Danh sách đánh giá của hamumaki

ただ恋愛相談したかっただけのはずが、思いがけず先生の本性を知ってしまって、ヒロインの運命は大きく狂わされていく……。
入室前のノックって大事ですね。笑
裏表のある養護教諭とか、最高の設定過ぎます。
Under Rain作品の密かな楽しみである「……ったく」というぼやきが、本作でも聴けて嬉しい限り。

実はヒロインは端から先生狙いで、「彼氏がいる」というのも気を引きたいが為の嘘だったのでは……と疑いたくなるくらい浮気の葛藤が感じられなくて、いっそ清々しいですね。
恋人と進展したいと言いつつ、内心とうに愛は冷めていたのでしょうか。
勇気を出して誘ったのに反応が薄い彼氏に失望し、自信をなくしていたところに、可愛いとかソソられるとか、何かにつけて褒めてくれる大人の男性に出会ってしまったら、そりゃ彼の方がいいって思っちゃうでしょうし。

先生、他の女子生徒の事は面倒臭そうにしてるのに、ヒロインの話は実践も交えながら最後まで真剣に聞いてくれるし、処女なのを気遣ってセーブしながら優しく抱いてくれるし、体だけの関係と言うには甘すぎるキスまでいっぱいくれるし、こんな「特別扱い」されちゃったら、ねぇ……。笑
特典ではデートをキャンセルしてまで抱かれに行ってて、完全に落とされています。
先生もヒロインにハマってる事を隠しもしないし、何なら別れを唆すような事まで言ってくるし、相思相愛ですよね。

こうなっては、いっそサヨナラした方が、かえって彼氏の為になりそうな気がします。
あんなに天然で男を煽るのが上手いヒロインに誘惑されて手を出さずにいられるなんて、どんだけ聖人なんだって感じですし、彼氏には卒業するまで清い関係でいる事を望んでくれる純情な女の子の方が合ってそう。
他の男性に走ってしまった彼女だけを責めるのも酷で、これは恋愛のスタンスが噛み合わなかったという、不幸なすれ違いだったんだと思います。

本作を聴くにあたっての注意点は「良識を捨てて臨む事」「心が元気な時に聴く事」ですね。
私は聴き終えるのに2ヶ月もかかりました……。心に残る名作なのは間違いないけれど、重すぎてしんどいというのが本音です。

ヒロインの部屋に侵入してきた「誰か」。彼はぶっ壊れてます。

・愛する人を幸せにしたい気持ちは人一倍あるのに、とる手段が斜め上
・ヒロインを脅かす存在への激しい憎しみ
・命に対する認識の軽さ
・目的の為なら手段を選ばない冷酷さ
・10階だろうが20階だろうがクライミングしてくるチート身体能力
・どこに逃げても探し当てる執念深さ
・孕ませようとしてくる絶対の意志(包丁で切られてもそっち優先)
・デカくて絶倫

特徴をまとめてみましたが、まあDusk男子なら割と通常営業ですね。笑
彼の考える「幸せ」が「快楽に溺れて全てを忘れる事」だからって、ウッキウキでバイブ数種類携えて来る神経にはドン引きですよ……。

切り傷を自力で縫合できるとか妙に手慣れてる感じが怖いし、犯しながら首を絞めてくる等、常識では理解し難い行動ばかり。
何故彼がこうなってしまったのかは、物語の終盤で明かされる過去と、後日談で明かされる「副業」の詳細を聞くと全てが腑に落ち、
同情や愛おしさも生まれるのですが、恐怖は逆に倍増するという……。
いや、ヒロインが抱える事情が深刻なので、彼くらいの人でないと支えられないというのも分かるんですが……。
こんな人が、昼間は本性を隠してカタギの仕事をしてるという恐怖。
それでも、三重さんの優しい声がつくとそれなりに受け入れられるんだから、凄いもんです。

川西刑事との決着(?)は特典で回収されますが、これは……。
やはり現実から目を背けているうちは、本当の意味で「ハッピーエンド」とは言えなかったって事ですね。
「誰か」がヒロインの為に下した苦渋の決断は、涙なしには聴けません。

