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販売日 | 2024年08月10日 |
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シリーズ名 | パリのハイブランドが欲しがる技術は、なぜ東京の下町で生まれたのか 蔵前の頑固オヤジの反骨仕事術 |
年齢指定 |
全年齢
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作品形式 | |
ファイル形式 |
ノベルビューア(ブラウザ専用)
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ジャンル |
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この作品はブラウザ視聴(ノベルビューア)作品です。 [ ノベルビューアについて ]
作品内容
「僕がブランドを作ろうと思ったその原動力には、男としての野望もあった。
僕の野望は、権力にも、財力にも向かず、ひたすら財布に向けられた。
最高品質の財布を作って、僕の技を日本に、世界にひけらかしてやると思った。
なんて平和な野望だろうか。
権力や財力だとそうはいかないが、財布づくりにいくら野望をぶつけたところで、
誰かが幸せを感じてくれるだけ。
これからも安心してそこに男の野望をぶつけていこうと思っている。
もし、その胸にたぎる野望を持て余している若者がいたら、ぜひ職人になる道を検討してみてほしい。
ものは、その思いをぶつけただけ答えてくれる。
だけど今の時代、職人という言葉が指すのは、
ものをつくる職業に限らず、エキスパート全般を指すような気もしている。
「職人だねー」は、ある種の褒め言葉だろう。
そして、これからの日本を元気にするのは間違いなくエキスパート(職人)たちだ。
この本が、あの時代に失った日本の大事なものを
もう一度取り戻すための一助になればこんなうれしいこともない」(本書「おわりに」より)