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『世界は美しく、美しく -dialogue-』 CV 秋野かえで

  • 『世界は美しく、美しく -dialogue-』 CV 秋野かえで [いぬのしっぽ]
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『世界は美しく、美しく -dialogue-』 CV 秋野かえで [いぬのしっぽ]
サークル名 いぬのしっぽ
販売日 2023年12月16日
更新情報 2024年01月30日
作者 Yuki
声優 秋野かえで
年齢指定
全年齢
作品形式
ファイル形式
WAV
/ mp4
ファイル容量
321.38MB

作品内容

物語紹介

秋野かえでさんの優しい語り口で朗読された物語。
小説と散文詩の間の物語です。


本文抜粋

うさぎとかめがある時かけっこで
山のてっぺんまで競争する事にしました。
うさぎは一瞬で遠くまで駆けていきました。
かめは地道に一歩一歩進みます。

うさぎはそりゃなんたって、機敏ですからね。
とてもすばしっこいのです。

かめは身体の関係でそんなに速く走る事ができません。

うさぎは昔の言い伝えであった事を知っていたので
途中でいくつも休もうかなと思ったのですが
休まず山のてっぺんにつきました。
それはもうあっというまでした。

一方、かめも同じく昔の言い伝えを知っていたので、
悔しいなと思いながら。
わからない結果のために山のてっぺんまで進み続ける事にしました。
うさぎは山からの景色を少し一望したそのすぐあと、
かめのところへ走りました。
うさぎにとってこの競争自体はとてもたやすい事でしたので
やはりあっという間に亀のところにつきました。
かめは少しの声で言います。
「手を貸さないでほしい。」
うさぎも少しの言葉で応じます。
「そうだね。わかった。」
うさぎとかめは何日かをかけて。
あの山のてっぺんにつきました。

うさぎは言います。
「これを見せたかった。」
かめは応えます。
「何度も見たくないと思った。けれど。君がいた。
この景色を忘れたりしない。」

歴史の教訓というのは。
少しだけ大事だとわかっていればとても役に立つのです。

更新情報

  • 2024年01月30日
    価格改定
    300円から100円に変更

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