田中 鈴木的鑒賞一覽

評論家排行榜 837 (有幫助的數量:16)
投稿數排名 - (鑒賞總數:3)
3件中的第 1~3
2024年05月08日 13時59分 (JST) 折扣結束
鬱とエロスと委員長3
Kingdom Come!!
385 JPY 770 JPY / NT$82 NT$164 50%OFF / 35pt (10%回饋)
優等生で委員長な鬱デレその3
眼鏡 水手服 學校/校園
  • 販賣日: 2009年02月26日
  • 銷售數量: 422
  • (3)
  • (195)
  • 評論家推薦!

2009年03月17日

「鬱とエロスと委員長」最終回。全三作中で最長の40p!
物語を締めくくるのにふさわしいボリュームとなっています。
委員長が倣騨(ほうだ)にある計画を持ちかけることをきっかけに物語は結末に
向かって加速していきます。

今作ではシリーズを通して委員長が最も鬱々していて、物語に暗い陰を落としています。
「鬱」の名を冠する作品としてあるべき姿なのかもしれませんが、やはり前作までと
まったく異なる印象を受けます。エロス分も大幅縮小です。
元々正義感が強くまた頑固なところもある委員長は倣騨という支えを得たことで
やや暴走気味になります。それも倣騨を蝕む様な勢いで。
そんな彼女に対して倣騨がとった行動は・・・
最終話ですし一作目二作目と読まれた方が大半だと思うので物語の展開については
今回はここらへんでとどめておきます。

この完結編でもってお互いがようやくスタートラインを迎えたといえるエンディング
でした。最高のエンディングでも最悪のエンディングでもない、一つの節目。
本編中で明確な達成感を得たいという方には満足のいかない終わり方かもしれませんが
個人的には自然なところに落ち着いたなと思います。また、まるで緩やかな長い坂を
上り終えた様な読後感にこの作品の、誤解を恐れずに言うなら少し不快な、それでいて
病みつきになるような魅力を感じました。

7人表示很有幫助
2024年05月08日 13時59分 (JST) 折扣結束
鬱とエロスと委員長2
Kingdom Come!!
275 JPY 550 JPY / NT$59 NT$117 50%OFF / 25pt (10%回饋)
優等生で委員長な鬱デレその2
眼鏡 水手服 學校/校園
  • 販賣日: 2009年02月24日
  • 銷售數量: 436
  • (3)
  • (198)
  • 評論家推薦!

2009年03月17日

「鬱とエロスと委員長」シリーズ第二弾です。前作よりページ数6p増で
描き込みも損なわれるどころかより精細に。
漱石かぶれの注意書きどおり、セリフや独白に漱石調が散りばめられています。
個人的に漱石文学で一番好きなセリフが倣騨(ほうだ)の煩悩によって改変されていた
ので思わず口の端が吊り上ってしまいました。

夏の風物詩であるスクール水着姿、不意打ちの体操服など前回同様エロスが
学校生活に溢れています。
作中の流れは大まかに水泳、雑務、帰宅となります。
そして山場はなんといっても委員長が自分のある体験を、そのときの思いを
告白するところでしょう。彼女が自らの鬱や死ぬことに対してどのように考えているか
を飾り気もなくまっすぐに打ち明けます。
こういう類の弱さをもった人は過剰に軽率な振る舞いや言動をして本来とは異なる
自分を演じたり、極端に内向的になったり、それが他人には不快な印象を与えること
が多々ありますが、この委員長には少なくともこの場面では自分の鬱と向き合って
います。その姿勢が彼女が鬱キャラでありながら忌避感を感じない理由かもしれません。

一作目のテンポの速さと、作中での経過時間を考えると二人の関係の進展は
ややゆっくりに思えます。今作では上記の告白に見られるように「鬱」に重点を置いた
結果と言えるでしょう。

2人表示很有幫助
2024年05月08日 13時59分 (JST) 折扣結束
鬱とエロスと委員長
Kingdom Come!!
275 JPY 550 JPY / NT$59 NT$117 50%OFF / 25pt (10%回饋)
ヒロインは眼鏡で優等生で委員長。そんな鬱デレ。
眼鏡 水手服 學校/校園
  • 販賣日: 2009年02月23日
  • 銷售數量: 537
  • (5)
  • (260)
  • 評論家推薦!

2009年03月17日

「鬱とエロスと委員長」シリーズ第一作です。
主人公「倣騨(ほうだ)圭介」と「江志波 舞依」との出会いから恋愛関係の芽生えまで
が今作で描かれている内容です。奥付、裏表紙含め28p。
主人公は屋上でひとり煙草を吸うのが好きな不良少年で、彼がその憩いのひと時を
委員長の出現によって打ち壊されるところから物語は始まります。
不良少年とは言っても髪を染めて煙草を吸う程度のもので、一人でいるのを好む、
そして委員長のパンツには赤面しちゃう可愛らしい一面もある普通の高校生ですので感情移入し易いと思います。
委員長こと江志波は鬱状態でないときは上品で思いやりのある優等生のようです。
倣騨との出会い以降彼に大胆なアプローチをしていく積極性も持ち合わせています。
そして今作では倣騨とほとんど一緒にいる、つまりデレデレなのでその鬱っぷり
優等生っぷりはあまり発揮されていませんが、そのおかげで全体の暗さが薄らぎ
読みやすい印象があります。

恋人になるまでの距離感やその過程ではなく、恋人になってからどのように彼女と
接していくかがこのシリーズ全体で描かれています。
また鬱と銘打たれていますがその鬱という言葉の魅力に頼った漫画ではないことだけは
確実に言えます。
会話のテンポや展開の早さなどもよく、読むのに苦労したりイライラしたりということは全くありませんでした。
絵に関しては好みが分かれると思います。しかし建物や道などが丁寧に描かれており
人物がそこにいるという印象を感じました。
「鬱」の一文字で距離を置いてしまいそうな方でもお勧めします。

7人表示很有幫助