「監禁婚～選択の日々～」を彩った名曲達を、こうして自分のPCにお迎えできる日がくるとは……有難い限りです。
mp3とWAVが選べるので、音質に拘る方も安心の親切仕様ですね。
サウンドトラックという特性上、ゲームと連動した話が避け難い作品なんですが、ここで私がネタバレを交えて語ってしまうのも何か違うような気がするので、なるべく楽曲そのものに対する感想のみを述べるに留めたいと思います。

これホラーゲームだったっけ? と思うような不穏な曲と、束の間の平穏を想像させる明るい曲、ヒロインの芯の強さ・健気さを象徴する美しいながらも力強い曲、リスナー(プレイヤー)を露骨に泣かせにきている切ない曲、そして三楽さんの歌う主題歌。
本作を大雑把に傾向別で分けると、大体このような感じでしょうか。


「その扉は閉ざされる」は不穏な部類に属する曲なのでしょうが、実は個人的にこれが一番好きかもしれません。
「宇宙」を連想するボワ～ンとした音の洪水で脳汁が出て、心地よくなるというか……。
Happy Endのテーマ曲と対になるタイトルになってるところもニクイですね。

切ない系はピアノの旋律が胸に刺さり、どれも甲乙つけがたく好きです。
特に「陽だまりの昔日」「星は泣く」「桜の木の下で ピアノver.」辺りは、ゲームどころか、監禁婚自体全然知らない状態で聴いても普通に泣けそう。

あと、「ペルソナ」のインストver.が入ってるのがポイント高いです。
これで自宅に防音室でもあれば、ひとカラできたのに……。笑
とにかく、素敵な曲を提供してくださったシロさんには感謝しかありません。

以上の感想で、果たして魅力が伝わるのか……。
私が音楽方面の知識に強ければ、もっと具体的で分かりやすい説明もできたのでしょうが、無念です。
やはり最終的に百聞は一見に如かず、実際に買って聴いてみてくださいとしか言えませんね。笑

ワンコとオオカミだけでも嬉しかったのに、まさか第3弾まで続くとは。
本作は急に草食系?って感じですが、「ヒツジの皮を被った何とやら」とはよく言ったもので……。
結局このシリーズの男達の本性は、全員S気質のオオカミだったという事でいいんでしょうか。笑
一緒に飲んだりして、仲良さそうなのが和みますね。そのせいでヒロインが拗ねちゃうんですけど……。

帰りが遅くなったのは彼のせいじゃないのに、お仕置きなんて気の毒ではと思ったのですが、そんな理不尽が罷り通るくらい、甘やかされたヒロインが増長してたって事ですかね。
でも、拘束されてなかなか触らせて貰えない、彼からすれば拷問のようなプレイにまで「意地悪」が及ぶと、さすがにそろそろ主導権を取り戻したくなっちゃったと。
ベッドの上でイチャイチャしながらのマウントの取り合い、勝つのはヒロインか優翔さんか……。まあ、トラックタイトルで推して知るべしですね。
お互いシャワーを浴びさせないところが、何かツボりました。味も匂いも濃い方がいいってか。笑

優翔さんは「ちゃんと謝りなさい」とか、たまにやんわり命令口調になるのが良いですね。
年上らしい包容力も素敵ですが、歳の差は彼にとって気がかりでもあるようです。
若い男に彼女を奪われるのではという不安から、意外な弱音を吐いてくれたりして、さらに惹かれます。
「どんどん俺から離れられなくなればいいよ」と言ってる辺り、主導権を握りたがるのは、彼女を自分に縛り付けたい気持ちの表れでもあるのかも。
「俺だけがお前を暴く事ができてるんだ」って台詞にも、ヒロインから誰も知らなかったいやらしい一面を引き出した事への優越感と、独占欲が窺えます。

