいかというくらいには強烈です。
その分、感情移入の余地が大きく、人は選ぶけどハマる人にはとことんハマるでしょう。

聞き手に結末の選択をゆだねる点はユニークで、当サークルの魅力のひとつだと思います。
ヤンデレが好きな方は、是非とも。

このサークルさんの過去作品である猫屋敷シリーズがとても好きだったので迷わず購入しました。

まったりとした雰囲気、寝落ちに丁度良い収録時間、お求めやすい価格の三拍子が揃っています。
猫屋敷シリーズと同じく誰にでもオススメしたい作品。
今作は店員さんではなく従妹というところで全体的に可愛らしい仕上がりです。緩急のある耳かき音が好きでした。

もともと作り込みに定評のあるクリエイターさんですが。
本作は「ストーリー・サウンド・アクション性など、よりあらゆるところでパワーアップ」の説明に違わぬ作品です。
特に心という難解なテーマを扱いながら、コメディや恋愛要素によってメリハリが効いているストーリー。ここが一番好きだったポイントです。
その他、映像や音響のクオリティも相まって、遊べる映画という言葉が似合うゲームだと感じました。
ただし一般的なツクールゲーより遥かにメモリを食うので、そこだけは注意を。

ひとつ我儘を言うとすれば、終盤(「無意識のアイツ」との邂逅~エンディング)をボイス有りで見てみたかったです。
息が詰まるような緊張感、それを解き放つようなラストスパートがとりわけ素晴らしいクライマックスだったので……。