【英語版】夏の夜、線香花火

私は来年から社会人になる。
けれどその前に、清算しなければならない事があった。
セフレの支倉 理央は、高校時代からの腐れ縁だ。
ノリが軽くて、へらへらしてて、でも憎めない先輩。気心が知れた悪友。
彼は私にとってそんな人だった。

半年前から彼氏がいるのに、どうにも言い出しにくくて、長いこと引きずってしまったこの関係。
次に会ったら、そのときには。
……もう、終わりにしよう。

ある夏の暑い夜、先輩が家に訪ねてきて……。


セフレと過ごす、夏の終わり。



◯本作は全編ダミーヘッドマイクで収録しております

◯直接的な表現、淫語、性描写が含まれますので、苦手な方はご注意ください

◯理央がヒロインの他にもセフレがいることを仄めかす発言があります

◯本作は全てフィクションです

◆支倉理央(はせくら　りお)

23歳。あなたの通う大学のOBでセフレ。喫煙者。
陽キャではないが、口調とノリが軽くて、へらへらしていて、つかみどころがないように見える。
しかし他人のことはよく見ており、感情の機微には敏い。
口調は軽いが決して頭が悪いわけではない。態度で損をするタイプ。
あなたとは高校時代からの腐れ縁で、その頃からあなたのことが好きだったが、
うまく気持ちを伝えられず、自分の中の妥協点としてセフレ関係を持ちかけた。
あなた以外のセフレが何人かいる様子(事実は定かではない)。

あなたはもうすぐ社会人になるし、彼氏もいる。
あなた自身もそのことを気にしていることに勘付いているため、
今回で関係解消を切り出すつもり。

クズかと言われればクズだけど、馬鹿にはなりきれない不器用な男。



◆あなた

22歳。大学4年生。
すでに就活が終わり、来年から社会人になる女子大生。
生真面目な性格をしているが、雰囲気に流されがちで、決断能力がやや弱い。
劇中では卒論制作に取り組んでいる。
半年ぐらい前に彼氏ができた&就職を踏まえ、
理央との関係を清算したほうがいいのではないかと悩むも、
言い出しにくくてなかなか切り出せない。
理央は先輩だけど、軽口を叩き合えるフランクな間柄なので、
この関係を喪うのが惜しいと思っている。