優翔さんは、笑顔がぎこちないとか、彼女の欠点をあえて堂々と指摘した上で、そこが愛しいと言ってくれるんですよね。
ありのままの姿を受け入れてくれる、理想の恋人だと思います。

「アリガトウゴザイマスッ!!」「アイラブユー!!」等、文章では表現しきれない台詞に込められた譲さんの感情を、三楽さんの絶妙な演技がひしひしと伝えてくれますね。
「あああ……」だけでもパターン違いがあって飽きないし、読経上手すぎだし、もう実際に聴いてくださいとしか言えないです。
九字を切るシーンなんか、喉が潰れるんじゃないかと心配でした。笑
深呼吸を促す「吸って、吐いて」という声色は、また違った感じで好きです。あの声で寝かしつけられたい……。

譲さんは言わなくてもいい事をどんどん口走り、盛大に自滅していくのが面白すぎます。
取り乱しながらも、どこか楽しんでない? と言いたくなるヒロインとの軽快なかけ合いがツボです。
(オマケの台本には彼女がどういう返しをしたかまで記されてるので、漫才のようにピッタリ息の合った会話だったのがわかります)

テンション高い方が素の譲さんは、エロい事してても萌えより笑いを誘いますね。(色っぽく攻めるシーンもあるので、ぶち壊しとまではいきませんが)
「静まれ俺の右目!」って中二病まで発病していらっしゃる……。本当に愉快な人です。
冒頭のようなキリッとしたキャラを演じ続けてたら、恋人ができても性癖をいつ打ち明けるかで悩むでしょうし、一生隠し続けるつもりなら生き辛すぎるし、惚れた弱み込みで全てを受け入れてくれる心の広い女性に誤爆して、むしろ良かったじゃないですか。
おかげで両片想いが実ったし、人生万事塞翁が馬、ほんと何が幸いするか分からんものです。
告白直後にラブホに誘う肉食系ヒロイン、男前すぎませんか。笑

BGMや場面転換のSE等がしっかり入ってて、シチュ音声というよりアニメ作品のドラマCDを聴いてるような感覚でした。
誤爆に気づいた瞬間の表情ほんっと最高ですよね……この絵、デスクトップの背景にしてしばらく飾っときたい。(追い打ちをかける人間の屑)

トラック4以外は全て30分近い尺という、聴き応えのある作品ですね。
white mist男子はヤンデレになりそうでならない、絶妙な「愛の重さ」を示してくれるところが良いと前から思っているのですが、テオ君にも「身動きできないくらいギュッてされるのいいでしょ? 逃げられなくて」という、胸キュン台詞がありました。

イラストからあざと可愛い系を想像してたんですが、実際は年相応の普通の男の子という印象。
クリや中を弄られながら「イケ」って命令されるシチュが好きなんですが、さすがにこんな男の子の口からは……と思ってたら、トラック1で早々に頂戴できるまさかの展開。

「一人称僕+敬語」のお仕事モードはイラストから受けたイメージに近いんですが、「一人称俺+タメ口」のプライベートモードもあって、日付が進むほどヒロインに心を開き、素で喋る割合が増えていくのがわかります。
緊張でガチガチだった初日からは別人のようで、彼女と過ごした時間が彼を成長させたんでしょうね。
アフターストーリーで同じ大学の子にキレてましたが、ああいう事を我慢せず言えるようになったのも、彼女のおかげかなと。
(家庭環境や、売り上げの持ち逃げの話から、どうも彼は「自分さえ我慢すればうまくいく」と考え、内に溜め込む傾向があったんじゃないかという気がします。周囲とぶつかる面倒を厭ったばかりに、かえってしんどくなっちゃう本末転倒というか)

彼をここまで変えてくれた女性が運命の人でないわけがないのに、たった七日でお別れとかつらすぎますね。
ヒロインも、愛がなければ中出ししてもいいと言えるはずがないし、想いは同じなのに……。
最終日を締めくくる「普通に出会いたかったね」という台詞が泣けます。

彼女恋しさに苦しむテオ君の後日談が切なすぎたので、ミニ漫画の救済が有難いです。
きっとここから、二人の「普通の恋」が始まるんですよね……!

