音声作品の癒しには2種類ある。音と語り。その両方を備えること、それすなわち無敵の最高の作品である。
アトリエメールさんからまた新作売り出されき。大変めでたし。
作ごと同じことを書きたれど、アズレンをやりたらぬ我にも音声作にて質の高きあとりえめえる殿の作は作ごと買へり。
そのため、アズレンをやりしためしのなき方にもさんぷるや挿絵、能登氏のお声のこひしき方はいかにも調べられき。
信濃の話し方に引っ張られほんの少し古風なレビューを目指してみました。古風な話し方はとてもかいらしゅうので、想像以上に彼女の話し方、好きになると思います。
というわけで今作はマイペースというか、少しおっとりねむねむさんな信濃がメインの作品です。
全体を通して評価をします。
【癒しの音】
耳かきやもふもふしっぽ、海の音など基本的な癒しの音がたくさんあります。ASMRのような要素はないものの『眠る』ための作品としては申し分ないほどの癒しの音でした。
【語り掛け】
全編通して優しい声色でこちらに話しかけてくれます。能登さんのゆったりボイスにほんっっとうに癒されました。多量のいちゃいちゃはないものの、信濃独特の優しい距離感は聞き手に安心感を与えてくれます。
【アトリエメールさん作品比較】
こちらに関しては前作の三笠大先輩はキャラと過ごす音声作品に近いものでしたが、今作は安眠という目的の上で信濃と一緒に過ごすという印象で安眠音声作品に当たると思います。
近い作風の作品としては、パーセヴァルや、フリードリヒ、インプラカブルの作品が近いように思います。
以上が作品全体の印象です。
移動時はトラック2の海パートから、お休み時はトラック3からなど要素に合わせて自分なりの聞き方を見つけると良きかな。
本当にオススメなので、まずはサンプルを聞いたり、作品概要を読んでみたりしてみてください。私の駄文をここまで読んでくださった方はきっと気に入る作品だと思います。
嘘を元にしたボケというものは、それを聞く側に、一般常識と少しの教養がある前提で成立する物だと思う。
一般常識と少しの教養があるからこそ、それがボケであると分かり、笑えるという物ですね。
お姉さんの嘘からは「貴方なら、私のこのボケも全て拾って笑ってくれるでしょう?」というような、信頼感と表裏一体のエゴイズムが感じられるようで、その部分が私は大好きです。
Palavras-chave selecionadas pelo avaliador
以前から気になっていたのですが、BOXで販売ということで購入しました。
キャラクターは前から知っていたのですが、声が付くと癒され度MAXです。
いわゆるASMRというものを初めて購入したのですが、3人それぞれ異なる個性や声質で、とても楽しめます。
すでに発売されているコミック、イラストノベルとあわせて購入するとさらに楽しめますので、オススメです。
23/12/2023
普段何をしているのかもよくわからない謎のお姉さんに、カスの嘘を吹き込まれる体験ができる音声作品です
お姉さんは、息を吸うように嘘をつく変な人
いちいちもっともらしく語られるので、嘘を話されている気が全くしないのが、とてもたちが悪くて最高でしたね
寝っ転がって、頭を空っぽにしながら聴いていると、このカスの嘘が脳にしみこんできて、なんだか本当のような気がしてきます
これが新手の催眠音声かっ!?
いや実際、右耳だけ(左右反転版もあり)から、ボソボソっとカスの嘘を流し込まれ続けると、脳がいい感じにトリップしてきて楽しいです
演者さんの餅梨あむさんには、これまでも音声作品で多々お世話になっておりますが、よもやこのような形でバズるとは…(笑)
わりとファンだったので、大変喜ばしいですね
とにかくコンセプトから何から、いい意味でイカれた素晴らしい音声作品ですので、カスの嘘に脳を侵食されたい方は、ぜひ買って聞いてみてくださいね!
23/12/2023
まさか蓄音レヱルシリーズでれいなが出てくれるとは!これまでゆめぐりASMRヤおさんぽASMRでまいてつキャラクターが出てきていましたが、ヒロインたちの中でもれいなはまだ出てきていませんでした。どこで出てくるのか楽しみにしていましたが、ここで出てきてくれて嬉しいです!
個人的にはトラック3が好きです。前二つのトラックではお仕事見学のように二人で御一夜の仕事を見ていくような感じでしたが、ここからはグッと、より近いプライベートな距離になる感じがします。ゆめぐりASMRの方でも出るそうなので、とても楽しみです。
れいなののんびりとした声が耳元で少し抑えめにくるところがあるのですが、かなり眠くなります。とても良いものでした。
23/12/2023
この作品は重い音のみで構成された緊張感が走るような音楽作品です。謎解きアニメや、ミステリーゲームとかでの死亡者発見のシーンとかでながれていそうな作品です。最初から最後まで一貫して緊張感がある作品で好きな人はとことん好きな作品だと思います。ミステリー曲としてかなり完成度が高くいい作品でした。素晴らしい作品をありがとうございました。
23/12/2023
このレビューはセウイン島シリーズを聞いたことがある上での感想です。
今作は同シリーズの中でも不気味さがかなりある作品になっています。同シリーズは基本的に愉快な民謡のようなものが多かったのですが、今作は宗教音楽のようなホラーな感じになっています。不気味なホラー音楽好きなら購入してはいかがでしょう。かなり満足感がある作品でおすすめです。
23/12/2023
「桜の樹の下には」は梶井基次郎の短編小説ですが、こちらの作品は「桜の樹の下には」をノベルゲームっぽい形式で読めるようにしたものです。
自分は「桜の樹の下には」を本で読んだ時は最初は全く意味がわからなくて、その後何回か繰り返して読んでるうちに意味はわかったけど気持ちはわからないというか、なぜそういう気持ちになってそういう納得の仕方をするのかというのがよくわからないまま、こういう物の見かたもあるのかと思った作品でした。
ノベルゲーム形式になっていることで、文章だけを読むよりかなり理解がしやすくなっていると思います。