作品内容
昭和35年── 高度経済成長期。小学5年生になった義男は、勉強の嫌いな、少しだけ悪ガキに成長し、家の手伝いと遊びに駆け回る日々を送っていた。そんなある日、義男は母から毛糸の手袋をもらうが… そして現代。医師になった義男の元にまた、ひとつの家族が訪れる。「裂脳症(れつのうしょう)」に侵された小さな命。治療法のない裂脳症と診断が下されたとき、両親が決断した答えとは… 第15回文化庁メディア芸術祭〔マンガ部門〕審査委員会推薦作品に選出された、実在する一人の医師と、その「仲間(かぞく)」の物語。