24分と短めな分、サクッとイチャラブを供給できる良作です。
内訳はざっと導入1分、前戯11分、本番7分、ピロートーク5分という感じで、ほぼ要点のHシーンのみなので、あらすじを読んで、本編に至るまでの背景を理解してから聴く必要がありますが、設定がしっかりしてるので補完には困りません。

豪さんは、実家の仕事の手伝いで疲れているであろうヒロインの体を気遣って、今日はHな事はしないと決め込んで、こっそりヌこうとする優しい人です。
「濃密ささやき」は男性から夜這いされるシリーズだと想像してたんですが、本作はそうではなく、彼をその気にさせるべくエロい触り方したり、服を脱がせたり、上に乗っかったり、女性側が積極的に動いてますね。
豪さんもスイッチ入るとクリ攻めや耳舐め等、果敢に攻め返してるので、女性優位と言っちゃうと語弊がありまくるんですが、それに近い雰囲気を味わえる作品だと思います。

個人的に好きなのは、豪さんを乳首とフェラで攻めるシーンですね。
感度の良い男性って可愛いですし、怪我で身動きしにくいのをいい事に悪戯ってシチュに滾りました。自分に女攻め属性はなかったはずが、不思議なものです。
挿れたいと望まれてるのは明らかなのにわざと聞こえないフリするとか、意地悪しちゃうところも良いです。
焦らされるのは初めてという台詞から、日頃は彼の方が積極的なんだろうなと想像させられるので、余計に楽しいのかも。
こんな好き放題できるチャンス滅多にないぞ、ヒロインやっちゃえ!みたいな。笑

ピロートークで、ヒロインを不安にさせた事を反省して、これからは何でも打ち明け合おうって話になったのが、ほのぼのして良いですね。
「怪我さえしてなければ、もっと強く抱きしめられたのに」って台詞にぐっときました。
ピー音過多のキャストトークにも触れたかったのですが、字数制限で断念せざるを得ないようで……無念です。笑

「取引」というキーワードから、もっと殺伐とした駆け引きを想像してたんですが、ブルーノさんはヒロインへの好意を前面に出してくれるタイプで、安心して聴いていられます。
むしろあの言葉は、「生き延びる為に僕を利用してると考えれば楽だよ」と諭す為のものですね。

人間についてよく知らないが故の天然の好奇心と、恥ずかしがるヒロインがかわいくて意地悪したくなる男心の両面から、言葉責めで追い込むのが上手いんですよね、ブルーノさん。
彼女がこっそり海で用を足してたのをバッチリ目撃されてた羞恥プレイっぷりには、笑いを禁じ得ませんでした。
目の前で放尿させられた挙句、顔にかけてしまったり、後ろの穴に指を入れられるプレイで排泄物に言及する台詞もあるので、スカが地雷な方には厳しいかもしれません。

そもそも異種姦ですし、OMCらしいちょっと尖ったプレイが魅力のお話なんですが、ブルーノさんの内面がピュアなせいで全体的な印象は「純愛」寄り。
体を洗ってくれる手つきとか、満を持しての初めての「交尾」とか、妄想力を刺激される台詞運びのエロさにドキドキしていた記憶はあるのに、詳細が飛んでしまうくらい彼の健気さに浄化されちゃって……。笑

母親に捨てられた過去が切ないですね。
同族の女性に興味を持てず人間のヒロインに惹かれるのも、これまでの生活を捨ててでも彼女に付いて行く事を思い立つのも、全ての根っこにそのトラウマがあるような気がしてなりません。

ブルーノさんはヒロインと添い遂げたい一心で、命の危険を伴うある試練に挑む決意をします。
具体的に何をしようとしたのかは聴いてのお楽しみとして、それを思いとどまらせたのは、ヒロインの優しさと愛情ですね。
何とも感動的な締めで、自分的に満点のシナリオだっただけに、ヒロインが喋る事を想定していないような台詞の「間」の無さや、オウム返しの多さが勿体なく思われてなりません。

