妹思いのお兄ちゃんと無垢な妹の、背徳感溢れるえっちで甘い、愛たっぷりな生活のお話。
――なんですけども。暫くの間は。
なにしろ紫お兄ちゃん、声が甘く優しく愛情たっぷりで。それから伝わるこちらへの所作も、柔らかく繊細に触れてくれてる、甘やかしてくれてると分かるのです。
紫お兄ちゃんの第一声、この台詞は何度か聞けるのですが、ここから始まる一日は最高保証。
あーうんうん、私ってば妹だった。そうだった紫お兄ちゃんだ~いすき。
あっという間に紫お兄ちゃんの妹完成です。
ですが。
甘い言葉の端々に漂う『あれ…?』と感じる違和感。それが一つあったかと思えば、紫お兄ちゃんの愛とえっちにどっぷり浸る中にも二つ、三つと増えていく。
でも安心。
紫お兄ちゃんが確り上書きしてくれるので問題なく。快楽に堕ちてればどこまでも幸せ。
お兄ちゃんじゃ、ないけれど。
ヒロインちゃんに催眠かけて妹にした紫さん、エリートな上に催眠はじめ何から何まで出来る男。
その全てを注ぎ込んで包んで愛してくれるのだから、骨の髄からとんでもなく甘くてえっち。
ピアノを弾いてくれた時間は最高でした。
プレイも様々、たっぷり教えてくれるし執着も垣間見え、それ以上に『妹』へ向ける想いの深さがとんでもない。
本来のヒロインちゃんへ相対した時には少し違った姿を見せてくれますが、想いの深さにかわりなく。
聞き終わる頃には、『衿元紫』という人、そしてヒロインちゃんに見出だした『妹』についてもとても深く考えさせられ、どっぷりと紫お兄ちゃんに堕ちました。
指永さんの演技が、とても繊細で本当に素晴らしく。
一番好きな声優さんというのをさておいても、そのしっとりと柔らかな声が更に深く、紫お兄ちゃんの妹だと教え込んでくれて最高でした。
その甘く優しい声に揺蕩い包まれていると、中に潜む狂気にぞくっと震えます。
ぜひとも妹になって絡み付くその愛に囚われ、紫お兄ちゃんとどこまでも堕ちてください。