日本の特別地域 特別編集59 これでいいのか 滋賀県

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日本の特別地域 特別編集59 これでいいのか 滋賀県 [マイクロマガジン社]
販売日 2023年06月11日
シリーズ名 日本の特別地域
年齢指定
全年齢
作品形式
ファイル形式
コミックビューア(ブラウザ専用)
ページ数 148
ジャンル

作品内容

「畿内」という呼称がある。
昔から都と都に近い京都南部、奈良・大阪のほぼ全域、兵庫南東部は古くから「畿内」と呼ばれ、
日本を代表する大都市圏に位置付けられてきた。
ところが、滋賀は京都のすぐお隣なのに「畿内」に含まれていないのだ。
滋賀といったら、古代には都(大津京)が設けられ、「近江を制するものは天下を制す」といわれたほどの要衝の地。
にもかかわらず、まるで関西からハブられているような哀しさ……。

滋賀が目立たない要因は「通過県」という地域性にもある。
人の往来が活発で、当地に留まらずに通り過ぎてしまう「畿内の窓口」だった土地柄。
有名な近江商人にしても積極的に外に出ていって活躍している。
人の通過県にして流出県でもあるから、どうしても印象は薄くなってしまいがちだ。

ところが近年の滋賀には劇的な変化が起きている。
農業県から工業県へのシフトチェンジに成功し、人が流入する県に生まれ変わったのだ。

意外な発展による劇的で大規模な変化は、滋賀の根本(伝統)を揺るがす危険性をはらんでいるかもしれない。
そうした県内の現状を踏まえ、滋賀の将来が「三方よし」となれるか否か、本書で探っていきたいと思う。

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