祐太君のキャラデザが好み過ぎて、ポチる手を止められませんでした。
ベロベロに酔っぱらって舌足らずになったり、切羽詰まった声で「先輩、先輩」って連呼する彼の愛おしさといったらもう……。
最終的には語彙が死滅して、「可愛い」以外の感想がなくなっちゃう作品ですね。笑

タイトルから、酔った勢いでの過ちみたいなシチュを想像してましたが、手を出す前に告白してOKも貰ってて、ちゃんと段階踏んでくれてるのが好感持てますね。
Hの最中にも改めて告白してくれたり、ちゃんと責任取るつもりがある事を窺わせる台詞を言ってくれますし。
トラック2の時は意識はっきりしてなかったと思われるのに、体位を変える時に「しんどくないですか?」って気遣う一言をくれたりする辺り、根っからいい人なのが窺えます。

下着越しでも生でも、際どいとこ同士擦り付けるのが、やらし過ぎてヤバいですねぇ。
一番個人的にエロいと思ったのは、射精に合わせてヒロインが締め付けを強くして(おそらく無意識)、執拗に搾り取ってるように聴こえるシーンです。
台詞はなくとも、彼女の強い愛情と執着心が伝わってきてゾクゾクします。

祐太君は前夜に3回もヤっておいて、翌朝ヒロインの寝顔をオカズに自慰……からの4ラウンド目とか凄い性欲。若いっていいなあ。笑
「よーしパパ頑張っちゃうぞー!」みたいなノリで「腰振っちゃいますよー」って言ってるのが面白かったです。

pdfの制作秘話を読むと、トラック1で祐太君が何を思ってあのような告白に至ったのか、細かいところまで考えられていたのが分かりますね。
解釈違いなど起こす余地もないくらい、凄い熱量で語られてて吃驚しました。笑
購入の決め手になったイラストのラフが見られたのが嬉し過ぎます。

麻生さんのフリトは、酔ってる祐太君以上にほわほわした喋り方に癒されました。
可愛さが祐太君と同レベル……何て人だ。笑

今回のキャストに青梅さんを選んでくれたの、上手すぎると思います。
あの震えるような声がヤンデレに見事にハマるのは病み活で実証済みですが、本作のカオルさんも負けず劣らず、とても歪んだキャラクターなので。

ヒロインが目覚めた直後の接し方は、いかにも優しい「お兄ちゃん」ですが、当たり前のようにお風呂に一緒に入ろうとしてくるところで「ん?」と思わされ、そこからは異常な言動しかないです。笑
体洗ってくれる時の触り方スケベすぎるでしょ……あんなしれっと乳首転がしたり、中に指入れてくるような人が「兄」なワケがない。笑
そのくせ、ヒロインが「本当に兄妹なの?」と疑うそぶりを見せるとキレて"お仕置き"してくるんだから、厄介です。
彼がそこまでむきになる理由も、後になれば理解できますけどね……。

タイトルから察しはつきますが、やはり2人の本当の関係は……。
肝となるネタバレにつき明言は避けますが、真相がアレなら兄妹水入らずの生活も、残念ながらそう遠くないうちに破綻してしまいそう。
妹が傍にいてくれなきゃ生きていけない! とまで思いつめているカオルさんの病みは根深そうですし、ヒロインが支えてあげて欲しいと思うんですが……。

「俺は君を捨てたりなんかしない、ずっと一緒にいてあげるから」という台詞は、自分が言われたい事の裏返しに聞こえてならないんですよね。
カオルさんに「妹」という存在に対する過剰な執着がある事は否定しませんが、真に欲しているのは「妹」というより、「自分を一途に愛してくれて、決して裏切らないと信じられる存在」という気がします。
庇護する者とされる者という、ある種の上下関係を作って安心していたいが為に兄ぶるんでしょうけど、そんな支配的な付き合い方を続けている限り、本当に幸せになれる事もないような気がして……。
どうすれば彼を救えるのか、この物語の先を色々想像してしまいますね。