作品内容
最終巻。国彦の覚醒剤パーティの映像を週刊誌に流し、綾香と自分のセックスシーンも理一郎に見せ付ける慧。薬を慧に奪われた理一郎は、心臓発作を起こして死んだ。慧を殺しに来た国彦も、返り討ちにする。一方重篤だった愁が回復した。火傷の痕を治し、元の顔に戻ってもう一度自分の身分を取り返そうと動き始める。慧は自分の不幸の原因となった弁護士の牛島を殺し、事故を起こした狗宝の役者生命を奪った。慧と愁の、生き残りをかけた勝負が始まる。喉仏岬で対決した二人は、ともに崖から落ち、愁のほうが生き残った。…かに思われたが、実は死んだのは愁で、慧が生き延びていたのだ。野望はまだ終わっていない。そう嘯く慧だったが、愁の死体が発見され…。